見出し画像

夜間通用口

PK ShampooのCDを買いに行こうと思っていたんですが、タワレコが休みだったので10年前に書いた小説にちょっと書き加えました。

山田詠美さんの描く、群れない女って強いなあなんて思いますね。

ちなみに、表題は↓の曲より。

--------------------------------------------------------------------------------------

 あいつはいつだってそういう奴だろう。と誰もが萌のことを話題にするときはそうやって結論を出す。それは男の子も女の子もだ。クラスメートであっても、そうでなくても。まず彼女は、教室の掃除などやらない。授業が終われば、荷物をまとめてさっさと帰る。誰かが咎めると「あんたがやれば」と言って、唖然としている隙に彼女の姿は学校にはない。それ以外でも何か当番が回ってきたとしても「勝手にやっといてー」と言って、鏡で自分の顔と髪を眺めている。
 誰も、その事をたしなめようとする人はいない。だって、彼女はそういうわがままが特別に許されそうなくらい美しくて、他人をにらみつけるときの目は常に相手一点を見つめていて、決してそれを逸らさない。まるで寒い夜にしん、と浮かんでいるお月さまのように冷たく、そして刺すように。
 事実、彼女は中学時代に不良グループの中でも一番喧嘩が強かったらしく、誰も手が出せないのだという。
 その代わりに、彼女に対する陰口はすさまじいものがあった。十人いたら十人が彼女に対する恨みや憎しみを持っていた。何人もの女の子が彼女にボーイフレンドを取られていたからだ。実際、彼女がアタックをかけると一瞬にして男の子は恋に落ちてしまうのだ。それはどんな男の子でも、だ。クラスからの人気者も、恋愛に興味のなさそうながり勉君も、さらにはさっきまで彼女のことを罵っていた男の子でも、だ。加えて、彼女がアタックをかける男の子は決まって彼女のいる女の子だった。そういう男の子にしか、彼女は関心を持たないようなのだ。
 悲惨なのは取られた女の子だ。取られたのが、周囲が認めるほど綺麗で素敵な女の子だったら、まだ取られるほうも納得がいく。けれど、萌はそういうタイプには当てはまらない、全く異質な周囲から嫌われるタイプの女の子だった。あたかも、全てを知っているような顔つきで近寄ってきて、男の子を掻っ攫っていく。それは私たちの理解を越えていたのだ。
「とにかく、ムカつくのよ。あの女のやり方は」
 今日も、例によって彼女のことを悪く言うためにマクドナルドでたむろすることになってしまった。
