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【02】2022年、年末。

※写真は今年の夏に人生で初めてキャンプファイヤーをした時の火。

火を眺めていると自然と心が落ち着く。自分を見つめ直せる。(経験談)

今年あった語りたい思い出はたくさんあるけど、
今回のページでは、あえて2022年の自身の心境が訪れた時期の様子や考え方の変化があった出来事をまとめたい。




prologue なぜか清々しい年末。

1年前の記事を見返して思いに馳せて、
年始のnoteに書き記したことさえ忘れていた2022年の年末。

【01】が2022年の年始だったのに、
まさかの【02】が年末になってしまった。

あっという間に一年を振り返る時期になってしまっていることに焦っている自分がいながらも、変に清々しく、自信が漲っている。不思議な感覚だ。

色んなことがあったにも関わらず、色々あった、で済ませてしまえそう、と思っていた自分を省みたい。

そんな一言で終わらせられる一年じゃないと今では思う。

きっと、清々しいのにも理由があるんだろう。



1.2022年のテーマ

2022年の年始に立てた目標、
「potential(可能性)」「ability(能力)」
まさに2022年のまえけんを象徴する言葉になったと自負する。

2022年のテーマ

言ってしまえば自己分析で、
【01】の記事内でもそう記してあった。

目標・目的そういった類のものを設定することの大切さというものを改めて痛感している。

何かに迷った時、悩んだときはいつもこの2つの言葉が頭に浮かんでいたし、自身の行動のトリガーとなって地味な心境の変化を促していたように思う。

年始に綴った当時は分かっていなかったことが、年末の今は分かってしまう。

言い換えれば、自己分析できている状態であることを示しているのだと思う。




2.キャリアカウンセリング

年始に自己分析がやりたいと言いつつ、全くやっっていなかった2022年の5月。

会社で「キャリアカウンセリング」と言われる面談があった。

これまでの仕事のキャリア(4年くらい?)を振り返りつつ、
今後10年くらい先のキャリアについて考える時間。
(結局考えられなかったがが。)

そこでカウンセラーに

「前田くんはこれまでの人生的に言うと、
 社会人になってからは完全な停滞期だね」

と、言われたのだった。

純粋にショックだった。


これまで社会人になってからは、どんな時も今が一番絶頂期!と思ってやってきた。

それがそうではなかった、むしろ停滞期だ、という事実を受け入れることができなかった。

今思えば当時は会社の組織が大きく変わり過ぎて、言われた業務をひたすら無難にこなすことしかできなかった最中のカウンセリングだったし、そんな乗り気ではなかったし、テンションも低めだったように思う。

(こんな忙しい時にカウンセリングって、、、って心の中では思っていた。)

ただ、唯一の救いは、カウンセリングがただの停滞期だね、で終わらなかったこと。(と言うかそれで終わったらカウンセリングとは呼ばないだろう)

今後のキャリアを良くしていくために意識して欲しいこと、という話。

占いで言うところのラッキーアイテム。

前田健吾の人生におけるラッキートリガーは
「同級生」であると言われた。

同級生・・・。
たしかに言われてみるとそうだった。

今まで自身のパフォーマンスレベル(自身の居場所や舞台が整っている状態、自身の造語)が高かった時期はいつも周りに何人かの親しい同級生や同期がいて、逆にパフォーマンスレベルが低かった時には仲の良い同級生がいなかったもしくは少なかった。

停滞期であると言われた自分にショックを受けながらも、思い当たる節がたくさんある副産物に驚いてカウンセリングを後にした。

そのカウンセリングの直後に受けたのがこちらの取材。

胸を張って言わなくてはいけないところばかりで、今働いていることに大して自信を持って答えなくてはならなかったところだが、内心人生史上最も心境がぐらついている中の取材対応だった。
(うまく受け答えできているように編集してくれてありがとうございます。笑)




3.現れたトリガー

そんな動画が世の中に出回っているとき、
改めて今年は今の自分を整理したい!と思ったのは覚えている。

自分の中で整理できず、自分のことを分かったかのように世の中に対して話してしまった、という恥ずかしさはあったのだと思う。

(ちなみにこの時、今年のテーマ(自己分析)は頭にあった)

