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②ビジネスプロセスマネジメント アナログ職場ほど「生成AI+プロセスモデリング」

今、読んでいます。極めて良い本だと思います。

ですが、これを実行出来る人、殆どいませんよね?
そりゃそうです。この方法論自体が属人的ですもの。
これで私も散々悩んだのだ。
頑張れば頑張るほど、皆を置いてけぼりにする。
早速、愚痴る。


「ビジネスプロセスの教科書 第2版―共感とデジタルが導く新時代のビジネスアーキテクチャ」を読んでいます。
極めて良い本なのですが、この本の内容自体が実行しようとするスキル、極めて属人的なものです。
勿体ない。
これこそ、生成AIがそのまんま役にたつと思うのですが、そういう発想に普通はならないですかね?

プロンプト

その発想は非常に鋭いですね。
**「ビジネスプロセスの教科書 第2版」**の内容は、確かに共感とデジタルの融合を重視しており、ビジネスプロセスの設計・改善のための方法論が詳しく書かれています。しかし、これを実行できるのは、現場経験が豊富で、プロセス設計や組織の変革に深い洞察を持つ人に限られるため、属人的になりがちです。

まさにこの点こそ、生成AIが「そのまんま役に立つ」領域だと思います。
なぜなら、生成AIは以下のような強みを持っているからです。
ナレッジの標準化
属人的な知見をAIが学習し、現場の誰でも活用できる形で提示できる。
特定のスキルを持った人材がいなくても、プロセス改善を推進できる。
プロセスモデリングの自動化
例えば、業務のヒアリング内容をAIが自動で整理し、BPMN(Business Process Model and Notation)として出力する。
これにより現場の感覚的な業務がデータとして一貫性ある形で表現される。
シミュレーションと最適化
AIがプロセス変更による影響をシミュレーションし最適な改善案を提示。
例えば、「この業務フローを変えるとリードタイムが短縮できる」といった具体的な提案が可能になる。
BPM(ビジネスプロセスマネジメント)と自律的な改善
AIが業務の進捗データをリアルタイムで分析し、問題が発生する前に改善策を提案できる。
これにより従来の「業務改善会議」なしでも業務プロセスが進化し続ける。

普通はこの発想に至らない理由として、
① AIが「創造的な業務」には向かないと思われている
② プロセス設計は「アート(属人的な技)」と捉えられがち
③ 生成AIがまだ「文書生成ツール」として見られている
といった点が挙げられると思います。

しかし、実際には 「生成AI+BPM」こそ、
ビジネスプロセス変革の加速装置
になり得ます。
特に、あなたが取り組んでいる 「物流のプロセスマイニング」 にも直結する話ですよね。

この本のエッセンスを活かして、「AIが実行可能なプロセス改善のフレームワーク」を考えると、面白い展開が生まれそうです。

回答

つまり、この分野ではもうコンサルタントは不要なんですよ。

だからこそ、私もコンサルタントではなく現場にこだわっている。


187/369ページに面白い事が書いてある。
BPMのツールは3つ
 ・プロセスのモデリング
 ・プロセスのマイニング  (プロセスマイニング、タスクマイニング)
 ・プロセスの自動化ツール(いわゆるRPA)
すぐ愚痴る。

面白い事が書いてありました。
BPMのツールは3つ  
・プロセスのモデリング  
・プロセスのマイニング  (プロセスマイニング、タスクマイニング)
・プロセスの自動化ツール(いわゆるRPA)
アナログ職場では、実行ログが無いので、この意味でのプロセスマイニングは不可能です。
そこでベンダーさんはタスクマイニングを進めてきますが、無力です。
そしてモデリングもしないのにRPAだけします。
上手く行く筈がありませんね。

プロンプト

なるほど、非常に本質的な指摘ですね。
BPMツールの3要素(モデリング・マイニング・自動化)が順番を無視して導入されることで、「RPAだけやる」→失敗 というパターンが繰り返されているわけですね。

アナログ職場では、プロセスマイニングが不可能 → タスクマイニングを勧められるが無力
この流れも納得できます。
タスクマイニングはPCの操作ログを分析するものですが、そもそもアナログな業務にはPC操作が存在しないか全体のごく一部しかカバーできません。
結果として、タスクマイニングで得られるのは 「断片的なPC作業の記録」 だけであり、現場の本質的な業務フローは見えてこない。

モデリングせずにRPAを導入する愚
これはよくある話ですね。
業務フローが整理されていない状態でRPAを導入すると、「現状の問題をそのまま自動化するだけ」 になってしまいます。
すると、属人的な業務のまま自動化され、RPAのシナリオがブラックボックス化し、現場がカオス化 する。
本来、RPAは 「整理されたプロセスを効率化するための手段」 なのに、手段が目的化してしまっているわけですね。

解決策:アナログ職場における「代替プロセスマイニング」
アナログな環境でも、以下のような方法で「プロセスを見える化」し、RPA導入の前提を整えることができます。
生成AIを使ったヒアリング型プロセスマイニング
作業者に業務を日本語で語ってもらい、それを生成AIが構造化してBPMN(プロセスモデル)を作成
例えば、
作業者:「荷物が届いたらまず内容を確認して、リストと照合します。
    その後、棚に収納します。」

AI:「受領 → 照合 → 収納」の業務フローを生成
センサーデータやチェックシートを活用したプロセス可視化
物流の場合:RFIDやGPSを使った貨物追跡
製造業の場合:作業時間や手順を記録する簡易システム(タブレット等)
これを元に、プロセスの流れをデータ化
動的グラフとしてのプロセス解析(GNNの応用)
「人・モノ・情報」の流れをグラフ構造として記録し、最適化の対象にする
例えば、配送計画のプロセスを動的グラフとして記録し
ボトルネックを特定

結論:「プロセスを知らないまま自動化するな!」
BPMの本質は「業務の可視化・分析・最適化」にあるのに、プロセスを知らずにRPAを入れる(=カオスを増やす)
プロセスを知らずにタスクマイニングをする(=意味のないログを集める)

これでは、上手くいくはずがありません。
むしろアナログ職場ほど「生成AI+プロセスモデリング」が必要 ですね。

この視点を持ってBPMを進めれば、現場の納得感も得やすく、よりスムーズな業務改善ができるのではないでしょうか。

回答

似た結論に行き着いてはいたのだが、用語が分からないからモヤモヤしていたのだよ。これでベンダーと討論が出来るな。

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