4歳の弟が兄のために動いた!
子育て回想備忘録27
息子たちは小さい頃、ポケモンカードが大好きでした。
長男は5歳、次男は4歳のある日、息子たちはポケモンカードを持って近所の小学二年生のお兄ちゃん家に遊びに行きました。
年が離れていますが、とても仲良く遊んでくれました。
いつもは、
「楽しかった!」
っと上機嫌で帰って来るのに、その日はなんだか長男はしょんぼりしていて、次男は長男を心配している様子でした。
「どうしたの?」
と長男に聞くと
「〇〇くん(近所のお兄ちゃん)がポケモンカード交換しようって言ったから、いいよ、って交換したけどやっぱりあのカード持っておきたかった…」
「じゃあ。ごめんね。やっぱり交換するのやめたいって言ってきたらどうかな。」
「うーん…。」
長男はちょっとそれは言いにくい様子。
すると、
次男が交換した近所のお兄ちゃんのカードを持って、
「ぼくが言ってきてあげる。」
と言って出かけていきました。
さすがに心配なので、私はこっそり遠くからみていました。
次男は、近所のお兄ちゃんのお家のインターフォンを押して、
「〇〇くん(近所のお兄ちゃん)いますか。」
出てきたお兄ちゃんに
「お兄ちゃん(長男)、ポケモンカード交換するの嫌なんだって、これ返すから、お兄ちゃん(長男)のポケモンカード返してくれる?」
「あ、いいよ。ちょっと待って。」
次男は長男のポケモンカードをもらい、
「ありがとう。」
小学生のお兄ちゃん、
「じゃあな。」
私は駆け足で家に戻り、次男が帰って来るのを家の前で待ちました。
お家に入って次男は、
「はい。お兄ちゃん。返してもらったよ。」
「…ありがとう。」
長男はとてもうれしそうでした。
次男はなんてことないといった様子でした。
次男に私は
「お兄ちゃんのためにありがとう。〇〇くん(次男)は優しいいい子だね。ママもうれしいよ。」
と抱きしめました。
「お兄ちゃんが言いにくいならぼくが言ったらいいだけ!」
実は、
我が家の長男は活発でハキハキしていますが、次男は静かでおっとりしています。
プラス、当時の次男はお友だちにあまり意見を言わない子でした。
そんな次男が、長男のために一人で近所のお兄ちゃんのところに行ったことは、私にとっては衝撃でした。
次男は静かなタイプでお友だちに意見を言えないのではと思っていましたが、そんなことなかったのです。私が、勝手に心配していただけでした。
次男もやるときはやるんだ。