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2ヶ月フィリピン留学したって英語なんてしゃべれない
フィリピン留学を始めて約2ヶ月半が経った無職のイノシシです。学校では1月2日から通常授業が再開し、正月気分も味わえないまま過ごしています。
以前こんな記事を書いてました。※読まなくても問題ないです
私の留学前に周囲の人から「3ヶ月語学留学したけど全然しゃべれない」や「2ヶ月留学してみたけど行く前と全然変わってない」と言った声をよく耳にしていました。
日本にいる時は「いやいや、それはさすがにご謙遜されているのでしょう」なんて思っていました。周りに日本語を話せる場所がほとんどなく、「英語をしゃべれないと生きていけない」という環境に身を置けば自ずと英語は身につくものだ、という言説に一定の説得力を感じていました。
ただ、2ヶ月半の留学を経た現在感じているのは、たとえフィリピンで2~3ヶ月勉強しようが英語が身につかないということは普通にあり得る、という事実です。
しかもこれは珍しいケースではなく、周囲には1日何時間も勉強しているのに英語が話せない、外国人との会話が怖い、という人がたくさんいます。多くの人が仕事を辞めたり休学したりして、数十万円もの大金と貴重な時間を使って留学に挑むわけですが、その努力が報われないというのは本当に辛い話です。
一方私自身は周りと同様にほとんど英語がしゃべれない状態で来たものの(嫌味に思われるのを承知の上で言いますが)他の学生と比較したらまぁまぁしゃべれるようになったほうで、現地でプライベートで遊べる交友関係を作れる言語能力は身についてきました。
もちろんまだまだ未熟で、もっと努力が必要ですが、この経験を踏まえて、英語留学が失敗に終わりやすい人の特徴や成功するためのポイントについて、自分への戒めも込めて書いてみようと思います。
この記事では、以下のテーマについて具体的にお伝えします。
・フィリピン留学が失敗する人の特徴
・留学を失敗させないための簡単で実践的な事前準備
・フィリピン留学中のおすすめの過ごし方
失敗しやすい人の特徴は「そりゃそうだよね」という内容になるかもしれませんが、事前準備やおすすめの過ごし方はすぐに実践できる具体的なアドバイスをお伝えします。
興味のある方は目次から気になる部分をチェックしてみてください。
英語圏で生活すれば英語が話せるようになるという幻想
自分を含め多くの人が、「本気で英語を身につけるなら外国に行かなきゃだろ!」と鼻息荒く意気込んでフィリピン留学を申し込みます。
英語に囲まれた生活の中で英語のシャワーを浴び続ければ、自然と英語脳が養われていく、というものです。
ただ、よく聞くこの「英語を浴び続ける」という言葉のニュアンスに結構な間違いというか勘違いが含まれています。
英語は受動的に聞き流すだけの時間がいくら続いたとしても決して身につきません。能動的に自分の脳を使って英語を使おうとしなければ絶対にものにできません。
外国人の語学留学を受け入れている学校の先生は当たり前ですが、様々な語学レベルの生徒と接しています。
そんな先生たちの教育目標としては「生徒が英語を話せるようになる」はもちろんですが「生徒が挫折しないようにする」というのも大きな命題で、先生たちはあの手この手で生徒の成長レベルに合わせた授業を展開してくれます。
もちろんこれは素晴らしいことなのですが、一方で生徒が甘えようと思えばいくらでも甘えられるという環境を提供してしまうという落とし穴も存在しています。極端な話ですが、生徒が一切英語を喋らなかろうが、先生は粘り強く授業をし続けてくれます。
つまり、いくら英語圏で英語の勉強をしていようが英語が身につくかどうかは本人次第、という当たり前すぎる結論に至ります。
これがもし学校ではなく仕事の現場であったなら、自分が英語を喋れないことで明確な実害(減給や場合によっては解雇)を被ることになるのでおそらく必死になって英語を習得しようとすると思うのですが、一方で学校という守られた環境である以上どうしてもそのあたりの切迫感はどうしたって薄れてしまいます。
