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1ミリの愛とバカバカしいほど正直な友情を。

 一か月の間、まったく文章を書かなかった。
なんだ、書かなくても平気でいられるんだ。
なんだ、脳が勝手に書くことを「義務」だと思い込んでいただけなんだな。
そういえば、ホンも読んでいないや。

 アメリカ大統領選がどう転んでも、世の中はそうとうジタバタするだろうな。米国国内はもちろん、世界中がどうしようもなく荒れるだろうな。

 わたしにはたくさんを考えられるほどの能力は備わっていないようだし、物事を冷静に見極められるほどの忍耐にもほど遠い。
 ただ蟻さんのように目の前に広がる小さな枠の中をちょろちょろ動き周ることに精力を費やしている。
 
 なんだかよくわけがわからない。

 最近はこれが常套句だ。
 いろんな人と世間話を交わし毎日がぶんぶん過ぎていく。びゅんびゅん過ぎていく。
 幸せとはなんだろ。
 なんてことを考える余裕などまったくない。
 人生の意味は?
 なんてこと言葉にしただけで吹き出してしまう。

 意味。要るか?

 誰かと出会う。
 言葉を交わす、あるいはなにも言わず、行き違う。
 誤解をし、誤解され、
 時間を費やし、誤解が溶ける、あるいは誤解は誤解のまま、
 けれど言葉にならないわずかな繋がりに心が溶ける。

 それがすべてだ。

 明日、消える命
 あした、芽生える命

 とめどないときめきと、
 語らいへ、1ミリの愛とバカバカしいほど正直な友情を。

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