短歌、言葉、その周辺の仕事。興味のあることだけやって二十数年生活してきた歌人の、あやまちだらけの毎日を知ることで気持ちがきっと楽になります。正直さでは負ける気がしません。1日ずつのバラ売りも(たまに)しますが、まとめ売りのマガジンは毎日更新をめざしますので、30本とかで700円。更新できなかった日の翌日は、2本更新します。1日あたり24円。
もうちょっと寝具に気をつかいたくて、新しいマットレスを買うことにした。 いま使っているのはアイリスオーヤマのエアリープラス(エアリーのハードタイプ)。腰が痛くなることはなかったから買ってよかったとは思うし、コスパだけでいえばたぶん最強クラスだと思うのだが、コスパよりも寝心地優先で選んでみたくなったのである。 というわけで、イオン板橋の寝具コーナーでいろいろ試し寝できるので、寝転がりくらべしてみた。ちなみに大谷が愛用していることでおなじみ、西川のエアーは置いてなかった。
といっても、ショッキングな話ではないです。安心してください、誰も死にません。 「針中野の占い師」に書いた、後輩Dの死から数年後。 会社を辞めて無職生活を送っていた俺に、Nちゃんからメールが届いた。彼女とはDの葬式以来、会っていない。葬式の数週間後にDの遺書めいたメールを転送してもらって以来、やり取りも途絶えていた。そういう発言があったわけではないけれど、なんとなくこのまま疎遠になるんだろうなと思っていたので、数年ぶりのメールには驚いた。 なぜいま福岡に?と思ったら、岡村
すでに誰かが書いてそうな気もするけど、自分なりに考えたことを。とても簡単な方法です。 PCで作業を進めるのがちょっとしんどいなと感じるときは、ポモドーロで回していくようにしている。20〜25分が1セットで、休憩を挟んでまた同じ時間で2セット目をやる、みたいなやつ。しかしどうしてもやる気が出ないときというのがある。20分集中することさえ苦痛に感じるときがある。 そこでだ。 最小限のセットからスタートしてみることにする。めちゃくちゃ短い時間。 最初は3分からスタート。ただし
SNS、というかツイッター(現X以下略)に時間を取られすぎる。 ここ何年かの重要なテーマではあるのだが、整理のためにここに書き付けておきたい。 まず大前提として、ツイッターは使い続けようと思っている。 イーロン・マスクがトップに就任してからのあれこれで、かなり嫌な気持ちにはなった。やめたいという気持ちも増した。それでも現時点では、これに優るSNSはまだ現れていないと感じる。 わかりやすく有益な例を挙げると、詐欺対策。 SMSや留守番電話に、名前になじみのあるインフラ系企
大学時代の後半は、完全に昼夜逆転の生活になっていた。 夜の11時からテレホーダイタイムに入るのだが、11時台は回線が混みやすいので、テレビの深夜番組(「ナイトinナイト」など)を見終わった深夜1時あたりからネットを始める。そのまま3時くらいまでネットをやって(時には朝まで)、そこから銭湯に行く。どういうわけだか知らないが、少し歩いたところに朝5時までやっている銭湯があった。スーパー銭湯ではなく、浴場組合の公衆浴場なので、300円くらいの銭湯価格で入れる。朝5時までやってる銭
先日、有楽町のヒューマントラストシネマで、大島新監督「香川1区」を見た。 前作「なぜ君は総理大臣になれないのか」と同じく、香川1区の国会議員・小川淳也(立憲民主党)にスポットを当てたドキュメンタリーである。前作はまるっと小川淳也メインの映画だったが、今回は2021年の衆院選・香川1区の動向を追っているため、対立候補である平井卓也(自民党/元デジタル庁大臣)とのコントラストがくっきりと出ている。 ゆえに、そのコントラストによって(前作と地続きであるものの)今作のほうが「日本
「ドライブ・マイ・カー」2回見たんですけど、1回目より2回目の方が深く染み渡るような感覚がすごくありました。 で、「そもそも自分はこの映画の何に惹かれているのだろうか?」ということを考えたときに、一つは「自己開示の過程」がとても自然だったからというのがあったんですね。自己開示というか、奥底にしまった感情の吐露というか。 簡単にいうと、映画のスタートの時点では自己開示が出来ていない。で、ゴールの時点では自己開示が出来ている。映画ではその過程が描かれているんですけど、その自己