「そうよ、男子なんかあんな女なんてどこがいいんだよー、とか言ってるくせにいざとなるとあっさりと落城しちゃうんだもん。頭来ちゃう」
「あんな女くらい、ポイと捨てるくらいの気持ちくらい欲しいわよね」
「あんな派手派手なメイクしてこなくてもいいのにね。すごいムカつく」
 確かに、萌は派手だ。だけれど、巷で言われる派手な女の子とはなんか雰囲気が違う。まるで派手さに隙がないというか、どこか大人の雰囲気すら感じるのだ。夜になればなるほど魅力が浮き出てくるような、そんな雰囲気。
 うんと髪の毛を伸ばして、スカートはとても短い。ストッキングや靴下すら履かず、もっぱら生足で歩いている。
 ふと、私は気になる。放課後は一体、どんな靴を履いているのだろう。きっと他の誰にも履けないような格好をしているのだろう。
 みんなに言うとどやされてしまいそうなので言わないが、彼女のことをかっこいいと思っている。どこか、仕事のできる綺麗な女性という雰囲気がするのだ。常に落ち着いたまなざしで部下を見ている表情が目に浮かぶのだ。それで、スーツでびしっと決めれば完璧だ。
 彼女の格好は今時の格好ではない。けれど、彼女の格好はきっと今の私たちには到底理解できるものにないだろう。私なんて、この前うんと考えた末に買ったショートパンツが周りと同じようなもので。どこか恥ずかしい思いをしてしまった。スニーカーも、ジャケットも、何もかも。
 だから、彼女の格好がすごく格好いいと思うのだ。けれど、私はあんな自分勝手な子と友達になりたいかといわれると、そうでもない。
「ねえ知ってる? この前サッカー部の柳沢くんなんか早速ふられたって。ユカリとあんなに上手くいっていたのにさ。馬鹿みたいよね、フラフラしちゃってさ」
「知ってる。あの子、自分の魅力を誇示したいだけなのよ。最低よね」
「女友達なんてできっこないわよ。あれほど嫌われている女の子も珍しいわよ」
「アズサなんて捨てられたくせに、すぐに男のほうから戻ってきたって。だからよりを戻すのも早かったけど」
「どうして男って、あんな女のことを好きになっちゃうんだろうね」
「それって私たち女がどんなに努力したって負けちゃうってことじゃない?」
「えー、そんなのないよ! 努力してない奴に負けるなんてさ」
「じゃあさ」私が口を出した。「実は隠れて努力してるとかいうことなんじゃないの?」
「それはない」
「同感」
 口をそろえて私の意見に反論した。でもどんなに努力しても勝てない「何か」があるのなら、それは彼女にそれだけの魅力があるかそれともそれ相応の努力をしているかのどちらかではないのかと。外へと出る。半分だけしか出ていない月は、少しだけ冷たそうに煌々と光っていた。

