出かけてきたよ⑬(仙台①)
(この夏の里帰りの思い出を綴っています)
楽しかった函館に別れを告げ、次なる地に到着。
街のいたるところにある、色とりどりの飾りが美しい。
仙台。
駅の周りは、想像以上に開けている。
早速楽しんだ、名物のずんだ餅。
枝豆の鮮やかな緑とやさしい甘さに、魅了された。
風に誘われるまま、街歩きを楽しむ。
瑞鳳殿へ。
境内の見事な杉林。空気が凛としている。
この空間にいるだけでも、心が浄められる。
参拝客はみんな、霊廟を目指してまっすぐ歩いていく。
ふと、私は立ち止まる。
坂道の左手を何気なく見て、驚いた。
「旧薩摩藩士の墓」
こんなところに、旧薩摩藩士の方のお墓があるとは。
その歴史的経緯を、看板で知る。
西南戦争後、西郷軍は国賊として、全国各地の監獄に分散して収監された。先日訪れたばかりの鹿児島。
そこから遥か離れたこの仙台に、収監されていた薩摩藩士がいらして、
ここで亡くなった人がいたとは。
招かれるまま、その奥にある「瑞鳳寺」へ。
寺院の敷地内は、とても静か。私達家族以外、誰もいない。
瑞鳳殿は、厳かで華やかな感じを受ける建物だ。
鳳凰や獅子。極彩色の、細かい飾りがされている。
瑞鳳殿は、とても美しかった。
でも、この境内で印象に残ったのは、
瑞鳳寺にいらした御神木。
西郷さん、土方さん、そして薩摩藩士達。
この夏の旅は、”幕末系”の方々に出会う縁があるようだ。
夏の陽を浴び、輝く御神木を眺めながら、志士を想った。
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