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PCを買ってはいけない人

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。本日2021年5月20日。愛媛松山は梅雨入りし雨が降っています。今年の梅雨は早いですね。本来なら1ヶ月ほどあとにこういう雨が降るんですが・・・。インド洋で起きているダイポールモード現象の影響もあり、近年の梅雨は豪雨の傾向にありますので、皆さんもお気をつけください。

というわけで前回はパソコン(PC)で重要視すべきところはどこか?について個人的にかなり重要なポイントであると思う入力装置についてお話をさせていただきました。入力機器の大切さは読んでいただけたらおそらくご納得いただけると思います。今回は前回の予告通り、PCを買ってはいけない人についてお話させていただきます。かなり辛辣な内容になるとは思いますが、これからPCを買おうかどうか悩んでおられる方への一助になれば幸いです。

まず前提としてお話しておく必要があるのが、PCは家電ではありません。情報家電です。ここで私のいう家電とは何かということですが、端的に申し上げるとテレビや冷蔵庫・エアコンのように割と昔からある電気製品全般をさすと思ってください。もちろん最近のテレビやエアコンはネットにつなげられるスマートテレビやスマホ操作に対応しているネット対応エアコンなどもありますが、基本的には昔から家電量販店で売られている電気製品という意味合いで今回お話の中に登場させるつもりです。

そして情報家電ですが、これも端的に申し上げるとネットワークに繋げることが可能なデジタル機器のことをさします。要するにPC・スマホ・ブロードバンドルーター・ネットワークハブ・USBハブなど、基本的に情報を計算・処理が可能かつインターネットに接続できる機器という意味合いでお話をさせていただきます。

ということでまず今回のブログの前提条件を書かせていただきました。家電に関して言えばどなたが買われても問題ありません。使い方も至ってシンプルで、電源コードをコンセントに挿してSwitchを入れれば基本的に通電して装置が起動します。付属のリモコンによる操作も非常に端的でわかりやすくなっています。しかし情報家電はそうではありません。PC周辺機器などでは家電と同じく電源をいれれば起動するものもあります。例えばネットワークハブやUSBハブですね。これらは情報を単純に中継したり、電力そのものの電気の強さを増幅したりする装置です。電力は理科の実験でもご存知の通り、物理的な距離が長くなればなるほど電力は減衰していきます。それを増幅する機能もあります。

情報家電は単純に電源をいれれば動くというものではありません。厳密に言うと家電量販店で売られているPCやタブレット・スマホは電源ボタンを押せば起動して画面に何らかの情報が表示されます。ただ、その後様々な操作や設定などを個人個人で行う必要があるのが情報家電です。テレビやエアコンなどは電源投入後特に操作をしなくても画面がついたり音声が出たり、初期設定された室温になったりするので、場合によっては操作・設定は必要ありません。ただ情報家電は電源投入後に様々な操作・設定を求められます。この時点でお手上げの方はPCの所持は向いていません。購入は避けたほうが良いでしょう。ただ、昨今はこういうご時世ですので、PCはわからないけどどうしても仕事で必要なんだ!という方もいらっしゃると思います。そういう方は誰かに聞ける環境かサポートセンターに問い合わせる環境が用意できるのであればよくわからなくても購入して大丈夫です。ただし条件があります。それは質問する際に質問する内容を自分自身で理解できているかどうか。ということです。

まず基本的なことですが、誰かに質問するときあなたは、ここをこうしたいんだけどああするとこうならないから、どうすればいいか教えてほしい。という流れで質問すると思います。例えば、ワープロソフトでファイルを保存したいときに保存する場所をUSBメモリにしたいけど、どこをクリックすると選ぶことができるの?というような感じでしょうか。こういう質問であれば、ファイルを保存するためのダイアログボックスが表示されたら、そこの上の方にある保存の場所をクリックしてUSBメモリを選べば大丈夫だよ。とわかりやすく答えることができます。

しかし意外とこれができない方が多いのです。特に自分はPCはわからないけど、必要最低限なことだけ教えてほしい。という方に多い気がします。要するに必要なのでPCは使うけど何かトラブルが起きたらあとは分かる人お願いね!という方ですね。ご年配の方に多そうな気がしますが、意外とお若い方にもいらっしゃいます。情報家電は家電と違い買ってからが本番です。例えば、システムのバージョンアップでだいたい2ヶ月に1回は細かい部分が仕様変更されているのです。単純にバグつぶしの場合もありますが。細かい部分なので使用時に何か今までと違うと感じることはほぼないとは思います。

