ムサビ通信は「自分との戦い」な話

こんにちは。前川結佳です。
現在、『武蔵野美術大学通信教育課程』に在籍しています。

今回はムサビ通信って「自分との戦い」だなと常々思ってきたので、どうしてそう感じるのかをまとめていきます。

前回の記事↓ でムサビ通信はほぼ独学だと書きました。

それについてより詳しく書いていきます。
さて、ムサビ通信は入学後または新年度に最大40単位分の履修登録を行います。この履修登録は一度確定してしまうと訂正ができません。なので、必修科目を登録し忘れていないか?など確認して登録をしないと進学できない・卒業できないというトラブルの元になります!


では履修登録を終えた後の話をします。
履修登録後、約10日前後で教材が自宅に届きます。
ムサビ通信は『造形文化科目』と『造形総合科目』『造形専門科目』という項目別にシラバスが分かれています。基本的には履修登録をした科目それぞれに教科書が用意されているのでそれが届きます。造形総合科目や専門科目はいわゆる「実技」の課題がほとんどなので学習指導書も入っています。

ここからは簡単です。それぞれの科目ごとに出されている課題を地道にこなしていくだけです。ただこの「地道に」っていうのが一番難しい部分だと思います。
なぜなら、継続しないといけませんし、仕事や育児・家事・介護、身体的な理由などでどうしても毎日決まった時間に勉強を始められない、時間を確保できない、休日は体を休めたい…ということが頻発するからです。しかも基本的に自宅で自発的にムサビ通信の課題に取り掛からなくてはいけません。ほぼ孤独との戦いです。

いくら通信と言えども「大学」なので課題の内容はワークショップみたいなものではありません。しっかり評価されて点数と成績がつけられます。
どの科目を選んでも、1つの課題を仕上げるために1週間以上は必要です。もちろん「1時間教科書を読めばOK!あとはレポートを書くだけ!」みたいなものはありません。ほぼ教科書プラス参考文献・資料の読み込み、自主調査(取材)が必要です。実技課題は作品制作の機会がなかった入学者は画材を扱うノウハウもありませんから、経験者より制作時間が必要だと思います。

ムサビ通信は学び直しを希望する社会人が多く在籍していますが、社会人の自分プラス学生の自分になるのはシンプルに大変です。なのでムサビ通信の卒業率は正式に発表されているデータはありませんが、周囲の話を聞く限り、低いです。
前回の記事と重なってしまいますが、ムサビ通信は自己管理が上手でそれが実行できる人でないととんとん拍子に卒業はできないと考えていた方が無難です。
(なので私は卒業生になるまでに6年かかっちゃってるんですよね…。自己管理ド下手クソで、改善しようとしても直ぐに甘えが出るので、我ながらどうしようもないです。)

これがムサビ通信は自分との戦いだと感じている、ムサビ通信生の私の感想です。
ムサビ通信に入る=厳しい環境に身を置くことになると言ってもいいのではないでしょうか...。
ただ、辛いだけがムサビ通信ではありません!私はムサビ通信に入って「学ぶって面白い」と感じられるようになりました。次回はそのようなことについてまとめよう思います。

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