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【レビュー巡礼】人と神の違いは、ヒトとネコの違い
こんにちはイコマタヌキです。
マイクロ・WEB🕷️・ライブラリー『Raccoon Dog Library』より、Web小説投稿サイト、カクヨムの作品を紹介します。
紹介作品
作品名:猫は神の洲にまどろむ
著者:丹寧さん
神話をモチーフとした物語、とりわけ日本神話をベースにしたファンタジーを書かせたら右に出る者はいないんじゃんかろうか、と私が勝手に思っている丹寧さんの新作です。
こちらは壱岐島を舞台とした現代ファンタジーです。
前半は「これが島時間なるものか」と思わずにはいられない長閑な時間が流れていますが、後半はなんだか色々なものが正体を顕に……あ〜、あんまり書くとネタバレになってしまう。
丹寧さんと言えば、『風待つ朔』がかなりの人気(私も相当な熱量でレビュー書いた気がする)でしたが、本編は現在非公開。
ですが、こちらの『風待つ朔 異伝』は公開されています。
また神話やファンタジーばかりでなく、現代ドラマやSF、エッセイなど幅広く執筆されています。おそらく映画シナリオなども勉強されてたんじゃないだろうかと、これまた勝手な推測を……
イコマタヌキ舎レビュー
以下、カクヨムに掲載した589のレビュー文です。
白猫姿の神でうすは、ある計らい(配慮?)により、あっさりと人間社会に溶け込んでいた。
瑠唯は開業したばかりのゲストハウスで忙しい日々を送る中、「話せる相手」となった「でうす」が禍つ物を捜索する手伝いをする。
(だが何故か、でうすのお昼寝シーンとご飯のおねだりシーンしか思い出せない)
この島国の中の離島における災いとは何だろうか。
瑠唯がこの島に来た理由も然り、でうすにも、様々なゲストにも、それぞれの目的がある。それらが交錯し絡まり合い、時にほぐれながら、いつしか島に危機が迫る。
壱岐島へは渡ったことがないのだけど、行ってみたいなあ、そして島中をくまなく歩き回ってみたいなあという気になりました。
ちなみに、『伊伎洲』を舞台とした和風ハイファンタジーもあります。
TOP画像について
『Raccoon Dog Library』のレビュー巡礼では、紹介する作品にマッチするお写真を『みんなのフォトギャラリー』からお借りしています。
写真提供:さんかくまゆげ(zhita)さん(yuichiono)
作中に登場する白猫を探しましたところ、こちらのえも言われぬ雰囲気を纏った猫様を見つけました。私は青と緑と黄色が好きなんですが、こちらの背景の陰影・濃淡が深みのある存在感を生み出している黄色も素敵ですね。
瞳の色は作中の設定とは異なりますが、それはまあ、気になる方は作品を読みに足を運んでみてくだされば良かろうってことで。
レビュー巡礼とは
レビュー巡礼については、こちらの記事を参照ください。
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