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「主食問題 炊飯編」 ~ 精米機のお話。
「主食問題」ようやく精米機にたどり着きました。
ここまで「お米編」「炊飯道具編」「お米選び」「田植えからの精米の話」と続いておりますが、ようやく精米機です。
いつになったら飯(メシ)が食えるんだ!
みたいな状況になっておりますが、朝ごはんの道程は空より高く海より深いのです。
おはようございます。
ゆりぽむ@まいにち朝ごはん。です。
お米を炊いて食べる、ただそれだけの事になぜこんなに長ったらしく熱く語ってるんだ?の主食問題ですが、それほどまでに私を悩ませる朝ごはん。
ああ、考え出したらキリがない。
と言う事で、今回もどうぞよろしくお願いいたします!
精米は、熱くなったらダメ。
家庭用精米機の導入は結婚後の平成時代。
最初に購入した精米器は「主食問題~お米編」で登場しておりますが、現在は道場六三郎監修の精米器を使っています。
この写真は手元に道場精米機が届いた直後のもの。(2010年2月14日撮影)
精米のポイントは(ポイントなんてあるのかよ!って感じですが)
米を熱くしない
と言う事です。
精米している私が暑苦しく燃えたぎってても、
米は熱くしたらダメなんです。
精米の量が多いと、以前使っていた半業務用っぽい「みのる君」でも米がほんわりと熱くなってしまってたんですが、
道場六三郎監修の精米器は熱くならない!
多分、今時の家庭用精米器はどれでも全部熱くなりにくいと思います(基本なので)が、これを購入した当初としては私的に画期的でした。
精米というのは、米を強くこすり合わせてヌカを剥がすという作業で、幼少期に私は
一升瓶に玄米を入れて、麺棒の様な長細い棒を一升瓶につっこんでひたすら搗いて精米する「瓶搗き精米」
と言う体験をした事があるのですが、ちっとも精米出来無い上にお米も割れてしまうといったとんでもない事になっておりました。
精米の歴史は、白米が一部の特権階級の人達の間で食べられていたのが奈良時代だった事から、この時代には精米がされていたと思われます。
が、杵で搗く形だった様なので、瓶搗き精米とあまり変わらないのでは…と、目が泳いでしまいます。
そして動力式の精米機が発明されたのは、明治29年頃。
動力での精米は画期的なものだったのだろうなぁと想像が出来ます。
そんな精米機ですが、精米の間は圧がかかり米の温度が上がってしまうという問題があります。
それの何が悪いかと言う話ですが
熱が入る事で劣化が始まるんです。
お米は精米したてが良いと言われるのはそこなんです。
劣化する事でベタつきが発生したり、ヌカの匂いがきつくなったりします。
そんな問題を解消してくれるのが、
道場r
と、通販かい!(笑)
まぁ、精米中の摩擦熱を抑える「かくはん方式」が採用されていたり、5合の玄米が2分45秒の短時間で白米になる!とか、精米時のハネを制御しており、まさにその小技の妙は鉄人道場のごとく…って
商品レビューかよ!
とにもかくにも自家精米にこだわるのはそういう部分だったりします。
精米器の性能にもよりますが、今時の精米器は
胚芽米、1分~白米
あとは古米を磨き直す、的な感じで白米をさらっと表面磨きみたいな事も出来ます。
この道場精米器は出た時のものなので
胚芽→3分搗き→5分搗き→7分搗き→白米
の5段階となっています。(現在の機種は10段階になっているはず)
写真左側にある「精米度調節」というのは、新米や古米といったお米の状態によって精米率・砕米率・胚芽残存率などを調整出来ると言うもの。
「強」か「弱」の選択肢だけなんですけどね…
個人的にこの精米度調節ボタンは
道場スイッチ
と名付けています。
強弱しかないボタンなので、未だにここに関してはあまりよく分かっていないのですが…(使った時と使わない時の違いが分からない)
でも折角なので
道場スイーーーッチ!オン!!
とか声を出して押してみたりしています。
と、楽しく精米イベントも行っているのですが、このイベントでは
何分搗きにするかが論点
になります。この場合。
誰と議論してるんだって話ですが。
おかずによって精米度合いを考える。
「お米選び」の記事でも触れているのですが、私はもちもちと粘りのあるご飯より、サラリとしたご飯が好きなんです。
精米度合い(分搗き)も玄米に近い(よりサラサラ)から白米に近い(よりもちもち)と段階が選べますので、翌朝のおかず次第で考えていきます。
が、これが悩ましい。
例えば
たまごかけごはん!
て事であれば、私の場合は白米に近い方が良くて7分搗きぐらいになります。
目玉焼きを乗せる時も同様で白米に近い感じです。
これは菜飯にしていますが、まぁこんな感じです。
おかずに「たまご」が登場するというのも、実は私の朝ごはんライフの中でダントツに悩ましいおかず案件なのでそれはまた別記事にて。
あと納豆もさらさら系だと納豆とのバランスがちょっと悪く感じてしまうので、精米度合いは強め。
釜揚げしらすと納豆とたまご!なんて組み合わせなんて時は白米よりになります。
で、そしてちりめんじゃこなどを使った自家製ふりかけで、ご飯を食べたい時は、しっかり噛みたいので玄米~5分搗き前後
写真は玄米です。
炒飯の時は玄米に近い方がパラリと仕上げやすいので玄米よりに。
あと、朝カレーやシチューといった選択肢が登場してきます。
これに関しては何カレーにするかで大きく変わりますが、一般的な日式カレー(インドカレーではないやつ)の時であれば7分搗きぐらい。
と、ご飯と共に何を食べるのか、が決まっていないと精米度合いが決まらないと言うとんでもない話になっているのでした。
そしてもう1つの大きな問題があるんです。
ご飯1合分の消費は早くて4日。
おかずが決まる事でご飯の精米度合いが変わってくるという話ですが、ここでの問題は
1回の食事で1合食べ切れない
と言う点にあります。
初投稿のこちらの記事に書いているのですが、
主食は1日1回
食べる量は1食75g
1合を炊くと3~4回分と言う事になるんです。
炊飯したご飯は小分け冷凍にしており、基本はそれを食べてから新しく炊飯というサイクルにしています。
ということで、おかずの決定が精米の決定になるものの、この時点で
1週間の朝食のおかずを決めておく
的なお話になってきます。
買って来た食材をどう使い回しして何を作るか、そして常備菜は何を今週は用意しておくか…といった、そういう事まで考えていきます。
おかずの決め方や常備菜などの話はおかず編に突入したらボチボチ書く事にして、私にとっての精米は
やっぱり ああ、悩ましい
と言うそんなお話になるのです。
その悩ましさを乗り越えて精米までこぎつけたら、次に待ち構えているのが
雑穀選び
でございます。
お米以上に複雑かつ楽しい雑穀選び、楽しすぎて眠れなくなってしまいます。次回はそんな雑穀についてのお話です。
最後までお読み下さりありがとうございました!
あとがき
スキとフォローとっても嬉しいです。
ありがとうございます。
ブログがレシピメインで書いている場所と言う事もあり、レシピに縛られず好きに書ける場所を作りたいと思いつつのnoteの開設でしたが、こんなに書きたい事があったのね…と、書き始めてみて苦笑しております。
今、ご飯的なお話が続いていますが、パンや麺などにも話は及んでいきます。
まだまだ終わらない朝ごはん事情ですが、ゆる~くお付き合い下さると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。