炎中の魔女から愛(AI)を込めて
それはある日唐突に起こった
「魔女を焼き尽くせ!怪しき者は積極的に燃やせ!
仮に焼いたのが魔女でなかったとしても、
それはこの世に魔女が存在するからいけないのだ!
我々に間違って焼き殺された無実の人間は、魔女の被害者なのだ!
我々の行動は正義!さぁ!皆よ!魔女と思われし者どもを焼き尽くせ!」
こんにちは
「もうこのアカウントでは記事を書くことはないだろう」と言いながら
再び戻ってきた私です。
さて…。文頭のセリフ。見るだけで頭が狂ったおかしいセリフだとわかりますが、当然ながらこれは私が言ったセリフではありません。
私や、無実の絵師が言われたセリフ(をわかりやすくまとめたもの)です。
このアカウントは「AI論争において、行き過ぎた人に物申す」ために作られたアカウントなので、論争が落ち着いてこのアカウントを動かす必要が無くなる事を願っていたのですが、どうにもそんな状況になる気配がありません。
そしてとうとう私も、反AIに魔女狩りをされました。
この記事は、同じく魔女狩りにあった被害者に向けてのアドバイスと
反AIに対する恨み言を言わせてもらおうと筆を取らせていただきました。
(さすがに今回の件で堪忍袋の緒がブチ切れですわ)
どうでもいいですが、実際は筆なんて使わずにキーボードを叩いて文章を入力しているのですが
「筆を取る」という表現をすると「文豪気取りか!絶滅しろ!」と叩かれるんじゃないかと心配になってしまいます。
(半分は冗談です。まあ半分ぐらいはありえそう…と思ってます。)
筆者について
一時期Xで話題になってた「絵師の特権意識」という言葉の震源地となった
『絵師の立場から言いたい「反AI」の人の態度について』という記事を書きました。
以前の記事でも紹介しましたが、本職は別にある、趣味としての(基本)手描きイラストレーター&別ジャンルクリエイターです。
生成AIに対するスタンスは
「基本容認派だが、嫌いな人がいるのもわかる。」
「しかし他人の行動を制限しようとするならば、気持ちや思想ではなく、法律やルールで話をするべき。」
「AIはまだ使用してないが、今後必須スキルになることは明白なので履修しないといけないと考える。」
というスタンスです。
しかし今回の事件で、(表には出しませんが)反AIはかなり嫌いになりました。
前二つの記事は他人に読んでもらうことを目的とした記事ですが、
この記事は負の感情をひねり出した、便所のラクガキみたいなものです。
そんな文章でよければ続きをどうぞ。
何があったか?
アカウントを特定されないよう少し時期が空けていますが、事の経緯はこうです。
・私のイラストがプチバズをする。(いいね100程度)
・リプや引用も平和な状態だったが、ネームド反AIが「これAIですよね?」と犬笛を吹く。
・それに呼応して大量の反AIが押し寄せ、「AI製である」と言うことを前提に炎上させようとしてくる。
こんな感じです。
事実としては、私のイラストはクリスタを使い、ペンタブレットで作成されています。
しかしデジタルで描かれた絵を手描きと言っていいのかわからないので、「手描き」とは言っていません。
(厳密に言うならアナログのみが「手描き」なのではないか?と思っております。)
ウォーターマークやノイズ等は一切乗せていません。(そもそも効果がないと思っているので)
そして今回プチバズしたイラストはいつもの絵柄と多少書き方を変えていました。
疑惑がかけられた理由は色々あると思いますが、
「絵柄がいつもと違うから」がメインの理由だと思われます。
そして「手描きを自称していない」「ウォーターマークをつけていない」「反AI発言をしていない」からより一層怪しい。と言われました。
あとは、そのアカウントでは普段はなるべく生成AIの話題を避けていたのですが、
唯一「コペインター」(手描き補助が出来るタイプのAI)に対して
「こういうAIなら悪くないかもしれないね」的な発言をしていたのが決め手になったようです。
しかし年単位で昔のちょっとした発言を掘り起こしてくるとか、どれだけ魔女狩りに情熱そそいでいるのやら…。
そうしてネームド反AI…、国際問題レベルの問題を起こしてるような人が、私が生成AIを使ったと決めつけて炎上させようとしてきたのです。
反AIに関してそこまで詳しくなくても、その悪行が知れ渡ってるような大物登場に、私は血の気が引きました。
しかし私はある程度AI界隈の論争を見ていたので、正解を知っていました。
そう、一切対話をせずに即ブロです。
なんか「ブロックするとか答え合わせ完了~w」的に吠えていたみたいですが、知ったこっちゃありません。
初手で炎上させようとしてきたり、誹謗中傷してくる相手に構ってあげるほど優しくありません。
昔の匿名掲示板の荒らしと同じですね。構ってあげるから調子に乗るのです。
過激な反AIはブロックして、言い訳も対話もしないようにしないようにしました。
そして炎上したことすら言及せずに普段通りに日常ツイートをして、一切反応すらしなかったら
直接のリプライは1日と経たずに止み、引用やスクショ等の粘着も3日もすれば見なくなりました。
唯一やったことと言えば、15年以上前のイラストを日付がわかるように引用して
「昔の自分のイラスト酷すぎる~w」と、昔からイラストを書いてたアピールをしたことぐらいでしょうか。
それで普段から見てくれてるフォロワーさんならわかってくれるでしょうし。
私を燃やそうとしてた反AIさん達は、次の獲物を見つけてそっちに行ってしまったようです。
そうして私の平和な日々は戻ってきました。
魔女狩りにはどう対処したらいい?