そうして時間だけが過ぎていき、気づいたら留学期間も残り僅か。焦って最後の数週間の授業を追加して追い込みをかけようにも時すでに遅し。そんな人が本当に多く驚きます(めっちゃ嫌味ですが、、性格悪いですね。)
留学が失敗する人の特徴
留学がうまくいかない人は大体以下の全てに当てはまっています。
・英語を聞いてるだけで自分から話さない
・授業外の勉強をしない
・日本人とずっと一緒にいる
英語を聞いてるだけで自分から話さない
これが最も多く、最も危険な落とし穴です。
前述の通り、フィリピン留学するだけならただ英語を聞いて「うん、うん」と言ってるだけでも何となく過ごせてしまいます。
それでも時間だけは過ぎていくので、何となく自分の中に充足感が芽生えてしまい「今日も結構頑張ったぞ」なんて思いながら時間をひたすらに消化していくだけの合宿になってしまったりします。
英語に限らずどんな学習にも言えることですが、学習には「いかに自分の頭で考えてアウトプットしたか」が重要で、それなくしては成長は絶対にできません。
授業外の勉強をしない
学校にもよるのでしょうが、自分の周りではこういう姿勢の人もめちゃくちゃ多いです。もちろん日々の勉強に疲れてそれどころじゃない、というのもあると思うのですが(自分も未だに毎日ヘトヘトになります)、さらに「外国に来て何時間も勉強してる自分すごいぞ」という何となくの充足感がその人を自己学習から遠ざけているようにも感じてしまいます。
個人的に留学の学習で感じるのが単語暗記に代表される「詰め込み」学習の機会の少なさで、そのあたりは個人で補っていく必要が間違いなくあります。
あと単純に1日8~10時間程度の学習では正直圧倒的に会話数も足りないので、いかにそれ以外の時間に自分で英語を聞き取り、自分で発話する機会を増やしていくのかも重要になります。このあたりについては別の章で後述します。
ずっと日本人と一緒にいる
これは特に自分が大学生の時に大学に来ていた留学生を見て感じていたことですが、日本語がメキメキ上達する留学生と言うのは拙い日本語だろうと勇猛果敢に日本人に話しかけていました。一方、いつまでも日本語が話せない留学生というのはめったに母語話者のコミュニティの外へ出ていかず、自分にストレスのかからない環境に身を置いていました。
そして自分が逆の留学生側の立場になって見てみると、やはり多くの日本人が日本人とばかり話し、先生や学校のスタッフとのコミュニケーションを拒んでいる光景をよく目にします。
繰り返しになりますが授業だけでは圧倒的に英会話数が少ないので、それらをどうにかして補っていく必要があるのですが、この貴重な英語話者ばかりの環境の中で日本語ばかりを話していては成長できるはずもありません。
そしてしまいには「この学校は日本人が多すぎるから英語が身につかない」などと悪態をついて帰国する人さえいます。
自分で選んだ環境なのだからその中でいかに自分が成長できるのかを考えなくてはならないはずです。
留学を失敗させないシンプルな事前準備
さて、とは言えここまでは「そんなこと分かっちょるわい!」くらいのつまらない話だったかと思うので、ここでは留学前にやっておくとよいと思ったことや心がけを書いていきます。
ここまで「英語を自分から話さないヤツはダメ」と散々書いてきたのですが、実はこの対処方法は簡単で、英語で話したくなるような仲間を作ってしまえばいいのです。
具体的には、英語の先生や学校外のローカルの人と仲良くなって、「もっとこの人たちと仲良くなりたい!」という気持ちを無理矢理に自分の中に芽生えさせればいい。
一般的に英語学習というと
1.単語暗記、文法学習
↓
2.個人練習
↓
3.対人会話
という順番を考えますが、個人的には(特にわざわざ海外に来るなら)この順番は思い切って逆にしたほうが絶対良いです。
1.対人会話
(喋れない!悔しい!)
↓
2.個人練習
(自分が伝えられなかった英語は何か?)
↓
3.単語暗記、文法学習
(そこにはどんな知識が不足していたのか?)
