KNTテキスト「趣味の飲芸」
「とりあえず、ビールね ♪」
店で言い放ったときのワクワク感が好きだ。
「とりあえず」とは
単に間に合わせなんかではない。
私にとって「何はさておき」級な枕詞だ。
とはいえ、性根が横着なので
飲み方や銘柄に執着やこだわりは特にない。
セールだった缶ビールでも、
レンチンだけで作ったメニューでも
ちょっとイヤなことがあって
トボトボ帰宅しても
喉をすべる黄金色の液体が
心地よいと思えたらすべてよし◎
先日、元同僚を訪ねて神戸へ来た私を、
彼女が最近見つけたというお店に連れて行ってくれた。
このお店はクラフトビールの種類が豊富で
飲み比べセットなどもある。
七時前だったのに、
店はすでにたくさんのお客さんで賑わっていた。
いいねえ、おとな神戸っ子♪
店内だけでなく、外にもテーブル席が4~5席。
より美味しく頂くために
私たちはエアコンの効いた室内ではなく
外席に陣取る。
カンパイのためのファーストチョイスは
キリン一番搾りプレミアム
私の印象では、キリンビールは
品の良い苦みが、いとよろし。
普段、ビールを習慣的に飲んでないと
キリンはちょっと飲みづらいらしいが、
一番搾りはこの苦みのバランスが売りと言える。
何を頼んでも料理の味にそっと寄り添ってくる。
この日、西日本広域に低気圧が接近。
その影響により神戸もかなりの高温多湿日。
つまり、ビール日和である。
サウナのような夕べに飲むビール
この上もなく、旨し!
これを幸せと言わずして何という。
今宵のこの一杯のために
今日もみんなよく頑張った(笑)
「とりあえずビール」の王者を
枝豆のニンニクオリーブオイル炒めと
エビのアヒージョ&バゲットで飲み干して
二回戦、クラフトビール飲み比べ3種
銘柄をチョイスしてオーダーできる。
200㏄程の小さめグラスなので、
泡が消えないうちにそれぞれ飲めるのもいい。
・瀬戸内ヴァイツェン
ヴァイツェンはドイツ語で「小麦」
小麦を50%以上使用したビールのこと
(日本酒だと純米酒みたいなカンジ)で、
フルーティなものが多いが、この瀬戸内ヴァイツェンは
驚くほどすっきりした喉越しながらコクもあった。
リピ確定 ♪である。
美味いぞー山口県!
・スプリングバレー
キリンのクラフトビール
最近は吉永小百合さんがCMやっている。
深みとコクがクラフトっぽくて、
一口飲むとホップの香りが拡がる。
高級なビールって感じ。
小百合気分でお上品に飲み干す。
・ゆずラガー
ラガービールは喉越しスッキリ、切れの良い、
飲みやすいビール。
普段ビールを飲まない人は
迷ったらラガー(もしくはピルスナー)がおススメ。
これは、ゆずをふんだんに使用ってことで、
「ゆずジュース⁉」と思うくらいゆずの香りが
口から鼻に抜ける。甘みも強い。
おつまみは無い方が良いみたい。
私の味覚で常々感じているのは
ビールは中ジョッキ(450㏄前後)なら3杯までが限界。
それ以上は何を飲んでも味は一緒。
主成分は小麦。
それを炭酸で流し込むからお腹もパンパンになる。
なので、ビールを美味しく飲みたければ
4杯目は止めておいた方が〇
・・・と言いつつ、
ニンニクの効いたオリーブオイルに浸したバゲットが
私におかわりを叫ばせるのだった。
ごちそうさまでした ♪
今回のお店、おススメです。
神戸駅から徒歩3~4分。D51(デゴイチ)が目印。
ビールのテイクアウトもやってるみたい。
(どんなニーズだろう?歩き飲み?)
ご興味あれば是非♡
※補足 タイトル「KNTテキスト~」
「KNT」は「かきのたね」の略称です。
(NHKっぽくしたかった)
では また。