Vol.30 〜地域の事業者へプロジェクト説明に参る〜の巻
急遽委員会延期を受け、事務局で今後について打合せを行い、これからの進め方を練り直す。自分の中でも状況を整理できていないが、行動することでしかそのモヤモヤは解消されないから、とまどいながらも進み続ける——
延期になった背景は、こちらの記事をご覧ください
2022年5月より北海道美唄市の地域おこし協力隊として、シティプロモーションを担当している真船創太(まふねそうた)です。シビックプライドの醸成や関係人口の増加を目指し、美唄の若者たちと「美唄の未来に夢を描く委員会」を立ち上げました。プロジェクトを進めていく中での等身大の苦悩や、地域での暮らしのリアルを飾らずに発信しているので、美唄に関心を持つきっかけや地域での活動のヒントになればすごく嬉しいです。みんなで一緒により良い社会を創りたい。
事業者との協働に向けて
委員会延期の大きな理由であった、まちへの説明不足。大きなことをやっているがゆえに、市民や事業者への説明を一層丁寧に行っていくということは、全会一致で合意するところ。
ということで委員会を少し中止して、市内への説明をまずは優先をする。
たとえまちがシンボルを作ったからと言って、それを使って盛り上げていくのは地域の事業者であり市民。強制的にではなく、共感して使ってもらうのでなければ、作った意味がないと思っています。
しっかりと今のプロセス段階から力を合わせて進んでいけたらと思っています。
いざ参る!
ということで、いくつかの事業者に担当課の職員さんと行ってきました。
はじめに事業の意義や委員会の進捗を共有する時間をもらい、そのあと質疑応答。(というよりも協働を目指しているので気持ち的にも打合せに近い)事業者の方の反応を見るに、しっかりと活動の内容を伝えられていなかったのを痛感しましたし、僕らの中でもまだ見えていないことがあるなと反省しました。今どういう動きをしていて、今後どういう展開に持っていくのか。
「ステークホルダーともっと頻繁に情報共有をしていきましょう」という指摘もいただきました。広報誌やSNSでの発信を通して、伝えているつもりでしたが、これまで以上に丁寧にやっていきます。
ただ反省しただけでなく、何よりの収穫は、目指している方向性が違っていないと確信できたこと。素敵な思いを持っているがゆえに、考えていることや譲れないことがあるんだよなと実感。来年度以降にやろうとしている事業がかなり重複しそうと課題は見つかったが、そこは打合せをして棲み分けをしっかりしていけば良いだけのこと。
地域のために活動していることをお互い再認識することができた良い機会だったと思います。そしてこれからも情報共有やそれぞれの会議への参加をお互いに確認しました。
と同時に一丸となって強固に連携していけると確信しました。
チーム美唄
今回説明に伺ったのは、いわゆるまちの中心人物と言われる方たち。言い換えれば、先頭に立って今の美唄を作ってきた人たち。まちのことを誰よりも考えてきてくださった方たちであろう。
そういった方の意思を受け継いでいきたい。今あるものを一度壊して更地に新しい美唄を築くのではなく、今あるものを活用して時代に合うようにアップデートしていくこと。
それこそがまちにとって大事なんだと再認識しました。そのためにも彼らがまちの未来を懸けたくなるくらいの動きを見せていかないといけないと思っています。
批判にエネルギーを吸い取られがち
たとえどんなに良いことをしていたとしても、必ず批判はあります。個人的攻撃などの正直的外れと思われるものもなくはありませんが、ほとんどは思いを持っているがゆえの批判です。
特に後者の批判はむしろ重要なものだと思っています。主体となって進めているとどうしても盲目になったり、感情が乗りすぎてしまうことがよくある。
外からの意見を取り入れることで、プロジェクトをブラッシュアップしてより良いものにしていくことができる。間違っている方向に進んでしまっているときに、ブレーキをかけてくれる。そういった方々とは、むしろ一緒に社会を作っていきたいと思います。
とは言え一定メンタルを削られるのも事実です。そしてプラスを増やそうとするよりも、マイナスをなくそうとエネルギーを注いでしまいがちです。それで疲れて地域から出て行ってしまう人も一定いるんじゃないかと思います。
応援してくれている人をいかに増やすか
でも本当に目を向けるべきなのは、応援してくれている人たち。
彼ら、彼女らがどんなことに困っていて、どういうことを期待してくれているのか。それは目に見えるかも知れませんし、耳に入ってくるかも知れませんし、往々にして本人もまだ言語化できていないこともあると思います。
そうやって目の前のひとりずつから、真摯に向き合っていくことの積み重ねでしかないと思います。そうやってやってきたら、徐々に応援してくれる方も増えてきました。
これからも(つい存在を忘れてしまいがちな声に)感謝の気持ちを忘れず本気でぶつかり続けます。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。みなさんのスキ、フォローが励みになっているので、引き続きよろしくお願いいたします!(コメントも大歓迎です)
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