 それから一週間経ったある日の夕方、どうして私はこんなことをしているのだろうと、放課後の教室で困惑していた。
「それで、何が言いたいの?」
 萌は私を睨みつけている。私は何も言えないまま両手を握りしめている。汗が止まらない。なんで、こんなことになっているのか。私はまだ理解できていない。仕方ない。じゃんけんで負けてしまったのだから、言い訳のしようがない。このじゃんけんに加わらなければ良かっただけの話なのだ。
 というのも、クラスメートの水木さんが泣いていた。例によって萌に彼氏を取られたというのだ。もう我慢できないと、怒りの表情である女の子が言った。それに他の女の子も同意した。どうして、そんなことをするのか。それで人が傷ついても構わないのか、恥ずかしくないのか。そういうことで自分たちが傷つき、腹を立てていることを理解してほしい、と。
 私は、それを黙って聞いていた。なるほど、とは思ったけれど今回は水木さんにも責任があるのではないかと思ってしまった。話を聞けば、その男の子と喧嘩をしていたというのだから。それに、別にその子とは大して親しいわけではなかったので冷めた気持ちでその一部始終を見ていたのだ。
 じゃんけんで誰が行くかを決めましょう、とある女の子が提案した。私はそれを子供の遊びを見る気持ちで見ていた。私は今好きな男の子なんていない。
 だからこそ、どこか遠くから見ているような気持ちになったのかもしれない。だけれど、他人の恋はやっぱり他人事なのだと思う。他人にはどうしようもできない問題で、第三者の私たちにはどんなに気持ちを汲み取ろうとも張本人にはなりえないのだ。
「何やってんの。あんたもやるのよ」
 提案した女の子が私にそう催促する。
「えー、やりたくないなあ」
「何それ! 友達がいのない奴」
「駄目だよ。協力してあげなきゃ」
 仕方なく、私も参加する。仲間はずれは、嫌だなあ。私はそんなことを思いながらじゃんけんの輪の中に入った。で、負けた。
 一斉にほっとした顔で、みんなが私を見た。私は困り切ってしまった。萌は怖い。だけど、クラスのみんなを敵に回すほうがよっぽど怖い。女の子たちは群れると「赤信号みんなで渡れば怖くない」のごとく、すごい勢いを持っているのだ。
「それで、何なの?」
 萌はかなりいら立った表情で私を見つめる。私は、どうしたらいいのか分からないまま立ち尽くしている。夕陽のオレンジがどんどん沈んでいく。彼女のコントラストが次第にくっきりと浮き出してくる。ライターで下からあぶると綺麗な絵が出てくるように。
「あのさ、水木さんのことなんだけど……」
「それがどうかしたの?」
「彼女、泣いてるの。せっかく彼氏とうまくいっていたのに……」
「それで?」
「つまり、あなたが、その……」何を言っているんだこの子はという顔で、萌が私を見つめている。「水木さんに返してあげてほしいん、だよね」
「そう言えと言われたわけね」
 萌は廊下の外側に隠れている「何か」を見ながら、そう言った。私は驚いて言葉を失った。その表情を見て、彼女は思わず噴き出した。空はどんどんと暗くなってきていた。
「何がおかしいの?」
「あのね、男と女のあいだに前とか後とか関係ないの。ずっと水木さんと彼氏がうまくいっていたなんて嘘よ。だったら、私が気のあるそぶりをしても振り向きさえしないはずよ。解ってないのね。二人のあいだに隙間があったからちゃっかり私が入り込んだだけ。良い? 本当にその女を愛しているなら、私みたいな女が視線を送っても無視するにきまってるわ。実際に彼、水木さんと喧嘩してたって言ってたしね」
 私は、思わず言葉を失ってしまった。私が話したいのはそういうことではなくて、もっと簡単なことなのだ。なんだか、彼女は違う世界のことについて話しているのではないかと思ってしまう。
「くだらない。だいたいあんたらさ、くやしかったら水木さんが直接私のところに来ればいいじゃない。それをねえ、あきれちゃうわよ。人に同情したり、協力したりするのはお遊びのひとつだけどさ。私は暇じゃないの。遊ぶので精一杯なんだからさ」
「そんな言い方しなくてもいいじゃない。水木さんはきっとあなたと面と向かって話せる子じゃない。だけど、彼のことが好きなんだと思う。すごく、苦しいんだと思う」
