助け舟は意外にいろんなところに浮いている
何かにつらさを感じたとき、それが深ければ深いほど身近にある助け舟が見えなくなりますよね。
自分もそうでした。でも振り返ると、乗らなかった助け舟がたくさんあることに気づきました。
実際に乗った助け舟
〇部分的に逃げる
これが結果的にですが自分の乗った助け舟です。
より具体的に言うと、自分が幸運にも今の仕事を続けられている助け舟は
〇退職、休職ではなく、異動すること
でした。
当然ですが、休職もせずに異動するには、年度末まで耐える必要はありました。もし、休職の道であれば、復職していたかは自分でもわかりません。
働き方、立場、採用形態などの理由で必ずしもつらさを感じている方全員がとれる方法ではありません。
ですが、だれが見ても間違いないといえることがあります。それは
人間関係がつらさの理由なら、離れることが有効
ということです。
これは当たり前ですが、なぜかどん底にいるとその手段を取りづらくなる人が少なくないと思います。
それは
この人、この状況に負けるようではダメだ
と思う人もいれば
なぜかわからないけど、離れる、という選択肢を考えられない
という人もいるでしょう。
経験則ですが、もしそれが後者であれば
限りなく限界に近い、いわゆる末期症状
だと思います。
乗らなかった助け舟
振り返ったら、あれも助け舟だったな、と思うものをいくつか挙げます。
〇当時の園長と同僚の一人が、実は自分を気にしていてくれたこと
〇学生時代からの友人からの「(相手に)うるせーって言えば?無視したら?」というアドバイス
〇前職の同僚からの復職の誘い
〇持っている資格を活かしたバイトの勧誘
〇自分の異常に気付いていた保護者がこっそり届けてくれた、心療内科の名刺
〇スポーツクラブの勧誘
〇頻繁に行っていた同期との飲み会
これらは一部ですが、思い返すと人間関係のものが少なくありません。
なんなら、前回のつらかったことに挙げたことに反することがあります。
”味方がいない”と感じていたことが、大きく間違っていた
のですね。いや、ほんとに、なんでそんな思い込みをしてしまっていたのか。
ですが逆に、当時の自分がどうすればその思い込みから脱却できていたのかは今でもわからないのです。
その辺は心理療法士というプロがいるわけですから、私が正解に近い答えなどは当然出せないとは思います。
ですが、自分のパターンはこうだった、という程度のものは、結果このnoteをまとめていく中で見えてくるような気もしています。
漠然と思っていることや振り返りを文章化する
ことには力があるのですね。
当時、もしそれをしていたら
何か変わっていたのかな、とこれを書きながら考えてしまいます。