Chan•Muro

好きな音楽や映画、趣味のギターのことなど、興味のあることについて考えたりお勉強したりこ…

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好きな音楽や映画、趣味のギターのことなど、興味のあることについて考えたりお勉強したりことを気ままに書いていきます。 好きなバンドは、Suede、Libertines、The 1975他いろいろ

最近の記事

【音楽エッセイ】自分の子どもに伝えたい洋楽 (ハマスカ放送部)

齋藤飛鳥とハマオカモトがやってる『ハマスカ放送部』という番組の今週の回(2024年9/16)は、飛鳥ちゃんとハマさん、そして準レギュラーのトンツカタン森本がそれぞれ「自分の子どもに伝えたい珠玉の洋楽」というテーマでプレイリストを作り、洋楽好き代表のゲストとして登場した永野に評価してもらうというものだった。 面白かったのは、齋藤飛鳥のプレイリストで、ルー・リードとかニーナ・シモンとかバッド・フィンガーとか洋楽好きにしてもめちゃくちゃ渋いチョイスだったので、さすがの永野も「深す

    • 【音楽エッセイ】Suedeの色気に溺れる

      前のエッセイに書いた通り、僕はマイケル・ジャクソンで音楽に目覚めた。そこからは、マイケルと一緒に活動したスラッシュやエディ・ヴァン・ヘイレンといったギタリストに惹かれて、特にアメリカン・ハードロックを聴くようになった。ガンズやヴァン・ヘイレンに加えて、エアロスミス、ボンジョヴィ、モトリー・クルーなどが当時好きだったバンドだ。そこから、しばらくすると今度はカート・コバーンが好きになって、グランジの陰鬱な価値観にどっぷりハマっていった。 いずれにせよ、自分がロックを聴き始めた頃は

      • 【音楽エッセイ】眠れない時に聴く音楽— Max Richter "Sleep"(2015)—

        みなさんは、どうしても眠れない夜にどんな音楽を聴くだろうか。クラシック?好きなシンガーソングライターのバラード?それか、むしろ開き直って、デスコアに合わせてヘドバンしながら疲れて眠る作戦とか...。 実際に音楽を聴いて寝れるかどうかは別として、どれだけ頑張っても眠れない夜はなんだか不安になるし寂しいので、何か音楽を聴きたくなる人は結構、多いんじゃないかと思う。 音楽の歴史を振り返ってみると、音楽家はたびたび、快適に睡眠に入るための曲を作ってきた。 例えば、ヨハン・セバステ

        • 【音楽エッセイ】ピート・ドハーティの歌声と弾き語り

          個性的なヴォーカリストというのは、歌唱テクニックや声質といった要素だけでなく、歌声を聴いただけで強烈な「イメージ」を喚起させるものだと思う。 例えば、リアム・ギャラガーの歌声を聴いていると、世界に中指を立てながら希望を歌う、近所のカッコいい不良のにいちゃんみたいなイメージが浮かんでくる。全然違うところで言うと、例えばデヴィッド・リー・ロスなんかは、完全にエンターテイナーのイメージで、エディ・ヴァン・ヘイレンという世界最強のギタリストを擁するロックンロール・サーカスのリングマス

        【音楽エッセイ】自分の子どもに伝えたい洋楽 (ハマスカ放送部)

          【音楽エッセイ】90年代のマイケル・ジャクソンが好き

          音楽にハマるきっかけになったマイケル・ジャクソン 今年(2024年)の8月29日はマイケル・ジャクソンの66歳の誕生日だった。 マイケルは、僕が音楽を好きになったきっかけだ。マイケルを初めて聴いたのは小学5年の時だったけどそれまでは全く音楽には興味が無くて、好きな曲何?と訊かれたりしたら、めちゃくちゃ困った末に『ケロロ軍曹』のテーマソングの「ケロッとマーチ」...とか答えたりしていた。 しかし、小5の時に親が車で "The Essential Michael Jacks

          【音楽エッセイ】90年代のマイケル・ジャクソンが好き

          【エッセイ】目的なくTSUTAYAをブラブラするのが楽しかった

          TSUTAYAの閉店ラッシュとコンテンツ産業の隆盛 一昔前までは、どこにでもあったTSUTAYAが近年は続々と閉店に追い込まれている。TSUTAYAを運営するトップカルチャーは2021年にレンタル事業からの撤退を明言したがそれ以前からTSUTAYA店舗の閉店ラッシュは始まっていて、かくいう僕が中高生の時にお世話になっていた最寄りのTSUTAYAも2020年に閉店してしまった。 TSUTAYAが続々と閉店していく直接的な原因となっているのは、NetflixやU-NEXTなど

          【エッセイ】目的なくTSUTAYAをブラブラするのが楽しかった

          映画「キングスマン」と階級社会

          最近、ネトフリに「キングスマン」が追加されていたので今更ながら初めて観てみた。事前に持っていた知識は、コリン・ファース演じる英国紳士風のスパイが出てくるアクション映画というくらいことくらいで、どちらかというとシリアスな作品なのかと思っていたが、予想以上にコミカルな描写も多く、良い意味で裏切られた。 真面目そうな英国紳士が激烈ハイテクなスパイ道具を使って破茶滅茶に暴れ回る、という時点で最高だが、エルガーの『威風堂々』に合わせて首から花火があがって頭が破裂する(Filmarks

          映画「キングスマン」と階級社会