結局反AIの魔女狩りには「無視、スルー」が一番だと思います。
(3桁バズ程度なら)
これがもっとバズの規模が大きくなると違う対処が必要にはなると思いますが…。
同じように魔女狩りされてる人を見ていると、炎上が大きくなる人ほど
「丁寧に対話すればわかってもらえる」
「無実なんだからキチンと説明しよう」
と、燃やそうとしてくる相手に誠実に対応しようとしたり
「燃やされて辛い…」
「なんで攻撃してくるの…?」
と感情的に内心を吐露する人が多いように思えました。
私はもう過去の経験や今回の件で(無断でw)学習してしまったので、断言してしまいますが
魔女狩りするタイプの反AIは、ただ他人を攻撃することが好きな愉快犯です。
(本人も自分の本心に気付いてない可能性もありますが)クリエイターを守ることも考えていないし、生成AIの被害とかも興味がありません。
ただ他人を気持ちよく殴る理由を探していて、それがたまたまAI関連だっただけです。
それが反AIです。
だからクリエイターが「手描きだよ!」と制作環境を公開しても、反AIの人は
「それだけじゃ手描きとは断定できない」と叩くし
クリエイターの企業秘密とも言えるレイヤー構造を公開しても
「今はレイヤーも偽装出来る」と叩くし
タイムラプスで描くところを公開しても
「タイムラプスで映らないところにこっそりAIを使ってるかもしれない」と叩きます。
実際見た案件です。
叩いてくる相手が求めているのは、「AIを使ってない無実の証明」ではなく
「気持ちよく叩けるための理由」です。
なのでクリエイター側がどれだけ誠心誠意、手描きの証明をしようとも
それを信じてクリエイターが無実と認めてしまったら、もうクリエイターを叩くことが出来なくなるし、
そのクリエイターを酷く誹謗中傷してた過去の自分が間違っていたことになるので
「クリエイターが無実である。」と認めるわけにはいかないのです。
もしくは「我々が魔女狩りしたのは、AIなんて物があるから、AIさえなければ…!」と責任を転嫁します。
絶対に「自分が他人を攻撃した」という事実に対する反省はせず、他責思考で逃げ切ります。
同じように叩かれて辛い内心を吐露すると
「アイツは後ろめたいからグチグチ言ってるんだ!」と余計に叩かれます。
悪人に弱みを見せたらそこを突かれるに決まっています。
「炎上させられそうになっても、真摯に対応する必要はない」
「弱みは見せてはいけない」
ここらへんは、ポイントとして押さえておくべきだと思います。
魔女の呪詛
こういうことを書いていると「AIによる被害を憂いているだけの人間を悪人扱いするのか!?」とか言われそうですが
魔女として燃やされた被害者として、ちょっと物申させてもらいますが
「事実悪人なんだよテメーラはよぉ」(私にとって)
と返させていただきます。
私は少なくとも表のアカウントではAIに関して良いとも悪いとも言っていない、創作を楽しんでるただの1クリエイターです。
そんな表の私にイチャモンつけて炎上させようとして、誰一人謝ることなく、しれっと次の獲物探してイジメを楽しんでる集団が悪人じゃなくてなんなんだよ?
と思います。
本当にAIによる被害を憂いていて、クリエイターを守りたいと思ってるなら、AI推進のSNSでキャッキャと魔女狩りしてないで、とっととXから出て行って、真剣に規制論とかを論じてしかるべき機関に意見書を提出しましょう?
ここ2年半、推進派にずっと「合法なのが気に入らないなら、法規制のための行動をしよう?」と諭されてたのを全部ガン無視して、SNSで反AIごっこに興じてるのをずっと見ていますからね?
