始末書

8月18日は、のりたま将棋クラブとV tuberチームの交流戦3日目でした。

背景として、2000点以上のローランさん枠で応募したが落選してしまい、わがままで出して欲しそうな顔をしていたら、のりたまさんが飛び入り枠を紹介してくださり、参加することができました。

相手の方のウォーズ棋力から見て、まじっくりん出すのはなんでだ?的な見方があるかもしれませんが、僕のわがままです、はい。

2日目までの勝敗は3勝3敗で、本来15局だった交流戦に偶数飛び入り枠の本局はエキシビジョン的な役割かもしれませんでした。しかしわがままな僕には関係がなく、とにかく目の前の相手に勝つということを目標に準備しました。

戦型選択に当日昼まで悩み、まずR差で後手番確定。相手は四間飛車藤井システム使い。書籍も出た右四間エルモや、昔の裏芸左美濃急戦も考えました。奇襲大全からゴーゴー左美濃も考えました。しかし居飛車を選択して万が一研究にハマった場合のリスクを考えました。結論、先週の土曜日、みよぴーさんにボコられた際に準備していて出す暇が無かった相振り飛車にしました。

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相振り飛車で目指すのは、後手なので三間飛車にして端を集中砲火作戦を採用。相手のウォーズ棋力が本当なら、受け方は多分知らないと見て。

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相振り飛車の四間飛車はあまり経験がなく、6筋の歩を切って6七飛車と引き、8筋に転換…というイメージ。後手が端を突き越したので先手もお付き合いだが、飛車角銀が使えていない形では中央で駒組み負けのリスクが高い。相振り飛車は振り飛車にあらず、相居飛車のごとく駒組みでポイントをあげられるかが優劣に繋がる場合があるので要注意。

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歩を手にして端を伸ばし、角桂をセットして端攻め準備完了。ちなみに先手が1筋の歩を受けた場合には2筋の歩を伸ばして交換して2歩を手持ちにすると破りやすいようだ。

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駒組み段階で後手が指しやすいが、▲3六金が形勢を大きく損ねてしまった。△2五桂を防いだ手だが、△35歩〜2四歩で金が助からない。

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金を助けようと必死の抵抗だが、ここは△2六角〜3七金が強烈で、急所を破れて終局近し。普通は。

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ここで3八から清算するか、2八金と打って手がかりを残しながら攻めるか…正解は…越後製菓!ではなく△4七桂で詰んでいた。。。ここからとんでもなくおかしくなる。

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負けないように負けないように…△5五桂…団体戦に出してもらえて…▲5六玉…勝ち越しになるかどうかの大事な一戦…△7八龍…家族の協力で別室で将棋を指させてもらっている…△7八龍…

あれ?▲同角成?!

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対局中も寄せ損ないを自覚していて、極め付けがこの龍取られです。わがままで団体戦に出してもらって、このザマだと…。呆れたのと申し訳ないのと、冷静に意地でも勝たなければと局面を分析。

まず、美濃囲いが無傷。先手の角も働いていない。失った大駒は、2枚替え✖️2。いわゆる、堅い・攻めてる・切れないの状態。

冷静になれたのは団体戦の責任があったからで、ウォーズだったら投了して次の対局にいったかもしれません。

気を取り直して小駒で迫る。

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王手飛車取り。

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王手龍取り。

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最後は角を取って詰み。失った大駒を取り戻したところで、相手の方の投了となりました。

これで団体戦スコアは4勝3敗となり、勝ち越しで4日目につなぐことができました。内容は目も当てられないものでしたが、勝ち星をもぎとることが出来たのは大きいと自らに言い聞かせます。と、同時にくりそら外務大臣から詰将棋サボるなと叱られましたのでまた精進します。

続く9局、がんばってください!

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