KING OF KINGS 2020 出場者紹介(2)
ということで、残り8名である。
前回はこっち(各MCの紹介動画は後から追加します)。
「北九州の超新星」
Maiji(小倉 MC BATTLE 2020代表)
九州・福岡のヒップホップシーンで有名なのは智大だが、今回は出場せず。代わりに小倉MCを優勝して出場することになったのがMaiji。音源を聴いてみたが、なかなかイケているMCだと思う。
地元・北九州の小倉で根を張り活動しつつ、なかなか陽の目を見ることが無かった今大会はまさしく全国に名を知ってもらえる大チャンスと言える。
「世田谷のWARUGAKI★」
SIMON JAP(LEGALIZE MC BATTLE代表)
般若と同じ世田谷育ちのベテランMC。LEGALIZE MC BATTLE代表として出場するが、今年は何かしら大きな変化があったのか、心優しい先輩の一面を見せつつもストリートをレクチャーするような姿を見せるようになった。と言っても、熱い一面は一つも変わらず。新境地に達したようにも感じられる彼が新たにたどり着く場所はどこなのか?
「ミスターフルボッコ」
漢 a.k.a. GAMI(SPOT LIGHT代表)
大会オーガナイザーがまさかの参戦となった。SPOT LIGHT代表として出場。この大会を最後にMCバトルからは正式に引退をするとのことだが、意外と引退ブーストがそれほど関係ないのもMCバトル。ただ、古くからのストリートカルチャーを持つ男の引退は少しばかり特別なものとなりそうだ。
「流レズ流レを作る男」
句潤(ENTA DA STAGE代表)
ENTA DA STAGE代表。横浜に根を張り、活動を続ける高い音楽性を持ったラッパーとしても知られ、MEATERSというバンドに所属して音楽性を高める一方でバトルにおいても2020年は大躍進。UMB2020では準優勝を達成した。2度目の出場となる今回はUMBの悔しさを晴らすきっかけとなることができるか。
「小峰のベートーヴェン」
MU-TON(戦極 MC BATTLE 第22章代表)
今年もバトルMCとしての活動は健在だった、異次元の天才MU-TON。いかに自分が格好いいかを見せることに関していうならば、間違いなく全MCの中でトップクラス。凱旋夏の陣などでも圧巻の強さを見せていただけに、その格好良さが存分に出た音楽を聴きたいとも思う。4年連続で出場しているんだね。
「New Dark Hero」
S-kaine(9Sari選抜)
高校生ラップ選手権だけでなく、もうすでに実力は大人を凌駕している2020年の新星。レゲエを思わせるようなフロウとバイブスを秘めた声、何よりも風格が未成年とは思えないほど堂々としている。一方で周囲が思う「格好良さ」と彼が思う「格好良さ」がまだかみ合っていない部分はあるのかもしれない。
ただ、RAWAXXXから気に入られてEPを作るなど、将来も極めて有望だ。
「難攻不落の内弁慶」
崇勲(9Sari選抜)
KOK2015チャンピオンが9Sari選抜として帰ってきた。近年は目立った戦績こそないものの、フリースタイルダンジョン2代目モンスターとしても名が知られている。ただ、今年はどうやら本当にラッパーらしい活動をしていなかった模様。ただ、そういう時ほど言いたいことにあふれていそうな気がしないでもない。
「覇王」
呂布カルマ(9Sari選抜)
KOK2018チャンピオンは今回9Sari選抜として登場。今年も変わらずMCバトルに多く参戦していた一方で、バトルからの引退も示唆するようになってきた。呂布さんが現役を退くかどうかで、今後のMCバトル界も大きく変貌を遂げる。間違いなく口喧嘩という点で、呂布カルマに勝てる相手は誰もいないだろうから。
ということで、以上で一通りの紹介が終わったわけだが、正直今大会程予想をつけるのが難しい大会は無いと思う。強いて挙げるなら
RAWAXXX
鎮座DOPENESS
呂布カルマ
MU-TON
漢 a.k.a. GAMI
だろうか。いずれにしても楽しみな大会になることは間違いないだろう。
ということで、KOKを楽しみにしたいんだけれど、その日仕事で行けないんだよな……。