足部の骨を覚えよう②
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前回から、「足部」すなわち「foot(feet)」の骨を、ゆっくり覚えていく為の記事を公開しています。
前回までのおさらい
足部の骨は、片足で26個あるということ、そして、いわゆる踵(かかと)の骨が踵骨と呼ばれ、その踵骨とすねの骨の間に、距骨という骨があるというお話をしています。
実は前回の記事で覚えるべき骨の名前は、2つだけだったということで、非常に優しく、易しい内容でした。
今回は合計5つ、しかし分類としては3つの骨の名前を覚えて頂きます。
踵骨と距骨を上から見ると……
前回の記事では、下から順に踵骨、距骨、そしてすねの骨と積み上がっているという、足部を後ろから観察した配列を説明しましたが、上から見てみるとどの様な配列になっているでしょうか。
上から見ると、踵骨は外側にあり、距骨は内側にあることが分かります。
この配列が分かっていると、今回覚える骨がイメージしやすくなります。
立方骨
踵骨の前にある骨がを立方骨(りっぽうこつ)と呼びます。
形で覚えるとよいですね。
立方体、要は四角形に見えるので、その様に呼ばれます。
舟状骨
距骨の前にある骨が、舟状骨(しゅうじょうこつ)です。
船(舟)のような形というと、イメージが湧くような湧かないような……ですが、立方骨に比べると横に長い形をしていますね。
楔状骨
舟状骨の前に、3つの骨があります。
この3つの骨をまとめて、楔状骨(けつじょうこつ)と呼びます。
最も内側にある楔状骨を内側(ないそく)楔状骨と呼び、真ん中を中間(ちゅうかん)楔状骨、そして立方骨と触れている外側を外側(がいそく)楔状骨と呼びます。
とりあえず、「楔状骨」と覚え、内側、中間、外側、と覚えてしまえばよいでしょう。
後足部、中足部、前足部
踵骨と距骨は足の最も後ろ側に位置することから、まとめて「後足部」と呼びます。
そして今回覚えた、立方骨、舟状骨、楔状骨を「中足部」と呼びます。
ということは、次回以降覚える部位はそれよりも前にあるので「前足部」と呼びます。
前足部には、足のゆびが含まれるので骨の数が増えますが、それほど難しくありません。
じっくり覚えていきましょう。
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