連載「プルーストを読む生活」を読む生活②
2021.2.23
あったあった。『バーナード嬢曰く。』
例の『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』の下りについて確認してみたら、実は『「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を読んだ男』という作品が存在していて、登場人物の男の子はそれを読みたかったのだけど、ある理由でそれを読むのを全力で止められる。
するとその男の子は「『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男を読んだ男』を読んでない男って話書こうかな。」と答える、っていうのが正確な引用なのだけど、人の記憶って曖昧なもんだ。
表紙の女の子が主人公で、村上春樹の『1Q84』を持っている。
『プルーストを読む生活』で、ちょうど今日読んだところに「「やれやれ」とパスタを茹でながら射精したり」という一節があって、これはたぶん村上春樹だろう。
彼の作品にはやたらパスタがよく出てくる。ような気がする。
そしてセックスに関する描写もよく出てくる。ような気もする。もうずいぶん前に村上春樹は読まなくなったので、確信は持てない。そのことが頭の結構な部分を占めていた若い頃に読んでいたので、そこのところが良く記憶に残っているだけかもしれない。
そういえばいつごろから「パスタ」は「パスタ」なんだろうか。
自分が学生時代にはすでに「スパゲッティー」ではなくて「パスタ」だったように記憶してるけど、高校時代はまだ「スパゲッティー」だったと思う。
もう30年近く前のこと。
そのころに活動を始めたダフト・パンクが、昨日解散した。
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