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コロナ禍で起業した1年間を振り返ります。
株式会社FUSIONの前田 遼介です。
サイバーエージェント時代あれほど書いていたブログも、チョコレイトへの転職、独立と距離が遠くなるにつれ、書かなくなりました。
2020年3月9日に会社を設立し、ちょうど1年。今日はリハビリも兼ねて、この1年間を振り返りたいと思います。
※具体的な事業については語りません。
2020年3月
3月9日株式会社FUSIONを設立。偶然にも、前職チョコレイトの設立日と一緒でした。
FUSIONという会社名の由来は、尊敬する祖父から、十数年前にもらった手紙からヒントを得ました。
『時代の変化とともに印刷という行為自体の価値が減少するなかで、「何かと印刷を融合」させないと難しい時代になる』
印刷会社の社長を務めていたこの祖父の言葉が、ずっと心に残っており、社名として採用することに。
設立後、オフィスは月2万円のコワーキングスペースに入居。サイバーエージェントの設立初期に見習って、週110時間労働を目指しただひたすら働く。
2020年4月
相方の廣瀬が3月末に会社を退社し合流。廣瀬はサイバーエージェントの新卒同期。内定者バイト先が同じだったのをきっかけに仲良くなりました。僕にないものをたくさん持っている人です。
FUSIONの2020年度のテーマは「引力」。限られたリソースのなかで、会社を急拡大させるために仕事の相談も、仲間も、運も引き寄せる「引力」をつくることに専念しよう。これはいいテーマでした。
相方が今日、会社を卒業。
— 前田遼介 | FUSION (@maeta_r) March 27, 2020
僕が卒業したときに、ペンをプレゼントしてくれたから、1年越しに僕もペンをプレゼントした。 pic.twitter.com/daOY9dHSRH
2020年5月
大きな取り組みも決まり、連携を深めるためにも、クライアントオフィスすぐそばの新宿パークタワーのオフィスへの引越しを即決断。
眺めは素晴らしくよかったですが、ギリギリ入れて3人。ものすごく狭い部屋。
夜18時になるとエアコンが止まる設備は、予想以上につらく、急遽ダイソンの扇風機を購入したものの、ぬるい風がボウボウと届くだけで、6月、7月はまるでサウナのようでした。
朝8〜10時から深夜3~4時頃までパソコンと向き合っていた僕と廣瀬が、この地上52階まであるビルのなかで誰よりも働いていた自信があります。
2020年6月
FUSIONはじめてのリリース。コミュニケーションの力で福祉施設における衛生管理の習慣化を目指すプロジェクト「GRAM PROJECT」。
言語を介さずとも、カードを見てもらうだけで手洗いやうがい等の行動を喚起し、衛生管理を習慣化を目指す取り組みに賛同・ご協力させていただきました。
会社の成長が目に見えてわかるようになってきたのがこの6月頃。
サイバーエージェントの文化に習って、FUSIONも締め飲み会も、毎月末かなりしっかり開催。開催するたびに、参加者が増えていきました。
2020年7月・8月
ほぼ記憶がありませんが、とにかく毎日必死に働いていました。一方で、もう役員だけの会社ではないので、徐々に働き方の見直しを始めなくては、となったのもこの頃。
今週既に3回会社で朝を迎えている pic.twitter.com/YqIvR8TBys
— 前田遼介 | FUSION (@maeta_r) August 6, 2020
2020年9月
オフィスに人が入らなくなったので、代々木公園付近に移転。アートを持ち込むことで、会社のよりどころ・アイデンティティができたような気がします。
自社オフィス環境を整備するなかで、会社の共用物こそすばらしいものを購入し、感動や体験を社員感でシェアするべきだ、という持論も生まれました。「高いもの」ではなく「すばらしいもの」です。
いいものをいいものだと判断できる。これが何よりも難しい。その審美眼を培うことが会社の競争力に繋がり、短期的には高い買い物も、しっかり投資として機能するものだと感じました。
引越し直後には、ありがたいことに、はじめての胡蝶蘭やお花が届いたり
