見出し画像

KOK2021勝手に応援企画2021年大会感想「全員、主役」(4)

これでラスト。今大会は本当に難しい大会だった。間違いなく、全員主役。お疲れ様でした!

CHEHON

大会MVPをプレゼントするなら、間違いなく彼でしょう。2018年のダンジョンで素晴らしいバトルを見せてから、この3年という短い期間の中でフリースタイルでも強い存在感を示してきた。

また、彼の活躍がレゲエとのコラボという素晴らしい機会を齎してくれたように思える。優勝できなかったことは悔しいとは思うが、バチバチのファイトでヘッズを沸かせたのは間違いなく彼だ。心から拍手したい。

梵頭

「存在勝ち」という言葉を使えるならば、彼に存分に使いたいと思う。彼がリアルであることに間違いはないし、というよりも右に出る者はいないだろう。また東海のシーンのドンであることに疑いはない。

また、晋平さんへの強い愛情をどんと出してくれたことは個人的に本当にうれしかった。岐阜のドンに感謝に濁点を。あと、山賊薬味めちゃくちゃ欲しいっす。

呂布カルマ

FORKさんという大きな壁は破れずとも、また今回も彼らしさが存分に出た大会となった。だが、そんな覇王も今大会を最後に一回MCバトルとは距離を置くことになりそうだ。

呂布さんにはバトルから離れてほしくはないというのが本音で、是非とも戦極のバトルタワーでタワーマスターをずっとやってくれないだろうかと思ったりもしている。

それともフリースタイルモンスターがレギュラー化するなら、モンスター専任になってくれるととても嬉しい(笑)

FORK

序盤からずっと変わらないまま、圧巻の優勝でした。本当におめでとうございます。貫禄というよりも、実力という点では言うまでもないし、いまだトップレベルでやれるスキルの高さはただただ感嘆するばかり。

RHYME SAVERの二つ名は2006年というUMB制覇から時を越えても尚、通用していることを証明して見せた。彼がこの300万という賞金をどのように使うかなど、聞くのも野暮だろう。

今年もクールなラップを聴き続けていたい。

大会総括

最終的にFORKさんが勝ったけれど、多分途中からFORKさん対呂布さんというシナリオになるような感じで動いていたのではないか。ただ、それは悪いことではなくてやはり二人の持つプロップスというMCバトルにおける一つの要素なのだと思う。

前々回だとそこにRAWさんやMU-TONさんがいて、昨年だと鎮さんがいてという感じだったのだけれど、今回で言うならもうそれだけの絶対的存在はFORKさんと呂布さんしかいなかった。

そこにCHEHONさんというレゲエDeejayがやってきて見事にかましてくれて。ラップのフリースタイルという文化がまた一つ大きく広がっていくような、そんな希望さえ感じさせられた大会だった。

恐らく呂布さんとFORKさんは今回を最後に退くことになるだろうが、そんなバトルシーンがどうなるのか。2022年もまた目が離せない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?