7/29(月)『囚人選書』

この作文?随筆?エッセイ?(この表現がいちばんくすぐったい)のほかに思いついて、書き溜めているものがある。
『囚人選書(仮)』だ。
いわゆるレビューだ。
全部というわけではないが、面白かったと思ったものの概要や感想等を記している。
これも作文力の向上の一環と、時間つぶしの1つだ。
前刑で服役していたときと、つい最近まではとにかく何冊読めるか、ひたす量に拘っていた。
それもあって刑務作業の無い日や拘置所、そして今の留置場みたいにすること無い日は京極夏彦級でなければ大体1日1冊以上は達成する。
呼んだ作品はノートに残している。
けれどもっと前向きな取り組みはないかと。
そこで思い出したのが『1万円選書』。
ご存知だろうか?
僕の地元北海道砂川市という小さな町のいわた書店が昨今のネット通販、電子書籍に押されて是bb国の例外なくジリ貧乏になっていたところ
『あなたへのお勧めび本を1万円分選んで送ります』という企画を始めた。
もう結構経つと思う。
何で知ったかは忘れたけど。
『プロフェッショナル仕事の流儀』にも紹介されたとか。
結果『1万円選書』はバズり今じゃ応募しても当選率はかなり低い。
前回の服役中、出所したらやりたいことの1つにメモしてた。
出所後、応募した。
なんと当選した。
簡単な質問?カルテ?に(これがまた良い質問だなと思った)にこたえてぢれくらいか待つと選んでくれた本のリストがメールで送られてくる。
読んだことあるやつあれば別のもの考えるって。
なかなか良い本届きましたよ。
普段自分が選ばなさそうなんだけど面白かった本とか作家発見できたし。
保釈されたらもう1度応募しようかな。
そのこと思い出して趣旨は異なるけれど名前だけあやかってインスタ辺りにアップしたら良いのかな~とか思って。
保釈却下されてるんで誰に話せば良いのかどのサービスが適しているのか解んないんですけど・・・・。
もう何冊か書いてみてるんですけどこれはこれで難しいんですね。
今は所内の貸出本メインで過ごしてるんだけど、(これが意外と良い本ある)今後買ったり差し入れお願いしたい本を決める手がかりって新聞の広告、文庫本の後ろの新刊紹介。
あとカドカワのダ・ヴィンチって感じで。
その限られた数行でほしいって思わせる能力凄いって思ったんですよ、ハイ。
関係ないようであるようでみたいな新聞で読んだ記憶によると、衰退する実店舗の書店の為の『書店復興プロジェクト』なるものが経産省主導で動いてるとかなとか。
読書って囚人の限られた楽しみの1つだから、本屋のコーナーに囚人レビューコーナー作ったら面白いのにと思いました。

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