ウコンの力が届いたりしました(かなり活躍した)。
代々木公園のオフィスは、窓が大きく、夕方頃のうつくしい光の入り方が、お気に入りです。
2020年10月
渋谷区の企業・行政・NPO市民の30名が参加するプロジェクト「渋谷をつなげる30人」に加わらせていただくことになりました。
本プロジェクトでチームを組み、3月5日には、「渋谷リモ〜ト卒業ライブ」を企画・開催。
コロナウイルスの影響で、卒業ライブの開催が危ぶまれる、学生たちの集大成の場を用意するべく閉店後のSHIBUYA TSUTAYAに、学生バンド映像を流し、その様子をライブ配信しました。
2020年11月・12月
はじめての酉の市。小さい頃、祖父の会社の熊手を買いに浅草にいった記憶が鮮明に残っていて、ずっと昔から、いつか自分も、と思っていました。
中途半端な判断は苦手なタイプなので、どデカイ熊手を豪快に購入。
会社でとんでもない存在感を出しながら、福をかきあつめてくれています。
2021年1月
メールだけでも済んでしまう新年の挨拶ですが、手書きでメッセージを書くことの重要性を感じ、1枚ずつお世話になった皆様にお送りしました。今後も継続し、FUSIONの文化にしていきたいです。
2021年2月
東京都社会人リーグ1部「SHIBUYA CITY FC」の2021年オフィシャルパートナーに。
SHIBUYA CITY FCの「強さの定義を変える」という、社会的価値の追求が最上位目標で競技力・収益力はその手段として位置付ける考えに、強く共感し、今回の契約に至りました。
SHIBUYA CITY FC の目指す社会の実現及び、Jリーグへの参入に向けて応援し続けられればと思います。
数枚の写真と、数千文字のテキストにまとめると、順調なようにも見えなくもないですが、それは、それは、壮絶な1年間でした。
なんとか生き残れているのは、各所で気にかけてくださったり、声をかけてくださった皆様と、頼れる仲間のおかげです。心の底から感謝しています。
2期目のFUSIONもどうぞよろしくお願いします。
2021年3月以降のFUSION
いよいよ2期目に突入。FUSIONの今後について少しご共有です。
01. オフィス移転します
事業の更なる拡大のため、4月5日に恵比寿のオフィスへ移転することにしました!※ これから増席したり、アートを搬入したりする予定
02. 採用活動を強化します
10年で売上1,000億の会社を目指し、会社を前へ、前へと進めています。FUSIONに少しでも興味がある方、ぜひ、前田のTwitterDMまでご連絡ください。ランチなどご一緒させてください。
現在の募集職種は下記です。
(1)Digital Planner
デジタルプロモーションやマーケティング戦略のプランニング
(2)Contents Planner
コンテンツやクリエイティブの企画制作
(3)Director
コンテンツやクリエイティブの制作実行
【おまけ】 影響を受けた言葉
はじめての起業。たくさんの人や作品の言葉に影響を受けました。メモの意味も込めて、意識し続けた言葉を書き留めておきます。
・フルポテンシャル
・オーナーシップのないKPIは絶対に成功しない
・売上はお客様からの通信簿、利益は経営の仕組み
・結果で測るのではなく、要因で測るから、結果がよくなる
・目標はセンスで、戦略は頭脳で、実行は気合い(CA藤田社長)
・最も人のモチベーションをあげるのは「自己成長の自己認識」
・絵に描いた餅に終わらせるのではなく、成功させるのが俺たちの仕事
・変革はちょこちょこやると、ささくれみたいに気になるだけ。痛みも感じないぐらいに、一気にやる。
・目より先に手が肥えることはない(呪術廻戦)
・感動は論理を超えるんだよ(インベスターZ)
・サンタさんはたった一晩でプレゼントを配るなんて、スゴすぎると思うんですけどなんでそんなすごいことができるんですか?
ー本当にスゴイのは“トナカイ”だよ(宇宙兄弟)
・Dはどんなパートナーを、どんな人間を探しているの?
ーその1、僕と違うモノをたくさん持っている人。
ーその2、僕と同じモノを少し持っている。(BLUE GIANT SUPREME)