バージョンアップされると基本的には新しい知識が必要になり、自身で何とか解決しないといけないわけです。周りを頼ろうとしても周りも新しい仕様に関しての勉強をしており、とても相手をしてくれるような状況ではありません。特に顕著なのはOSの新バージョンが出たときでしょうか。周りも新しい環境に馴染むため必死に前のバージョンとの使い勝手がどう違うのかとか、新機能としてどういったものが追加されたのかということの洗い出しや操作しての経験を積みながら業務などを同時進行でこなしていくわけです。なので自ら勉強するという覚悟を持たなければどんどん周りとの差が開き、周りが慣れた頃やっと自分に対するサポート体制が整うということになるわけですが、そうなってからではもう遅いです。周りがテキパキ仕事をこなしていてトラブルもほぼ自力で解決しているとき、指をくわえて見ているしかないのです。

そして当然新しい仕様や機能は話題にも上がりますが、その話題についていけなくなると蚊帳の外に出されるようになり、周りからの信頼度も下がる可能性があります。自らの力で努力ができない人だと思われるかもしれません。遊びでPCを使う場合も同様で、正常に動作してるときはいいのですが、なにかトラブルが起きた場合、自身が相手にどういう質問をしていいかがわからないので、相手に質問の真意が伝わらずにお互いによくわからないという結果になります。こういう自体になるとだんだんPCを触るのが嫌になっていき、結局PCやスマホ離れにつながるのですが、現代日本ではPCやスマホの利用はもはや社会インフラとして当たり前になっています。日本政府もデジタル庁を新設している最中であり、国を上げてデジタルインフラの整備を行っています。つまりこれからの時代はデジタル化の時代であり、情報家電が満足に使えなければ生きていけない世の中になるということですね。

現在教育現場では小学校でもインターネットを適切に利用するための教育やプログラミングの授業を行っており、ハードウェア・ソフトウェア両方に関する知識を子供の頃から身に着けさせる教育を行っています。ではそういう教育を受けることがなかった世代はどうするのか?ということですが、若い世代に関しては、学生であれば学校の授業の一環として教育しますし、社会人であれば企業内の研修で使い方やトラブル解決方法を教育します。そこですべてを覚える必要はありません。どうしてもわからないこともありますので、そこは分かる人に聞いて解決すればいいのです。ただ、質問する際に基本的なことを知らないと質問すらできない状態になるので、情報家電を買って使用するのであれば自分の言葉で質問ができる程度には勉強しましょうということです。

これができる!という方は現在は知識や経験がなくてもPCを購入して問題ありません。最初は誰も未経験です。そこから知識や経験を得てこういうときこうすればいいという解決方法や質問内容を自分で思いつけばそれでいいのです。余裕がある方はハードウェアやソフトウェアの基礎も勉強しておけば遊びの用途でPCを使うのも問題はないと思います。相談できる相手がいなければ最悪サポートセンターに問い合わせればいいですし、返ってきた返答もおそらく理解できるはずです。理解できない部分があるのであれば、ネットで調べたり、PCの知識がないことを事前にサポートセンターに相談していればそれなりにわかりやすいレベルで回答が返ってきます。

自ら新しい知識を学習することに難色を示す方は買わないほうが幸せでしょう。ゲームするならゲーム専用機を買ったほうがわかりやすいです。どうしてもテレワークの業務でPCを使うのであれば、恥を忍んで周りにはPCはよくわからない旨を伝え、真摯に覚えようと努力する姿を見せたほうがいいでしょう。覚えられないことも多々あると思います。努力した結果覚えられないのは仕方のないことです。ただ最初からわからないのでそのままわからないことを放置し貫こうとしてはいけません。

つまりPCを何らかの用途で使用する場合は覚悟を決めてください。それができないのであればPCを使用しない業態への転職やPC・スマホを使わないでゲームを遊ぶ方法を模索することをおすすめします。情報家電を使用するということはある意味では生涯教育を自らに課すことであるということです。さて今回はかなり辛辣な内容になりました。個人的にはソフトの使い方は大体で構わないので、ハードウェアの知識をつけておくといいかと思います。

なぜかと言うと、ハードウェアの知識があれば自らの力でパソコンの本体を選べ、必要なソフトを購入することができるからです。場合によってはあなたの裁量でその人に合ったPCを適切に選んであげられ、喜んでもらえることもあります。では次回はハードウェアの知識をつけることによるメリットをお話していこうと思います。またご興味がありましたらぜひお越しくださいませ。それでは失礼いたします。

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