「はは」と萌は笑った。「返すも何もあんな男と付き合う気はないわよ。からかっただけ。あとは戻ろうがどうしようが私の責任じゃないわ。ちょっと良いなとは思ったけど、キスの仕方を知らない男なんて、気持ち悪い」
「水木さん、可哀そうよ」
 思わず、私は自分が心にもないことを言ってしまった。私は、水木さんのことなど何一つ知らないからだ。
「本当はそんなこと思ってないでしょ」
「え」
 私は思わず驚いて、答えを返すことができなかった。その通りだったから。
「あんた、面白い子ね。ねえ、これから私の家に行かない?」
 おかしくてたまらない、という表情で私を誘った。
 私と萌が教室から出て行くのを、女の子たちは驚きの目で迎えた。一人が、私の腕をつかんだ。
「ね、どうなったの?」
「それがまだ……」
「話をつけに行くのね?」
 私は返事をしなかった。話なんて何一つないのだ。彼女が見ているものは私たちが見ているものとまるで違うのだから。だから話をしたって無駄なのだ。
 それを彼女たちは知らない。私たちが西を見ているからといって、みんながみんな西の方向を見ているわけではないのだ。そんな話をしたって何の意味もなさない。
「頑張って」
 私はポン、と背中をたたかれる。参ったな、と思う。こんなときに集団って怖いなと思う。自分たちがいるという事実を端から消してしまっているのだから。
 そうすることで、周りから異端とみなされることもないし、排斥される恐れがなくなる。だからこそ、みんなで渡れば怖くない。一人で渡れば怖いものなのに。
 私は頷きもせずに、萌の後ろを追いかける。まさか、萌の家に行くなんて、言えるわけがない。だって、集団ってひどく便利だから。だけれど、萌はそれを使う必要がなかった。赤信号を一人で渡ろうが二人で渡ろうが全然怖くないのだから。
 夜はすぐそこに迫っていた。空がどんどん色を濃くして、月が薄い白色をしていた。学校の近くの公園や建物の色が黒い。そんな風景に私はただ見とれていた。まるで別世界に来た気分で。
「ねえ、夜ってなんか優しいと思わない?」
 萌は、私のほうを振り返って言った。私には、よく解らない。夜に街を歩いたことなど、私にはほとんどそんな経験はない。そのことを伝えると、ふふふと彼女が笑った。月が次第に、まぶしくなる。
「そっか。そんなことも知らないのか。世の中でいちばん優しいのは、きっと夜よ。だって、全てを包み隠してくれるから。私なんか、夜になればなるほど元気になるもの」
 そんなことを言う萌は、私と同じ種類の人間ではない。教室で見せるいい加減な態度は見せないし、不遜な様子もない。そして気が付く。彼女は何一ついつもと変わっていないのだ。彼女はこの年にしてすでに教室や制服が似合わない女だったのだ。夜になればなるほど、彼女の輪郭ははっきりしていく。彼女の態度は、夜のためのものだったのだ。
「ねえ、聞いていい? 何で私のことを誘ったの? 私、水木さんのことで文句を言いに来たのよ。腹立たないの?」
「別に」
「なんで?」
「だって、あんただって、自分には関係ないって顔してたもの。自分に関係ないことに対して頑張ることって楽しいゲームよね。まあ、私はそういうゲーム、大っきらいなんだけど。でも、あんたの誘ったのはそれとは別。あんた、すごく面白そうだもの」
「親切なのね」
「別に」
 彼女は笑顔でそれを返す。
「ねえ、どうしてそういうからかったりするわけ?」
「だって、男の人に振り返ってもらうのって、素敵なことよ。背中の開いた服やスリットの入ったスカートで女を見せつけるのって楽しいんだから」
「軽いって思われるんじゃないの?」
「軽いことがいけないことではないわ。ねえ、男と女が好きになるのに理由なんていらないって知ってた? それを高尚なものだとあんたたちは思っているみたいだけれど。だから、いちいち私のやることに文句をつけるのよね。でも本当はそんな難しい話じゃないわ。もっと単純な話なのよ」
 そのまま、帰ることだってできたはずだ。けれど、私は彼女から出ている磁力みたいなものに魅入られるかのようについて行ったのだ。
「あら、どうしたの? 今日はお友達と一緒?」
 大きなタワーマンションの一室から出てきた女性は、萌と比べても見劣りすることないほどの美人であった。

