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第35回出雲駅伝(15)「環太平洋大学」
ここではないどこかへといえばGRAYのあの歌ですが、「どこにもない大学」 を目指して開学された環太平洋大学。すでに駅伝では常連になりつつある。
「挑戦と創造の教育」を掲げる環太平洋大学について今回はご紹介しよう。
環太平洋大学
2007年(平成19年)4月1日、「どこにもない大学」 を目指して開学した。初代学長は学校法人創志学園理事長の大橋博さん。甲子園常連校である創志学園高校が経営母体として有名だ。
基本理念に「教育とスポーツの融合」を掲げており、教職員として柔道の金メダリストである古賀稔彦さんを招聘。女子柔道は強豪として知られ、金メダリストも輩出している。
また、サッカー部では日本代表を経験した岡崎慎司選手と包括連携協定を結ぶなどスポーツにおける人材育成を重点的に強化。野球でも福岡ソフトバンクホークスで活躍する又吉克樹選手が同校の卒業生にあたる。
チーム状況
#全日本大学駅伝
— 全日本大学駅伝 (@daigaku_ekiden) November 5, 2022
1区スタート前 最終コール
環太平洋大学 谷末智哉#伊勢で決まる日本一 #全日本大学駅伝54 pic.twitter.com/LlydHrHvXP
チームの主軸となるのは谷末智哉くん。彼は陸上の強豪校の一つである報徳学園を卒業しているが、陸上部ではなく野球部出身という異色の経歴を持つ。ほぼ未経験ながら5000メートルを14分30秒で走るポテンシャルの高さは驚異的。
すでにチームのエースとなりつつある環太平洋大学は、前回の全日本チーム内区間記録を更新するなど順調に成長している。谷末くん頼りにならないチーム編成を行うことができれば、関東の各校に順位で勝つという展開も見えてくるだろう。