重要なのはガンガン失敗して、恥をかいて、悔しい思いをして「チクショウ!」という気持ちを自分から生産し続けること。そしてそれを全力で英語学習にぶつける、という順番です。
繰り返しになりますが、学校という先生側が生徒に歩調を合わせてくれるような守られた環境では普通に過ごしていては悔しい思いを得られる機会は少なく、また授業だけでは圧倒的に会話量も不足しています。
これらを打破するための施策を以下に書いていきます。
1.「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」の例文を暗記する
とは言え事前準備の段階で対人会話を行うことは困難なため、まずは地味な座学を通じて、会話を通して「悔しい!」という思いを獲得するため(?)の事前準備を行います。すべての事前準備は「会話ができなくて悔しい気持ち」を現地でいかにゲットできる状態にしておくかにかかっています。(この日本語伝わりますか。。?)
自分がやってて良かったのはこのテキストの復習でした。
もちろんできる限り多くの事前学習をしたほうが良いかとは思いますが、自分が他人に勧めるなら「まずこれだけやって!」と間違いなく言うと思います。
このテキストの例文さえ覚えて使えるようになれば、実は結構英語のコミュニケーションができてしまい、実際外国人とある程度仲良くなれるところまでいけちゃいます。
このテキストはもともと数年前に滞在した大阪の英会話学校で指定されたテキストで、個人的にこのテキストの有用性を感じてそのまま持ち続けていたものでした。
学習は非常にシンプルで、テキストの各章の末尾にある「復習問題」の文章を全暗記する。これだけ。
全暗記するなんて面倒くさそう、と思うかもしれないですが、例文自体が難しくない(I can play baseballとかI have never been to Australiaレベルのもの)上に数も多くないのでおそらく仕事をしている方でも頑張れば3日くらいでできると思います。
もし英文で内容をうまく理解できないものがあれば、テキストの中でその項目についてわかりやすく丁寧な解説がされていますので、そこで理解してしまえば大丈夫。中学英語なので、受験勉強以外英語にほとんど触れてこなかった人でもわりとすんなり理解できるかと思います。
ただ侮るなかれ。この中学レベルの英語(疑問詞、現在完了形、関係代名詞など)をちゃんと理解して自分の口から話せるようになる効力は絶大で、例え短いシンプルな言葉でもこれらを使いこなせれば先生や、飲み屋の外国人と数分間簡単な雑談もできるようになります。
そうして自分が仲良くなりたいと思える外国の友人が出てくると、自分が話したい言葉を自分で調べたり、それをちゃんと話せるように練習したりと、どんどんと学習意欲がついてきます。なのでとにかくまずはこのテキストの例文暗記をする、というアクションをおすすめしたいです。
2.スポーツやエクササイズ、楽器演奏などノンバーバル能力を磨いておく
これは自覚的に準備していたものではなかったのですが、語学学習と同等以上に絶大な効果があったので書いておきます。
自分は日本にいるときはほぼ毎日ジムに通ってスタジオレッスンをしていました。実は日本の大手のジム(コナミやセントラル)などが提供しているスタジオレッスンのプログラムは世界共通のもので、日本でやっていたエクササイズをそのまま外国でも展開している場合が多くあります。
特に日本人が大好きなZUMBAなんかはフィリピンでもめちゃくちゃ人気です。
そのため、これらの動きにある程度なれておいて体力もつけておくと、例えば現地のジムに行った際にすぐにスタジオレッスンに参加でき、そこで色んな友達ができたりします。
さらにここで、できれば体力も人並み以上にあったほうがいい。
激しいトレーニングで周りが息も絶え絶えになっている中、一人笑顔で涼しい顔をしていると「何だこの外人は?」と気になって、最初は特にインストラクターの人が声をかけてくれたりします。そしてインストラクターと仲良くなると、そこから派生して自然と参加者の人とも仲良くなれます。
あとフィリピンでは週末の朝に公園で無料のZUMBAをやっていたりもするみたいです。
なので、もしジムに通ってるけどスタジオレッスンは未経験、という人が居たらぜひ今後のためにも何かしらスタジオレッスンに挑戦してみてもいいかもしれません。
