出かけてきたよ⑧(長崎)
(この夏の思い出をゆっくり綴っています)
眼鏡橋から、グラバー亭へ。
神鳴りと雨の恵みにつつまれながら、坂道を歩いた。
グラバー園を後に、長崎孔子廟へ。
中華圏の施設が大好きな私。
その極彩色の中国建築様式の建物へ歩を進めるたび、高揚する。
ここには、日本で最大の孔子坐像が祀られている。
また、同じ顔が無いといわれる七十二賢人の石像も。
敷地内の中国歴代博物館と史料館では、
たくさんの資料や銘品が展示されている。
もちろん、孔子、論語についても知ることもできる。
聖人とされた、孔子の自画像を見る。
あれっ、なんだかユーモラスなお口元。
その大きな歯は、聖人のシンボルなのだとか。
雨上がりの中華街を抜けて、出島へ。
出島に行くのは、初めてのこと。
橋を渡り、門で入場料を払う。
ちなみに「出島商館員(出島ファン)」になると一年間、
何度でも出島に入ることができるようになるそうだ。
日本の鎖国時代に、ヨーロッパから来日した人々の人生を思う。
昔は飛行機は無いし、船があっても今のようにハイテクではない。
異国との行き来は、命懸けだったろう。
今は望めば、地球上の大半、どこでも出かけることができる。
有難いなあと、西洋と江戸文化が交ざる街を眺めた。
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