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出かけてきたよ⑰(京都)
(昨年夏の思い出を綴っています)
東京から一旦、関西へ。
翌日は、京都に出かけた。
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この地も、世界中方々からの訪問客でいっぱい。
多言語が飛び交う建物内の暗がりから、戸外へ。
見上げると、夏空が広がっていた。
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長い付き合いの友人と、再会。
お互いの「たった今」を共有し合える仲は、貴重だ。
各々大きなかき氷を前に、話が尽きない。
この日も猛暑だった。ふらりと、八坂神社と安井金毘羅宮へ。
それぞれの神様から、お守りをお受けする。
暑さのせいか、境内はお人払いされていた。
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駅に着くと、タイミングよく新快速が滑り込んできた。
揃いの運動着を着た大勢の高校生達の後ろから、私は車内に入る。
見渡して、驚いた。座席がほとんど全部空いている。
その車両の通路は、先ほどの高校生でいっぱい。
彼らは、席があっても座らないことにしているようだ。
だから、京都発の新快速では非常に珍しいことに、
座席が空いたままになっていたのだ。
そっと、座席に座る。なんだか、有難い。
そして、ゆっくり車窓からの眺めを楽しんだ。
淀川を越える頃、何気なく、受けたお守りを思い出した。
トートバックの中を見て、驚く。
袋に入った、お守りが無い。それも、両方とも。
私は持ち物が少ないので、
かばんの中にはいつも、財布しか入っていない。
それは、ちゃんと入ったまま。
そっと中身を検めると、何も変わりない。
驚きと訝しさでいっぱいのまま、故郷の街に到着。
夕陽を受けながらの道中、お守りのことを考えた。
それにしても、不思議でしかない出来事。
きっと、私がお預かりしたお守りは、
護られるべきどなたかのところに届いたのだろう。
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