就活の自己分析から丸3年。いわば3年ぶりの自己分析ということ。

関わっている人も自分自身の考え方も、なんか学生の頃とは違っているなぁ(というか違和感があるなぁ)というのは薄々気づいていた。
それでいて「人生の停滞期」なんて言われてしまったし。

だからなおさらやりたかった。
けれどそんなことをするきっかけ(トリガー)がなかっただけだった(と、思っている。)

そんな時に声をかけてくれたのが、別解ラボのメンバーの1人だった。
別解ラボ上(オンライン上)で、かれこれ2年ほどやりとりをしている仲で、
卒業研究を手伝って欲しいという内容だった。

これが偶然にも
ラッキートリガー「同級生」

そういう偶発的なめぐり合わせがあるものだと、
このタイミングを逃さないわけにはいかない!と、ある意味ご利益的な願いも込めて即OKした。

卒業研究の実験(大袈裟?)内容は、一般的に見ると考える次元の高いもの(答えのないような哲学的な話)だと思っている。

普段普通に何気なく生活している中では絶対考えないような次元の高い話。

そんな話は個人的にも好きな類だったので、仕事の傍ら、積極的に楽しめていたように思う。

その実験の一環?延長線?で自身の整理(自己分析)もテーマとしてくれた。

これがどれだけありがたかったことか。
今振り返るとここが2022年のターニングポイントだったなぁと思う。




4.始まった自己分析期間

「まえけんさんってどういう人?」

そんな素朴な疑問にさえ、即答できなかった実験のスタートだった。

即答できないことが悔しいとか、恥ずかしいとかそんなんじゃなかったのだけれども、自分のことなのに即答できないというその状況に興味があった。

そういう捉え方でさえ新鮮で、これはやっぱり今やるべきものなんじゃないか?!という謎の使命感までも生まれた。

自己分析をし始めたがちょうど5月ごろだったこともあり、誕生日の8月までの3ヶ月間を「自己分析期間」と勝手に決めて取り組んだ。

仮説スライド

まず、過去から今の自分の本質が見えてくるのではないか、と仮説をたてた。

そして、これまでやってきたこと全てを箇条書きにしてみた。(個人情報なので経歴・肩書きなどのスライドは省略)

改めての自己紹介だ。

自身のサードプレイスの紹介

サードプレイスの時間は何かしらの企画(プロジェクト)として行っており、何をするにしても「テーマ(目的意識)」を設けてやってきた。
仕事でも、プライベートでもない、肩書のない第三の場所。
その存在のありがたさを感じる一方で、たくさんやりすぎて、収集が付かなくなっている印象だった。

そんなサードプレイスも含めて、自分の仕事とプライベートも含めやってきたことをまとめる作業から始めていった。それらを今見直すことでこれからの自分の何かになる気がした。


3年ぶりの自己分析は1人じゃできなかった。別解ラボのメンバーはもちろん、手話関係者や職場の人、大学時代の友人など、本当にたくさんの人と実際に会ったり、オンライン上で話している中で整理していった。

自分ってこういう視点で話してるな、こういうこと好きだな、逆に苦手だな、と感情に従順になる(素直になる)ことを心掛け、自然と出てきた言葉たちを紡いでいった。

紡いだ言葉たちをどの文脈でどういう切り口でまとめていくか、という話は個人的に得意なこともあり、予定通り26歳を迎える8月の誕生日には綺麗に「まえけん自己分析2022」が完成した。



5.自己分析の結果


自分の「好き」をマズローの6段階欲求をもとに。
文脈をとらえた図
これまでやってきたことの当てはめ
全てを掛け合わせてできた完成図


ざっくり言うと、仕事、プライベート、サードプレイス、それぞれのフィールドをもとに構成させていった。
その後、マズローの6段階欲求を参考に、自分の「好き」ということについて再定義し、これまで行ってきた企画やスキル、対象相手を考えてみた。

