お散歩コースは公園と電車と図書館
子育て回想備忘録9
今日は、幼児の頃のお散歩の思い出を書きたいと思います。
朝の家事が終わる頃、3歳の長男は
お散歩行こ!
と言い始めます。
うん、行こう。
私が1歳の次男のおむつや、水筒などの準備に取りかかると、長男は次男と手をつなぎ、玄関まで行きます。
長男は、靴を履いて、お砂場遊びセットとボールを用意します。
それから、玄関で長男は次男に
ここにすわって。
と、言って、まだ、自分で靴の履けない次男に靴を履かせてくれます。
長男は自分で帽子をかぶり、次男にも帽子をかぶせます。
次男は、長男の言うことを聞いてずっとニコニコしています。
長男は、ニコリともせず、モクモクと準備をします。
ふたりの様子は対照的です。
思いかえすと、長男は、次男が生まれても赤ちゃん返りすることもなく、次男のお世話をよくしてくれました。
1歳10ヶ月しか変わらないのですが、なんとも頼もしいお兄ちゃんでした。
そして、次男はそんなお兄ちゃんが大好きでした。
ベビーカーに次男を乗せ、荷物をカゴに入れていざ出発です。
道に出ると、長男は道の内側を歩き、ベビーカーのハンドル部分を片手で握ります。
これは、お散歩のお約束です。
本当は長男と手をつなぎたいのですが、私はベビーカーを押しているので仕方ありません。
その代わり、ハンドルを握る長男の手を上からかぶせるようにして、私はハンドルを握りベビーカーを押します。
こうすることでお互い安心で、スキンシップもとれます。
途中に、春を見つけたり、夏を見つけたり、秋を見つけたり、冬を見つけたりしながら、公園まで行きます。
公園に着くと、滑り台の一番高いところに登り、電車が走っているのを眺めます。
それから、砂場でお砂のプリンを作ったり、お山やトンネルを作ったり、ボールを転がしたり、かけっこしたりします。
あまり子どものいない地域なので、公園は貸し切り状態です。
その後、
じぇ〜あ〜(JR)見に行こ!
の長男の一言で
公園をあとにして、JRの電車が見えるところに行きます。
また、ここで電車を眺めます。
その後、図書館に行き、長男と次男はふたりで絵本を選びます。少し絵本を読んで何冊か借りてお家に帰ります。
これでちょうどお昼前。
お昼ごはんを食べて、お昼寝です。
毎日のお散歩は、季節の移り変わりの発見や、道中で出逢った近所の人との交流、公園でのお友だちとの交流など、いろんな体験をとおしてとても子どもたちにプラスになったのではないかと思います。
交通ルールを知り安全に道を歩くことを身につけたり、春にたんぽぽが咲くことを知ったり、人に会ったらご挨拶する…などたくさんの学びがありました。
そして、私にとっては、昨日教えた花の名前を覚えてた、とか、途中までしか登れなかったジャングルジムを頂上まで登れるようになったなど、子どもの成長を見ることができて楽しい時間でもありました。