三角保合いについて
三角保ち合いとは、高値が徐々に切り下がって安値が徐々に切り上がる事で、高値を結んだ右肩上がりのレジスタンスラインと安値同士を結んだ右肩下がりのサポートラインが最終的に接触して三角形を形成する状態の事で
これまでのトレンドの継続を示していて上昇トレンドの途中で形成された場合は上昇トレンドの継続、下降トレンドの途中で形成された場合は下降トレンドの継続となる。
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売買タイミング
レジスタンスラインを上抜けたら買いシグナル
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サポートラインを下抜けたら売りシグナル
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三角保ち合いの種類
強気の三角保ち合い
弱気の三角保ち合い
均衡している三角保ち合い
強気の三角保ち合い
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高値を結んで横に水平に伸びたレジスタンスラインと、徐々に切り上がる安値を結んだ、右肩上がりのサポートラインが交差することで形成するチャートパターンを指します。
上昇トレンドの途中で発生し、何度も売り圧力によって跳ね返されますが、徐々に買い圧力が強まっている状態です。最終的にレジスタンスラインを上抜けすると強気の三角保ち合いが完成し、買い圧力が売り圧力を上回った状態であることから、上昇トレンドが継続します。
弱気の三角保ち合い
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安値を結んで横に水平に伸びたサポートラインと、徐々に切り下がる高値を結んだ右肩下がりのレジスタンスラインが交差することで形成するチャートパターンを指します。
下降トレンドの途中で発生し、何度も買い圧力によって跳ね返されますが、徐々に売り圧力が強まっている状態です。最終的にサポートラインを下抜けすると弱気の三角保ち合いが完成し、売り圧力が買い圧力を上回った状態であることから、下落トレンドが継続します。
均衡している三角保ち合い
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徐々に切り下がる高値を結んだ右肩下がりのレジスタンスラインと、徐々に切り上がる安値を結んだサポートラインが接触して対象三角形を形成するチャートパターンを指します。
上昇・下降トレンドどちらでも発生する可能性があり、売り圧力と買い圧力が徐々に均衡していく状態を表しています。市場はこの時点で、どちらに動くか分からないため、ブレイクした方向にトレンドが継続します。つまりレジスタンスラインを上抜けすれば上昇トレンド、サポートラインを下抜けすれば、下落トレンドになります。
三角保ち合いのダマしについて
三角保ち合いのだましとは、三角保ち合いを形成したもののセオリー通りの値動きにならないケースのことを指します。
例えば強気の三角保ち合いはレジスタンスラインを上抜けすれば上昇トレンドになるのがセオリーです。しかし三角保ち合いのだましが起こると、一旦レジスタンスラインを上抜けしたにもかかわらず、反転して下降してしまいます。
上昇トレンドを予測して買いエントリーを入れてしまっていた場合、だましにあうと含み損を抱えてしまうでしょう。
ダマしを回避する方法
三角保ち合いのだましにあうリスクをゼロにすることはできません。
例えば強気の三角保ち合いのケースであれば、レジスタンスラインを上抜けしてからではなく、一旦様子を見て、もう少し上昇したタイミングで買いエントリーをする。あるいは一旦、反転して、再度上昇したタイミングを狙うなど、レジスタンスラインを上抜けした直後を狙わないといった回避方法があります。