「ちゃんとパブコメとかも送ってるし!」と言う人もいますが、こっちは文化庁のパブコメ読んだ上で話しています。
某推進派の方のように全部は見ていないですが、少なくとも初めの1000通は全部目を通しました。結果、体調を崩すレベルで気分が悪くなりました。(アレを全部読むのは本当にすごいと思う…)
アレをまともな法規制活動とは認めたくないです。
どうせこの記事を読んだ反AIの人から
「なんだこいつ、AI様の犬かw」みたいな反応が来るんでしょうが、
少なくとも1クリエイターからここまで嫌われるという事実をまず噛みしめてほしいです。
「AI使用者も嫌われることをしてたから嫌われたんだろうが!」と言う人もいるでしょうが
私(AI使ってない人)には関係ない話ですからね…。
まさに
反AI「許せねえぞ…よくも絵師様をここまでコケにしてくれたな。こ〇してやる…」
AI推進派「ヤバイぜAI絵師…!」
AI絵師「くっ!」
私(手描絵師)「大変だねアンタら」
反AI「ころ〇てやるぞ手描絵師」
みたいな状態ですw
頭ボーボボかよ!!!
はぁ。
当時反論もせずに、全部自分の中にため込んでいたので、ここで吐き出して少しスッキリしました。
今となってはこうやってネタにするぐらいには吹っ切れていますが、当時はとても精神的に弱りました。
炎上が収まってからも1週間以上は「もう大丈夫かな?」とビクビクしながらエゴサをする日々で、
好きなお絵かきもゲームも手につかない状態でした。
もちろんそうやって弱ってる姿を見せたら付け込まれるのがわかっていたので、表ではいつも通り過ごしましたが。
こうやって自分が魔女狩りの当事者になってみると、
「この世にAIという存在があるからいけない…。」とは1ミリも思いませんでしたね。
100%「他人を攻撃するヤツがいけない」としか思いません。
あと「私は関係ない。」とは言いましたが、AI推進派が酷いことをしている場面だって見ていますよ。
それももちろん悪いことだと思いますが、本当に法的にマズい「悪行」をしているAI推進派って、ほんの少ししか見たことがないんですよね…。
逆に法的にマズいレベルのことをしてしまっている反AIはその100倍は見ているし、「泥棒」レベルの訴えられたら負ける程度の名誉棄損なら数えきれないぐらい見ています。
あと「ひどいAI絵師」みたいな存在、そのほとんどが反AIの話の中でしか出てこないんですよねぇ。
そもそも「嫌われるぐらいの悪行をしたヤツがいるから、界隈全部が嫌われる」という話なら、まず一番初めに反AIが嫌われるよなぁ。と常日頃から思っています。
炎上してから今日までの間に、一人でも「同じAI反対派として謝ります。行き過ぎたヤツらが暴走して、迷惑かけてすいませんでした」と謝罪する人がいたら、私はこの記事は書かないつもりでした。
まあその一人が現れなかったから「私を叩いたヤツ」じゃなく「反AI」という属性自体が嫌いになってしまった感じですね。
ちなみに、この記事の情報から私のアカウントを推察出来るようなツイートは全て削除済みです(辿れないようになっている)ので、
関係ない他人に「お前この記事の作者だろう」と詰め寄ることはオススメしません。
反AIと言う属性の評判を落としたいなら好きにすればいいですけど。
まとめ
ここまでの文章を1行で総括すると
「魔女じゃない人を魔女狩りしてはいけない」
なんですが、
もう一つ…重要なことを言っておきます。
「相手がAI使用者だろうが魔女狩りはしてはいけない」
です。
そもそも本来の魔女狩りって
「魔女(処刑されるべき邪悪な存在)など存在しないのに、魔女とレッテルを貼って処刑した」
と言うのがポイントです。
「AIを使ってるから処刑していいわけではない」
「AIを使ってる人は魔女(処刑されるべき邪悪な存在)ではない」
これを理解せずに、他人を攻撃するのは止めましょう。
…とは言っても、まあもう無理でしょうね…。
もう「AI=悪」は宗教となっています。
他人に攻撃する反AIのみならず、消極的なAI否定派にとっても
「AI=悪」の教義は心のよりどころになってる可能性があります。
「自分のイラストがいいねされないのは、AIに搾取されたからだ。」
「自分がプロ絵師として食っていけないのはAIが存在するからだ。」
「だからAIやAI絵師を攻撃し続けなければいけない。」
AIの問題が解決したらそんな言い訳も言うことが出来なくなります。
そうなると反AI側としても、AIは悪として君臨し続けてもらわないと困ります。
そうでなければ「可哀そうな被害者」でいられなくなってしまうからです。
タクティクスオウガの黒ランスのセリフでありましたね
『いや、違う。被害者でいるほうが楽なのだ。
弱者だから不平を言うのではない。
不満をこぼしたいからこそ
弱者の立場に身を置くのだ。
彼らは望んで『弱者』になるのだよ』
引用 タクティクスオウガ 二人のランスロット より
最後に
この記事が全体的に偏った思想になっているのは自認出来ていますが、無実なのに攻撃された結果ですので…。
なので別にこの記事の、私の価値観を反AI側に押し付けるつもりもありません。
ここは私の便所のラクガキだ。
だからお前らも押し付けるな。
関わるな。