今さらこの話題か、という感じもなきにしもあらずなんですけど、例のDaiGoの件。Youtubeでホームレス生活者や生活保護受給者の命を軽視する発言が波紋を呼んでて。 で、その差別発言についてはみなさんと同じく僕も怒りを覚えたんです。というよりもショックだった。「あれだけの有名人が、チャンネル登録者の多いYouTubeチャンネルで、むき出しの差別を堂々と主張するんだ」と思って。 それに対する批判はもうあちこちでされていて、僕も同意するんですけど、もう一つショックだったことが
iPhoneアプリの並べ方、人によってそれぞれこだわりがあると思うが、自分はもう10年くらい「ワンライン整理法」でやっている。自分がオリジネーターではなくて、何かのネット記事で読んだのがきっかけである。 10年使ってみて「やっぱりこれがファイナルアンサーだな」(この言い回しもいずれ通用しなくなる)と思う機会すらないほど当たり前に使っているのだが、今まで他人のホーム画面でこれを採用している人を見たことがない。メジャーではないにしても一つの流派としては確立されているのかと思った
ラジオ夜のイメージ(話し手:まえさん) 第6回 体験のゆくえ
毎年テレビブロスの年末号でその年のTVドキュメンタリーを振り返る企画をやっていたのだけど、もうやらなくなってしまった。というところに加えて、先日、NHKで放送されていた「このドキュメンタリーがヤバい!2020」が面白かったので、それに触発されて個人的に気になった2020年のTVドキュメンタリーを選んでみました。 目撃!にっぽん「『筑豊のこどもたち』はいま “貧困のシンボル”の末に...」(NHK総合) 1960年、炭鉱閉山の実態を世に知らしめた『筑豊のこどもたち』。写真
ツイッターで書けるくらい短い内容だけど、こういうのはのちのち参照するためにブログで書いておいたほうがいいと思い、こっちで書きます。 インタビューや座談会のテキストを構成するときに、笑いが起こる場面を「(笑)」で書くことは普通にありますよね。 山田 そんなバカな(笑)。 みたいなやつ。マルの前に「(笑)」を置くという用法が、現在は一般的になっていると思います。 基本的にはこれでいいと思うのですが、ちょっと気になるケースはあって、たとえば 山田 そんなことある(笑)!?
「マイ・ウェイ」が好きなのです。 「曲がいい」というのはもちろんあるにしても、それだけじゃない良さがある。歌手や歌われるシチュエーションによって、曲のイメージがいろいろ変わっていくような不思議さがいいというか。 曲の起こりからして、ちょっと不思議な感じもあって。 「マイ・ウェイ」には元となった曲がある。クロード・フランソワというフランスの歌手による「Comme d'habitude(いつものように)」という曲がそれ。作詞はクロード・フランソワとジル・ティボ、作曲はクロー
「スカパー!TVガイドBS+CS」という雑誌で、しばらく前から「ニュースの拾い方」というインタビュー連載を担当している。 はちゃめちゃにあふれかえるニュースメディアの中で、どんなふうにニュースをピックアップし、どんなふうに摂取しているかを聞く、という企画である。今まで古田大輔さん、想田和弘さん、大井真理子さん、津田大介さん、小島慶子さん、武田砂鉄さんなどに取材してきた。 インタビューで語られるのはおもに心構えや受け止め方なのであるが、やっていくうちに「あー、こりゃちゃんと
ラジオ夜のイメージ(話し手:まえさん) 第5回 言葉を与える 冒頭で取り上げたツイート https://twitter.com/isa_kent/status/1261656111544823808
ブロスの定期刊行が終わって、ネットが始まった。 新しいフェーズに入ったわけであるが、ちゃんと過去の総括はしなければならないと思うので、自分なりに考えたことを書く。このミニコラムの続きみたいな話です。 ブロスが番組表を廃止したことは果たして正解だったのか。 いまだに自分の中で定まった答えが見つからない。 「ブロスはコラムがメインで番組表はおまけ」と言う人はたくさんいるけれど、その逆のパターン「番組表がメインでコラムはおまけ」の人も一定数いたはずなのである。具体的に言うと、