出かけてきたよ㉑(東国三社②)
(昨年夏の思い出を綴っています)
鹿島様のもとを失礼したところで、お昼を過ぎていた。
バスは予定通り、息栖神社に向かった。
穏やかな水域を過ぎ、境内へ。
忍潮井からバスに戻ろうとしたわずかなタイミングに、
気さくな神職の方に出会った。
その方から、この神社のお話を色々うかがったことを縁に、
身に着けるタイプの金色のお守りを受けることになった。
家族と私、合計の人数分出してくださった4体から、
それぞれが1体ずつ選び、光を運ぶお手伝いをすることになった。
実は、この神社でお守りを受ける心づもりはしていなかった。
それでも、方々を旅し、遠方に暮らす私のもとにいらしたということは、
ここの神様はより遠くへ光を届けたい想いをもっていたのだろう。
香取神宮周辺での思い出は、美味しいお団子をいただいたこと。
「厄落としだんご」
これが本当に美味しかった。ふわふわもちもち。出来立て。
香取神宮に訪れた時の私の印象。
それは、「放課後の時間の学校」といったものだった。
学校の校舎があり、用務員さんが掃除していて、残業してる先生もいる。
しかし、子供達がいない。
だから学校内には、日中のようなエネルギーの動きやドラマは起きない。
そんな、とても静かなところ、だった。
東国三社にご挨拶して、都内に戻る。
同じ国の中だけど、違う国のよう。
家族たちはすぐに、その煌びやかなエネルギーに馴染み、
楽しそうに闊歩している。
私はゆっくり、空を見上げながら歩く。
地上の光が空に反射して、ほの明るい夜空が広がっていた。
私は自宅外で勤務する日、”お守り袋”に預かっているお守りを全て入れ、
神様にご一緒してもらって出かけることにしている。
去年の夏からずいぶん日が経った、つい先日。
いつものように帰宅後すぐ、”お守り袋”からお守りを一体ずつ
神棚に戻していった(帰っていただいた)。
すると、驚いたことが。
息栖神社からお預かりしたお守りが2体、袋内にいらっしゃるではないか。
前述したとおり、確かに目の前で4体あったところから1体ずつ選び、
これまでも私は、1体しかお預かりしていなかったのに。
すぐに、この息栖神社のお守りを預かった家族全員にたずねた。
可能性が低いけど、もしかしたら家族誰かのお守りが
遊びに来られたかもしれないからだ。
しかし、やはりそれぞれが1体ずつ預かっていることがわかった。
誰かのものが紛れている可能性は無くなった。
この”お守り袋”は帰宅時いつも空にしていたので、
入っていたのに忘れていた、といった可能性もない。
ビニールのカバー同士で張り付いていたかもしれないとも思ったが、
外出の度に”お守り袋”に息栖神社のお守りを入れてきたので、
そうであれば、とっくに気づいていただろう。
また、記憶をたどっても、1体だけだったことは確かだ。
不思議だなあと思いつつ。
今は2体に、護っていただいている。