KOK2023勝手に応援企画(14)「GOTIT」

ラップにおいて自然体でパフォーマンスを発揮することは常に難しい。いざとなったらゾーンに入るような、そういう感覚のモノ。しかし、日常から自然体でラップする男こそがGOTITさんだ。

2023年のUMBを制覇した北関東の雄は、これまでも何度も何度も壁に跳ね返されてきた。Mr.UMBがたどり着いたこの日本一の称号は、何よりもカタルシスを感じる心地いいものだ。

UMB参戦は2008年から

今のようなバトルブームになる前からUMBに参戦している彼の記録を辿るとなんと2008年から参加している。そのうちベスト16に入ること3回、ベスト8に入ること2回、準優勝1回。

2014年はR-指定さんが3連覇達成時の決勝の相手でもある。強敵に阻まれる形で快挙を成し遂げることはできずにいたが、出場すれば安定して成績を残していたMCでもある。

そして2023年。自分がKENさんやK-rushさんの活躍に心躍らせていた一方、反対側の山から悉く難敵を倒してきたのがGOTITさんだった。K-rushさんとの決勝で見事に打ち破り、15年越しの願いを彼は叶えたのである。

しかも当日は咳が止まらない中での快挙。

次女がいきなりくれた。何よりも嬉しいなこれ。 pic.twitter.com/W0DU9XlfrL

— GOTITakaChamDaPedigree (@PartyChinPosse) December 30, 2023

苦節15年での達成に多くのヘッズが感動をしたことだろう。

代表曲

そんな彼もまた呼煙魔さんと組んで作った曲を多くリリース。

肩の力が抜けた自然体のラップはヘッズの共感を呼んでおり、彼のファンを多く増やすことにつながっている。会社員との二足の草鞋を履きながら、自然体を貫く彼。

先のツイートにもあるように大変家族思いでもGOTITさん。会社内でも応援をされていて、家族にも応援をされ大きな栄冠を取った彼は明日大きな舞台で何を見せてくれるのだろうか。

何よりも今、彼には何が見えているのだろう？
15年かかった大きな壁を破った先に見えたもの。見えた先にあるものを彼の口からステージでぶちかましてもらえるのかが楽しみだ。