あとはフットサルやバスケなどのスポーツ(の中でも準備するものが少なく比較的カジュアルにできるものがベター)、ギターやピアノなどの楽器演奏や人によっては歌など、ノンバーバルな能力を身につけておくとそれきっかけで言葉を超えた友人関係ができあがるので本当にオススメです。
ただ個人的にはエクササイズを含めた運動系の趣味が特にオススメです。運動をした後はお互いが開放的になっているため、会話も弾みやすく、友人づくりに際して非常に有効だったりします。
3.現地で流行ってる音楽を知っておく
これは自分が実践していないものなので説得力ないのですが、友人がやっていて非常に有用性を感じていたのでご紹介します。
月並みですが、やはり外国人と仲良くなるにはその現地の文化を理解しているのは強くて、特にその国で今流行ってる音楽なんかを知っていると一気に親睦が深まります。
そこまでその国独自の音楽でなかったとしても、グローバルに流行っている曲を何となく耳に馴染ませおくことはかなり有効なアクションです。最近だとAPTなんかはフィリピン人も大好きでZUMBAでも定番曲となっています。
あと外国の音楽じゃないですが、日本のアニメが好きな人は多いため、逆に日本のアニソンなどのポップカルチャーに精通しているとそれもきっかけでコミュニケーションできたりします。
(番外編)モチベが上がるYouTuberを見つけておく
これは人間関係づくりとは異なるトピックにはなりますが、これもぜひおすすめしたいトピックです。
今は受験生すらも受験勉強にYOUTUBEを活用する時代になりました。
もちろん英語学習をする教材として優れたものもYouTubeの中にゴロゴロと無料で転がっているのですが(すごい時代です)、個人的に事前準備としてお勧めしたいのが、勉強というよりも「自分が英語喋れたらこんな感じになるんだ!」「早く英語喋れるようになりたい!」というようなイメージ像を思い浮かべられるような、モチベーションが上がるような動画を見つけるのをお勧めしたいです。
個人的によく見ているYouTuberを以下に載せておきます。
いずれもかなり有名な方々ですが、自分は今でもこういった方々の動画を見てモチベを上げています。パラパラっと見てみて、気になるトピックがありましたらぜひ見てみてください。勉強という感じで構えて見るのではなく、単純にエンタメとして軽く流し見する感じで十分です。
留学を失敗させない留学中の過ごし方
一言で言えばこれも「とにかく会話する」の一言に尽きてしまうのですが、そのための施策をいくつか書いていきます。
1.授業中も授業外も会話しろ、外でも会話しろ
何だよ。もう何度も同じこと書くなよ。
ただ、これは本当に自分も肝に銘じているのですが、日本でも環境が充実している英語学習をわざわざ海外に来てまで理由って何でしょうか?
自分は「生活の隣に常に英語で会話するチャンスがある」という環境を買っているのだ、と認識しています。留学費用も渡航費も、その少なくとも一部はこの環境の購入にあてているのだと自分は考えています。
しかし、この環境を活用するかどうかはその人次第です。言い方を変えれば、別に英語で無理に会話しなくても海外でも暮らして行けてしまうというのがフィリピン留学の利点であり欠点です。
もちろん外国人と会話せずに一生懸命授業で勉強する、というのも良いのですが、それって別に日本で良くない?とも考えてしまいます。英語学習したいならオンライン英会話をすればいいし、自分の家で勉強できないと言うなら国内の英語留学施設に行けば良い。
なぜ自分が高い学習費用と渡航費、膨大な時間を投じてまでフィリピンに来て勉強しているのか、その意味をきちんと理解して生活をしていかなければ英語は本当に身につきません。
2.先生に毎日雑談ネタを提供しろ
おそらく、特に個人レッスンの場合はどの先生も最初に「How are you today?(調子どう?)」と聞いてきます。これ全先生が絶対必ず聞いてくるので多分そういうマニュアルになっていると思うのですが、ここでいつも「I'm fine.(元気っす)」と一本調子に答えていては何の英語力もつきません。
自分はこの最初の「How are you today」でその日どんな切り返しをするかを必ず考えるようにしています。考えると言っても例えば、「今日はなぜか手首が痛いんだ」とか「昨日あまり眠れなかった」などの他愛のないものでOK。さらに、授業で毎回先生が変わるのであれば、どの先生にも同じことを話してしまっていい。
