全面性の原則
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前回記事に引き続き「トレーニングの原理原則」について取り上げます。
今回は「全面性の原則」についてです。。
「トレーニングの原理原則」に関する記事はこちらをご参照ください。
先の記事では全面性の原則について以下の様に説明しています。
あらゆる体力要素を向上させる必要がある
これは本当に広い意味で捉える必要があります。
よく筋トレ界隈(あえてこう呼びます)では、この全面性の原則は、全身の筋を満遍なく鍛えることが大切であるという意味合いで理解されています。
確かに上半身ばかり鍛えて下半身を鍛えないという人は多いので、その注意喚起として使える概念ですし、事実として全身の筋がしっかり働く状態にしておくことはとても大切です。
しかし、この捉え方は非常に限定的です。
先に挙げたように「あらゆる体力要素」ということを考えると、(俗にいう)筋トレは(恐らく筋トレ界隈では特に)筋力アップもしくは筋肥大ということを目的とした行為であって、体力要素という観点から見るとそれは筋力に限定される話になってきます。
筋力は確かに重要な体力要素ですが、筋力だけ高めても仕方がないということです。
体力に関しては、とても簡易にまとめた記事がありますので以下よりご覧ください。
一般的な方への指導ではどうしても(俗にいう)筋トレの指導に傾倒しがちですし、自己流でトレーニングする方もやはり(俗にいう)筋トレがメインになりがちです。
しかし、ムキムキになっても階段を上がるだけで息が上がるとか、すぐに寝違えるとか、そんなことではまともな生活は遅れません。
しかも風邪を引きやすいとか、すぐに落ち込んでしまうというのも健全とは言えません。
やはり全面的に体力が向上していくことが理想なのだと考えます。
ただどの体力要素も完璧に仕上げていくことは現実的に無理でしょう。
例えば短距離選手は長距離選手に比べて全身持久力は低いですし、逆も然りです。
個人に見合った適切な「全面性」をどう見出していくかは、その個人と指導者の間でしっかりコミュニケーションを取ったうえで考えていかないといけないことなのだろうと思います。
今回の記事は見出しもつけずに、やや分かりにくい内容になってしまったかもしれませんが、最後までお読み頂きありがとうございます。
どうもこの手の話は簡単にまとまらないなと改めて実感しました。
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