分かったことは自分が想像以上に欲求に従順だったこと。
きっとマズローも驚いたことだろう。笑

自分の中の「好き」という言葉は今まで一言では言い表せないことくらいはわかっていた。けれども、ここまでわかりやすく分けられるとも思っていなかった。




6.過去から未来へ

これまでの自分は、社会が、世界が、と何やら大きいものに対して何かアプローチすることが大義(かつ人として生きる意味)だと思っていた。

しかし、これまでやってきたことが「社会」や「世界」を主語にした時にどのくらい影響があったのかと聞かれると、「そんなことしたくらいじゃ世界は変えられないし、変わるわけがない。」と言われることばかりをしてきたようにも思えてきてしまった。

とても現実的で、当たり前な考え方で。
そんな簡単に世界を変えられてしまったら、誰も苦労なんてしていない。

そんなスケールの大きい夢(絵に描いた餅)よりも、自分のできる範囲の、影響を与えられる範囲=ミニマムコミュニティ(勝手な造語)的なところをどう変えていけるのか、というところに価値があるのではないか、というか、純粋に興味が湧いてきた。

何がともあれ、ここまできれいに自己整理ができたことにより、
これまで後ろ(過去)ばかり気にしていた自分が、前(未来)を向くきっかけになった。




7.別解ラボ、リアル開催へ

そんな中、自己分析を整理した中で最も「ミニマムコミュニティ」的であるのは何かと考えた時、「別解ラボ」だと確信した。

自分自身がメンバーの一人一人と真正面から向き合えるコミュニティの大きさ。なおかつメンバーが自分自身と同じくらいのテーマに対する熱量を共有できる大きさ。

立ち上げ当初の別解ラボは、多くの共感してくれる人を増やしたいという思いが強く、これまでの仲の良かった先輩や後輩、同級生のいろんな人に声をかけまくって、合計50名以上の人が参加してくれたことになったミディアムコミュニティ?(これも造語)になっていた。

しかし、その50名がずっと同じ熱量で続いていくかと言われるとそんなわけはなかった。
皮肉にもラボ的(実験的)には、ある意味一つの結果が出たとも言える。笑

その他のサードプレイスで行った企画に対しても、こっちが投げたボールがすぐ返ってくきたり、同じ熱量を共有できたりする人数の上限はだいたい10人前後。それが今の時代にあったアクティブコミュニティ(これも造語)の適正人数なのではないかと思った。

「なら、その10人前後で何かしたい。」

それが今年やるべき次のステップじゃないかと思った。

別解ラボはコロナを機に始まったものであり、今まではオンラインのみで活動していた。そんな別解ラボの初のリアル合宿(仮)を企て、次のステップを踏み出したのだった。

※別解ラボのイベントについては後日別の記事で記載しようと思う。
勝手に提唱した「ミニマムコミュニティ」が面白く感じている、ということだけは記載しておく。




epilogue 清々しいわけ

見た目は変わらず、仕事も変わらず、家庭の環境も変わらず、
昨年と同じような日々を送っていた。そんな気がしていた。

「停滞期」って言葉がショックすぎて中盤は挫折しかけてたけど、その時もらった「同級生」という言葉に、そしてそこに現れた「同級生」に、どれだけ救われたか気づく。

悪戯に時間だけが過ぎていったように思えてた2022年だったけれど、改めて今こうやって1つ1つの物事を時系列を追って整理して見ていくと、過ぎていったのは時間だけで、いろんなことを考えてたし、いろんなことをやってた2022年だったと思えた。

むしろ、「同級生がラッキートリガーと知った」という点では、これからの人生のターニングポイントになりうる年にも思えてくる。

今年に限ってかはわからないが、ラッキートリガーは本当にラッキートリガーだったのだから。

そんなトリガーを起点に、自身の今の考え方・捉え方を再整理できた。

表現の仕方が難しいけど、
前を向けた1年だったように思う。

これまで下ばかり向きがちだった自分が前を向けるようになった年。

ここまで書くと、
根拠のない自信と清々しい年末の理由もなんとか説明ついてしまいそうだ。

とにかくたまたま・偶然起こった時点で飛び込んでみることは大切だと思った。

それが巡り巡ってどうなるかはわからないけれど、悪い方向に行くとは思えない。

なぜなら、自分が行きたいと思って選択した道だから。
それで、その先にしか自分の未来はないから、かな。

2022.12 まえけん


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