そうすることで、先生も何かしら切り替えしてくるはずですので、そこで授業では足りない会話機会を増やしておきます。
「何で手首が痛いの?寝違えたりした?」とか、「眠れなかったのは大変だったね。昨日は暑かった?」とか聞いてくるので、それに対してさらに自分なりに考えを英語で話していくと、それだけでも結構な会話訓練になります。
そしてちょっと馴れてきたら、例えば「日本のお正月は盛大に祝うのだけどフィリピンではどうなの?」などとちょっとした質問をしてみるのもいい練習になります。わからない表現はガンガンChat GPTなどを駆使して英文を作ってしまってOK。それを暗記して授業前に先生と話してみると良い勉強になります。
「How are you today」と聞いている先生も、本当に生徒の体調を気にしているわけではなく授業前のある種の儀式的なものとして話をしてくるため、真面目に「自分の体調は今日は◯◯で、、」なんて答える必要は特にありません。話したいこと、聞きたいことをこの場でとにかく1日1ネタ話してみましょう。
3.自分で単語学習をしろ
正直これは自分が今できていなくて非常に必要性を感じているものなのですが、地道な単語学習もめっちゃ重要に感じています。自分はとりあえず机の上にこの本を置いておいて、「単語やれよ、やれよ」と言い聞かせてます。※でもできてない。今日からやります。
個人的な感想ですが、これまでの英語学習の経験上、やはり英語学習で1番つまらないのは単語学習ですが、一方で短期間で最も英語力の伸びを感じやすいのもこの単語学習なような気がしています。
上でも述べましたがフィリピン留学をしていてつくづく思うのは、授業だけでは単語が覚える機会が圧倒的に不足しているということです。
これは会話に重きをおく学習方針上どうしてもそうなってしまうのですが、学習は知識を増やしていくということよりも、いかに今自分が持っている知識を活用できる状態にするか(いわゆる英語脳を養っていくのか)というところの比重が大きくなっています。
ただ、そのままだと当たり前ですが自分がこれまで培ってきた単語量の中で会話を展開しなくてはならない状況になります。
例え自分の頭の中の英語をリアルタイムに編集して英語発話が行える英語脳が鍛えられたとしても、そもそもの頭の中にある英語量が少なければすぐ自身の英会話スキルは頭打ちになってしまいます。
きちんとトレーナーをつけて筋トレだけしたとしても、自分でちゃんとした食事管理をしなければ理想の身体が手に入れられないように、どちらか一方だけを鍛えているのは学習として不完全で、フィリピン留学の場合はそれが英単語や場合によっては英語文法などの基礎学習部分が該当してきます。
しかし、もし対話数を重ねて何度も悔しい思いをしている状況であれば、単語学習も非常に身のあるものになる気がしています(やれてない自分が言うと説得力がないのですが、、すみません、)
4.美人、イケメンな先生と勉強しろ
これはちょっと書くの迷ったのですが、他の生徒(女性)ともこのことを話していた際に彼女もこの重要性を熱弁していて、自分も完全に同意できました。
もし留学先で先生を指名できたりするのであれば、恥ずかしがらず見た目が好みの先生にお願いしてみてください。どうしようもなく間違いなく学習に好影響を与えます。
もちろん人によって美醜の感覚はそれぞれだし、見た目だけじゃなく雰囲気や話し方にもその人の魅力が現れてくるとは思いますが、とにもかくにも「この先生素敵!」という先生に教えてもらうと、否が応でも学習効率に変化が現れます。
ここまで口酸っぱく会話量を増やす重要性について説いてきましたが、自分が積極的に話をしたい、仲良くなりたいと思える先生が相手だと「次の授業でこんな話したいな」とか「もっと色んな話題で会話できるようになりたいな」などと言った気持ちが自然と自分自身の中で湧いてきて、気づいたらChat GPTを開いて想定会話の文章の英訳を調べていたりします。
昔から言われている「外国語を学びたいならその国の人を口説け、恋人になれ」というものはガチで、かの浜崎あゆみも恋人が外国人だったから彼との会話との中で英語を学んでいったのだとか。このあたりの人間の根源的で本能的な脳作用に対しても能動的にハックしていくことが学習においてはどうしても重要です。