 まだ足が痛い。昨日、なれないハイヒールを履いたせいだ。そう言えば、水木さんのことどうしようと思いながら、夜を振り返る。
 高すぎる踵の高い靴なんか履いて夜の街に出た萌と私は、萌の部屋で着替えさせられた。家に電話をかけてもらい、化粧の仕方を習い、香水の付け方を教えてもらったけれど、顔だけが立派な大人になっても、私なんてまだまだ子供。今朝の私の足はとても痛い。
「私、やっぱり今日サークルの飲み会さぼろっと。めんどくさいしね」
 美人のあの人は綾美さんという人だった。綾美さんは萌のお姉さんで、とっても頭のいいお嬢様大学に通っているのだという。両親が共働きの萌にとって、綾美さんはお母さんのような存在だと彼女は話していた。
「ねえ、おねーちゃん、この子まだ寝たことないんだってさ」
「あら、一番好きな男の子と寝るのがよっぽど健全よ」
「ふーん、私は男なしの生活はやだな。愛してなくても男がそばにいないと、やっぱりやだ」
「萌はまだ若いからね」
 二人が交わす会話を、私は呆気にとられたようにそれを聞いていた。この人たちの生活は全てに男の要素がある。私はそれが面倒ではないのかということを思ってそれを聞いている。
「おねーちゃん、口紅の色が地味ね。いっつもブラウン系」
「彼が好きなのよ。それに良い男って、赤やピンクの派手な色より落ち着いた色のほうが絶対好きなのよ」
「ふーん、さすがミス・キャンパス」
 口紅の色すら男に合わせるなんて、私にはちょっと考えられない。マスカラを何度も塗ったり、目の上に鮮やかな青を入れたり。全て男を心地よくさせるためだなんて。それを媚というのではないだろうか。
「ほら、こっちに来て。あなたにもお化粧してあげる」
「私、いいよ」
「どうして? これから出かけるのに、そんな子供みたいな顔じゃあ連れて行けないわ」
「別に。男の人の視線なんて関係ないわ」
 綾美さんが笑った。
「男の人に好かれるほど、楽しいことはないわ。最初に出会って、その女の内面を見抜けるほど利口な男はそうそういないわよ。外見だって大切。綺麗な格好はこの上ない武器なのよ」
「ふーん、そうやって多くの男を泣かせてきたのね」
「そうよ」
 しれっとした表情で綾美さんは答えた。思わず私は噴き出してしまった。そして、二人に根負けする形で私は化粧をすることになってしまった。
 鏡の中の私はどこか私ではなかった。だって私は、男に注目されるために化粧をしたことなど、今までなかったからだ。私がいつも着てる服は、私が私のために着飾るもの。だけれど、今着ている服、化粧は私が男を惹きつけるために着飾るもの。それを萌と綾美さんは好んで着ている。彼女たちは、きっと男が好きなものが好きなのだ。満月の夜はまるで夜間通用口のように輝いていて、さらに私を深く前へと進ませる。
 そのあと、三人でクラブに行った。萌は子供っぽいから嫌だと駄々をこねたのだけど、綾美さんはそれをなだめていた。クラブが子供っぽいだなんて、一体どういう考えからそういう発想ができるのだろう。
「そうねえ。なんて説明したらいいのかしら。流行に敏感になっているうちなんて、所詮はガキなのよ。そういうのを通り越して自分たちのスタイルを貫けなければ、格好良くはないわね」
 水割りを飲みながら、萌はそう言った。水割りなんて、おじさん臭い飲み物のような気がするけれど、萌にはよく似合っていると思う。
「萌のスタイルって何?」
「あなたって、良く質問するのね。でもそれは、言えないかなあ」
 萌は煙草に火をつける。箱には「キャスター」と書かれている。私と同じ年齢には見えない。時折、萌に挨拶をする人たちがやってくると、萌は左手で会釈する。学校では見たことのない人たちばかりだ。
 私は、横でこっそりとジントニックを飲んでいる。なんだか頬が熱い。手首に少し吹きかけられた香水の匂いが立ち上らす。
「ねえ、萌のスタイルって何よ」
「おねーちゃん、なんかこの子酔っ払っちゃったんだけど」
 綾美さんはにこにこしながら、店のマスターと話している。
「ねーえ、けちけちしないで教えてよー! 自分らしくいることがスタイルじゃないの?」
「しつこい子ね。そういう考えでいることがもう自分のスタイルを崩しているの。そのままでいてうまくいくことの方が少ないんだから。よっぽど自分を覆い隠すものがある方がまだマシよ」
 突然、綾美さんが笑いながら話しかける。
「あせっちゃダメ。自分のスタイルっていうのはね、魅力ある女として好きな子を振り向かせられること、それに振り向かせるような男を捕まえること。ね、萌ちゃん」
 萌はふん、とそっぽを向いた。なんだ、萌ですらそれが解らないのか。なんだか可愛いな。そんなことを思いながら、頭の片隅で明日学校遅刻しないかな、なんてことをぼんやりと考える。月から抜けた夜間通用口はとても素敵で、まるで私が私でなくなる感覚がどこか心地良くて。うらやましい世界だなとぼんやりと考えながら、私はジントニックの泡をただ眺め続けている。

いいなと思ったら応援しよう!