朝比奈まふゆについて (まえがき)
とんでもなく爽快なリズムゲームを携えて、Virtual Singerのみんながやって来た!
それがプロジェクトセカイについて思った感想だった。プロジェクト自体はそのずっと前からあったようだが、少なくとも私はそれを体験版の配信中に知った。ヒバナのMASTERのえげつな具合に惹かれて、体験版をやってみたらとても楽しく、それ以来私は製品版の登場をずっと楽しみに待っていた。
体験版のときにちょっとだけ、色んなバンド・音楽サークルのキャラが出てきた。この時に「25時、ナイトコードで。」、通称ニーゴの面々が気になった。彼女らで組まれたユニットを選んでプレイすると、どことなくネガティブで、だけれどそれでもその場を楽しくやっているような声が聴こえた。そこが始まりだったが、その中の「誰」まではあまり気にならなかった。
そして9月30日、いよいよ製品版が正式にリリースされた。遊び始めてすぐ、あることが気になった。ニーゴの紫髪の子、体験版の時となんか違うぞ……?というのも、体験版に出てきたその子は☆2のカードだったから死んだ魚の目をした、いかにもな風貌をしていたのに、製品版で☆1のその子を見れば、とても世を拗ねているようには見えない美少女の顔だったから。それが、今回Noteに書く、朝比奈まふゆという一人の少女である。
そこからなぜ私がその子に惚れたかとかはもうどうでもいいだろう。気付いた頃には引き込まれていたから。ただそれだけ。第一、その経過を鮮明に思い出せるほど私の頭もよくない。だから、今回の内容は朝比奈まふゆについて、私見を交えつつも私情は極小に抑えた考察・解説としての体を取る。折角まふゆについての紹介をしているところが、自分語りになってしまうのは良くないだろう。だからそういう話はこの前書きで十分なので、以降はそういうのとは関係なく粛々と持論を展開していくつもりである。
以下、今回のNoteの展開を書く。第一章は、朝比奈まふゆとは何者であるのかについてを、プロフィールのような基本情報、フィールド内での会話、☆1と☆2のカードのサイドストーリーなどから追求する。特にフィールド内の会話は重要であり、これをもとに朝比奈まふゆがどのような立場にあるのかを考察することがメインテーマである。
第二章はニーゴのストーリーをもとにした考察であり、ここが朝比奈まふゆに関して最も肝要かつ難解な部分である。また、ここでは☆3まふゆのサイドストーリーも取り上げる。二章は長いので前後編に分けた。大事なことはは後編にまとめられているので、手っ取り早く「朝比奈まふゆ」を知りたい人はここを読もう。
第三章はそれまでと同じ題材を扱うが、今度は朝比奈まふゆ本人ではなく、まふゆとニーゴの他の3人それぞれとの関係性をメインテーマにする。もちろん、純粋な考察・解説に留める故過度に二次創作的な内容に脱線することは避ける。
上記のことからわかる通りネタバレが多分に含まれる。よって、該当内容を見ずにこれらを読むのは避けられることを推奨する。
最後に、またも自分語りに終始してしまうが、私はこの朝比奈まふゆという難解なキャラクターについてこのように記事を書き、多くの人々に届けられることがとても幸せなことであると考えている。これを書き終える段階では本文はまだ一字も書けていないが、今後一つづつそれらのページを埋めていけることをある意味では自分に、そして朝比奈まふゆという一人の人間に期待してやっていくこととする。