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KOK2023勝手に応援企画(13)「NAIKA MC」

ラップに重要なことは「韻を踏むこと」。しかし、あえて韻を必要以上に踏むことなく熱量一本やりでかつてチャンピオンにまで成り上がった男を、あなたはご存じだろうか。

それこそがNAIKA MCである。一見するとただシャウトしているだけに聞こえるが、面白いことができてテクニックもあってそれでいて胸を打つラップができる。決してミメイや百足さんとは違ったビジュアル的に優れているわけでも、フロウでも見せるわけでもない。

暑苦しく、熱のこもったラップ一本で彼はチャンピオンにまで上り詰めたのだ。


際立つ「おっさん力」

傍から見るとただがなっているだけに聞こえる彼のラップ。しかし、その熱量込めたラップは的確に相手の心を突き、そして観客の心をつかむ。何度となく感動的なバトルを見せ、そしてボロボロになりながらもUMB2016ではてっぺんに立って見せた。

相手は「ヤングたかじん」こと呂布カルマさん。すっかりテレビでもおなじみになった彼はこの時がUMBをとれる最大にして今のところ最後のチャンスでもあった。

その後も、KOKでは2連覇を達成したGADOROさんと対戦するなど激闘を繰り広げこれが3回目の出場となる。フリースタイルダンジョンでは、ラスボスの般若さんをあと一歩のところまで追い詰めるほどの激闘を見せ、GADOROさんとの激闘も印象的な「激闘王」。

権利の関係上見せることが叶わないが、その般若さんとのバトルは人を感動させ、FORKさんとのバトルはさながら切りあいや果し合いのような激しい戦い。彼はいつでも真っ向勝負だからこそ、激闘王と呼ばれるにふさわしいと思っている。

その暑苦しい、どこかやかましいおっさんのようなそのスタイルで激闘を見せてくれるだろうか。

代表曲

もっとライブをやらないとって思うようになりました。そう語るようにNAIKAさんと言うと、どこか曲というよりは司会やバトルという印象が強めだ。しかし、音源も非常に良いものがありもっともっと世に出てほしいと感じてしまう。

ステージ上でのシャウトが気にならないほど、どこか優しく温かなラップを見せる彼の本質はとてもやさしく気のいいお父さんと言ったところだろうか。

激しいパンチラインを繰り出しながらも司会進行など多彩な面も見せるNAIKAさんの激熱なパンチラインを受け止めることができるMCは果たしているだろうか。

「おっさん力」を決して舐めてはいけない。軽んじていると食らってしまうのは、あなただ。

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