あとちなみにこれは完全な個人の感想ですが、「見た目が良いのに教え方が下手」って先生はあまりいなくて、往々にして見た目にもきちんと気を配り、食事管理などもできている健康的な先生というのは同時に指導者としても良い傾向があるように感じます。(不健康な食事になりがちなフィリピンで健康な身体を保っているだけでも素晴らしい)
5.ちゃんと寝ろ
ここまでいかに会話量を増やすのか、ということについて重点的に話していましたが、そもそもいくら経験値を積んで頭が英語に適応してきたとしても、それらをうまく働ける状態にしていなければ意味がありません。
そのためには絶対に必要なのは十分な睡眠。夜の飲酒は控えめに。
さらにできるなら適度な運動、健康的な食事にも気をつけたほうが良い。私はフィリピンに来てエニタイムフィットネスに入会しました。安くない出費でしたが、今は非常に満足しています。
恐らく留学施設があるような街の周辺にはエニタイムフィットネスのようなグローバルなジムだけでなく、ローカルで安めなジムもあるのでそちらを利用してみてもいいと思います。自分は1度だけ学校の先生と一緒にボクシングジムに行きましたがスタッフの人も親切で値段もリーズナブルでかなり満足度が高かったです。
番外編:フィリピン人はみんな英語を使いこなせるわけじゃない(けど気にしなくてOK)
これはちょっと話が脱線して生徒の問題ではない部分なのですが、フィリピンって公用語が英語だからみんな街なかで英語しゃべってるんでしょ?みんな英語通じるんでしょ?と思って現地に来ると意外とそうでもなかったりします。
彼らは確かに英語を公用語としており英語学習も幼少期から行っているのですが、そのレベルはまちまちで多くの現地人がそれぞれの母語(タガログ語など)で普段はコミュニケーションをとっているため英語がなかなか通じなかったり、何をしゃべってるのかわからないようなクセの強い英語を話してくる場合もあります。
でもだからと言って英語が母語のオーストラリアやカナダに言ったほうが良い!とまで言うつもりはなく、日本にいるときより比べ物にならないくらい英語が身近な存在になるので来る価値は大いにあるのですが、一応国内どこに行っても完璧に英語が通じるよ、というわけではないということは知っておいてもいいかもしれません。
英語学習の需要は今後もなくならない、という未来予想
最後に、本論と関係ない最近考えていることを雑談的に話して終わろうと思います。
フィリピン留学に来てびっくりしたのが、その年齢層の広さでした。
ぶっちゃけかなりご高齢の方が来ているということに驚きました。
50代はもちろん、70代の方が何人も私達と一緒の宿舎に泊まりながら語学学習をしています。
70代後半になっても学習しようとするその姿勢には本当に頭が上がらないのですが、同時にこの語学合宿というビジネスがそういった仕事をリタイアした層の受け皿としても機能しているということに気づきました。
彼らから直接話を聞いたわけではないのであくまで予想ですが、おそらく皆さん仕事をリタイアした後に突然舞い降りてくる膨大な余暇時間をどう使おうか持て余していたはずで、少なからず「余った時間を何かしら意味のある時間にしたい」「自分のやるべきことが欲しい」と言った気持ちの拠り所をこの合宿に求めようとするモチベーションもあったのではと感じています。
テクノロジーの進歩とともに、今後ますます私達人類はこの「余った膨大な時間の使い方問題(ヒマをどう潰していくのか問題)」と向き合わなければならなくなると思うのですが、そこの需要をうまくキャッチアップできる特性がこの語学留学というビジネスの中にもあるんだろうなぁと感じました。
今年は自分はここで得た英語力をベースに世界各地をめぐろうと考えていたのですが、ちょっと世界各国の都市の語学学校を巡るのも面白そう、と思ってきました。
言い方を変えるとそれくらいまだ自分の英語力に不満があるということでもあるのですが、語学学校に住みながらその土地の暮らしを肌で感じて、今後の自分の人生を考えてみるのも楽しそうと考えている今日このごろです。
年末からだらだらと書き続けていたので話の本論が色んなところに飛び火したり、その上もともと言いたかったことがいくつか言えてないような気もするのですが、そのへんは思い出したらまた書いていこうと思います。
ではまた。
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