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なぜナンピン買いはしない方が良いのか?

こんにちは。兼業投資家のYUMEと申します。
これから株式投資を始めようとしている人や
既に始められている人にも、わたしの情報が
少しでもお役に立てれば幸いです。

今回はナンピン買いについてお話します。

ナンピン買いとは、株価が下がったときに同じ銘柄の株を買い増して、平均購入単価を下げる投資手法です。単に「ナンピン」とも呼ばれます。

例:
Aさんは
1株1000円のxという銘柄を100株
10万円分買いました。
(1000円/1株×100株=10万円)
その株が3ヶ月で半額の500円に下がってしまいました。含み損益率は−50%−5万円です。
ここでAさんは思います。今ある含み損がゼロに
なるにはxは今から2倍の株価にならなければならない、、、今まで買った株が2倍になった事なんて数える程しかない、さすがに2倍は厳しいと。
そこで1株500円になって買いやすくなったxを
20万円で400株分追加購入することにします。
(200000÷500円/1株=400株)
平均取得単価1000円から600円にまで
下がりました。
投資額(10万円+20万円)=30万円
   ÷(100株+400株)=500株
⇨30万円÷500株=600円
現在500円の株価が20%の上昇で600円以上に
なれば含み損は無くなる訳ですから一見良さ
そうに思います。
株価が戻る可能性は高くなりそうですし、
心理的負担も軽くなりそうです。

しかし
さらに株価が下がれば買い増した分だけ損が
拡大する事態となります。
どこが底値なのかは誰にも分からないのです。
(特殊な例はありますが)
また人によっては将来上がると見込んで買った
銘柄であれば、既に最初の予想は外れている
も言えるのです。

さらに
資金管理が難しくなる
・機会損出に繋がる
・期待値が狂う
点が大きいと思うのです。
わたしの手法はある条件にあて嵌った銘柄を
複数に分散し、さらに均等買いを基本としてい
ますので特にそうです。
例えば−50%になったらナンピンするというルールを決めたとします。

運良くナンピンした銘柄がナンピンした株価よ
り上がれば、利益が出るか損失を抑えられますが、
もし下がった場合には目も当てられません。
例えるなら今まで4円パチンコで勝ち続けてい
たのに、スロットで大負けして儲けが飛んでい
ってしまう感じになってしまいます。

均等というルールを守るには、
ナンピンをした場合の他の持ち株の比率とズレ
を修正する必要があり、
その分の資金も余力として持っておく必要があ
ります。
ではナンピンする−50%まで下がる株が無かった時はどうなるでしょう、本来得られるはずだった利益が余力を残した分だけ減ってしまうのです。
ナンピンや買い増しをする時期が変わればそれ
だけで期待値は変わってくるので、安易なナンピンはしない方が良いとわたしは考えるのです。

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