真木あきら

昭和19年10月山梨県生まれ。75歳。今年に入ってコロナで出かける場所が次々に閉まり。…

真木あきら

昭和19年10月山梨県生まれ。75歳。今年に入ってコロナで出かける場所が次々に閉まり。家で物語を描き始めました。 子供の頃の思い出話と思い出の歌の話を音声にて配信してます。「じいじの雑記帳」より俳句や詩も発表します。二胡を練習中なので上手になったらそれもアップしたいです。

最近の記事

じいじの詩集ー紙飛行機になって

紙飛行機になって 青空を飛んだよ 街の人は見上げていたよ 山も川も車も絵のように 下に見えて 心地よい風が吹いていたよ 空は青いよ広いよ タカとカラスが不思議そうな顔して寄って来て しばらく一緒に飛んだよ アツ帰らなくっちゃ 回れ右して 帰り道を急いだよ 運動場が見えてきて 友達の顔が見えたよ 着地したところで目が覚めた 僕は布団の中だった

    • じいじの詩集ー別れる君へ

      別れる君へ 歌を送ろう 僕の作った歌を 悲しい曲にはならない 未来を夢見て別れる 二人だから 山へ登ったよ 君と別れた足で 見下ろす景色は過去のもの 上へ上へ いつか夢の頂で 君に会えたら

      • じいじの詩集ー中秋の名月かあー

        中秋の名月かあー 思い出すなあ 何処の家でも お団子をいっぱいつくって 縁側の戸を開け放って すすきとお団子を飾っていたっけ 村の子供達は私もそうだが 自分の家にあるのに 上げたかえー下げたかえーなんて言いながら 貰って歩いたっけ 今ではそんな風習も無くなったが お月さんは あの時と変わらないなあー 今は一人で すすきも団子も無い部屋で 満月を眺めている 思わずつぶやいた いいなあー お月さんは歳をとらないで

        • じいじの詩集ー平和っていいね

          最近つくづく感じる事がある 花屋の店先に飾ってある花と 街で行き交う女性の綺麗になっていること 日本は平和が続いているからですかねえ 花と女性を綺麗にする 平和ってやっぱりいいねえ

        じいじの詩集ー紙飛行機になって

          じいじの朗読 講談 木下藤吉郎の巻2

          太閤記より朗読。

          じいじの朗読 講談 木下藤吉郎の巻2

          じいじの朗読 講談 木下藤吉郎の巻2

          じいじの詩集ー散歩中に

          散歩の途中 小さな紫の花が咲いていた 雑草だろうけどきれいだ 私は手を伸ばして折ろうとした でもやめた 私の部屋に飾るより この花は ここで咲いている方がいいんだ 少し歩いて振り返った 始まったばかりの秋の涼しい風に 優しく揺れていた

          じいじの詩集ー散歩中に

          じいじの詩集ー草や木の強さ

          草や木は強いね この暑さの中でも 濃い緑に輝いて しおれた葉っぱなんて見た事ない この頃空の青さが違ってきたよ いつもと違って濃くなって来ている もくもくと湧き出している雲も 夏の終わりの雲だよ 小さな秋見つけたような 気がしたよ

          じいじの詩集ー草や木の強さ

          じいじの朗読 講談 木下藤吉郎の巻

          講談 木下藤吉郎の巻より。最初の部分。

          じいじの朗読 講談 木下藤吉郎の巻

          じいじの朗読 講談 木下藤吉郎の巻

          じいじの詩集ー暑すぎる夏

          暑かった夏 セミの鳴き声さえも少なかった おそらく地球始まって以来の夏 でももう直ぐだ 季節は確実に進んで 思い出の中に 閉じ込められて行く この暑い夏が 懐かしく思い出される日が きっと来る

          じいじの詩集ー暑すぎる夏

          じいじの詩集ー母の背中で

          母の背中に負われて見てた 白く咲いてた百合の花 小鳥はさえずり あたり一面緑の中に 静かな風に揺れていた 峠の山道細い道 ポッカリ浮んだ白い雲 他に行きかうひともなく 陽はまだ高く明るいが 家路を急ぐ二人です 暑いくらいの時でした 蝉が鳴くには未だ早い 峠の山道細道を 緑りの風に吹かれつつ 母の背中に揺られて越えた 白い花咲く山でした  

          じいじの詩集ー母の背中で

          じいじの詩集ー春風の丘

          春風そよ吹く丘の上 小鳥の唄に誘われて 皆んなが笑顔で歌いだす 山のふもとを乗り合いバスが ゆっくり走って行きました 春風そよ吹く小川では 子供が楽しくどじょう取り 乗り合いバスのお客さん 笑顔でそれを見てました 春風そよ吹く丘の上 空は青空澄み渡り 幸せ来るよと言うような 雲がポッカリ浮んでる

          じいじの詩集ー春風の丘

          じいじの詩集ー人生はドラマだ

          人生はドラマだ うらやんでみても 人の人生生きられぬ コツコツと努力してみろ 少しずつ積み上げたものが 自分のドラマになる 作れ自分のドラマを 素晴らしいドラマを

          じいじの詩集ー人生はドラマだ

          じいじの詩集ー海に叫ぶ

          海に向かって君の名を 叫んでみても 返事は波の音ばかり 夏の日の夕暮れは とても一人じゃ居られない 悔やんでみても あの日には戻れない 砂浜に書いた君の名前 波が消してゆく 波の向こうに君が 居る様な気がして もう一度叫んでみても 夕陽の海は 静かに暮れてゆくだけ

          じいじの詩集ー海に叫ぶ

          じいじの詩集ーゆかたのきみは

          ゆかたの君は素敵だった 線香花火の消える前に そっと心でつぶやいた 好きだよと 遠くの田んぼには ほたるが舞って 川のせせらぎは静か 山のすそ野を走る 電車の警笛は細く長く ああ懐かしい 故郷の夏の夜

          じいじの詩集ーゆかたのきみは

          じいじの詩集ー地球の涙

          雨が降っている 窓を開けてじっと落ちて来る雨を 見ている 何か地球が泣いているように 思えてきた 温暖化がいやなのか そうだろうなあ 地球だって暑すぎるのは きらいだろうなあ それとも人間同士の争いが嫌なのか それもあるかも そっとしておけば 素晴らしい自然の中で暮らせるのに 人間が壊してゆくような そうだきっと地球は泣いている 本当にこれは 地球の涙かも知れない

          じいじの詩集ー地球の涙

          じいじの詩集ー川の流れも人生も

          川の流れも人生も 流れるままに 元には戻れぬ運命なら せめてあの子と暮らしたい 青空の下夢追いかけて 水の流れをじやまする石も 流れは上手くあしらいながら 先へと進む 困難大き人生も 上手くそれを乗り越えて 先へ先へと進むのだ

          じいじの詩集ー川の流れも人生も