"切り拓く" 2022年の総括
こんばんは。毎年恒例の1年の総括を投稿したいと思います。
今見れば恥ずかしすぎて、目も当てられない2016年の初投稿から、なんだかんだではや7年目(回目)の投稿です。
※FYI:去年の振り返りはこちら
毎年、自分による自分のためのマインドセットとしてテーマを設定し、そのテーマに沿って、1年間の振り返り、学びや思考変遷の言語化等、自らの現在地の把握に努めています。
※FYI:初投稿からのテーマの遷移と、主な出来事はこちら
切り拓くに込めた想い
2021年の『再起動』は、自分にとって2周目となるスタートアップの経営企画ロールと、創業して2期目となるGame Changersという自社の経営が題材となり、それぞれ行き当たりばったりではなく、過去からの学びを集約し、自分は何を成し遂げたいのかを明確に考えた上でリスタートしていこうと意気込んだテーマでした。
そして2022年。2021年に仕込んでいた種を開花させ、これまでのやり方では到達し得ないようなさらなる高みへと可能性を『切り拓く』ことをテーマに設定し、この1年間を過ごして参りました。
2022年の振り返り
出来事の要約
そんなテーマ設定を背景に、今年の出来事を振り返っていきたいと思います。まず思いつく限りの主要出来事はこんな感じです
ここで一番題材にしたいテーマは、残念ながら投稿時点では未公表なので別の機会で紹介させていただければと思いますが、今年も多方面で色々やれたかと思います。
特に景色が変わったという点では、ファンズで執行役員になったこと。ステージが変わったという点では、Game Changersの規模が拡大してきたこと。新しい挑戦という点では、IVSへのコミットメントと、新たに共同創業を行ってプロダクト開発を始めたこと。が、影響が大きい出来事だったと振り返っています。
ここからは特に思考メモとして残しておきたいテーマにのみ絞って、もう少し具体的に総括したいと思います
ファンズの話
投稿時点(2022.12.31)では、ファンズに入社して3年目であり、丁度2年半が経ったというタイミングです。節目の良い3年目開始月である22年6月から執行役員を拝命し、経営企画の管掌役員として企業価値の成長に資する全方位的な課題解決に勤しんでいます。
自分にとって、スタートアップの経営企画管掌役員というポジションはこれで2回目となります。
1回目はまさにInputとOutputの自転車操業であり、ゆっくりと体系的なナレッジを学んでいる余裕がなかったため、荒削りに課題解決を繰り返すというスタンスだったと記憶しています。かつ経営企画とはいえ、専ら事業推進、事業開発、アライアンス等のビジネスサイドが主たるロールでした。
その副産物として既に証明されている計算式やフレームを学び、そこに事象を当てはめていくという思考ではなく、目の前の現状・課題を分析し、解を導き出す方法や仕組みから考えるという0→1の思考に多少強くなれたかなと振り返っています。
他方で、それは車輪の再発明とも言えるように、先人が証明してきた学びをまた一から立証しているに過ぎず、多少オリジナリティが生まれたとしても、体系的なナレッジを積んでいた方がアウトプットの再現性および再現確率の安定化には貢献すると感じていました。
そういった背景から2回目である今回のチャレンジに向けては、前年の『再起動』で込めたテーマ設定において、1年かけて学習を積み重ねてきました。強みを伸ばすことは前提に、これまで薄く理解していた経営テーマにも向き合いました。
結果、2021年は恐らく人生で一番本を読み、イベントやセミナーに参加し、資料を作成し、新たな人脈ができた1年になったと思います。
そこで得た知見と、未だ解法が確立されていないユニークな課題に対する元々の耐性を生かして実行に移せたのがこの2022年でした。
学習は底のない取り組みであるので、全くをもって達成を覚えている訳ではありませんが、高度な問題や複雑なプロセスとの対峙や、プロフェッショナルたちとの議論機会においては、幾分かマシなアウトプットが出せていたかなと多少の実感値を覚えることができました。
突然ですが、ファンズはマーケットプレイスのビジネスです。Airbnbでいうホストと宿泊者、Uberでいうドライバーと乗客のように、両面に顧客が存在し、そのマッチングを介在価値とします。
ファンズの個人顧客にとっては、国内で代替商品がほとんど存在しない資産運用のサービスであり、企業顧客にとっても同様に、国内で代替があまりない資金調達のサービスです。一般的に歴史ある金融市場において、両サイド共に明確な市場が確立していないエリアは大変稀有であると感じています。
そういった意味では、両サイドともに類似する市場原理や根本たる金融のメカニズムを分析し、先行事例から学びを得て生かすというアプローチと、自らが0→1の発想で新たに市場を定義し、その証明を行っていくというアプローチの2つが求められると考えています。
ここまで言うと、自分の首を締めることでしかないのですが、こういうビジネス環境こそ自分が培った強みを発揮し、新たな道筋を描いていけるようにならなくてはと、これまでの自分への自戒と将来への興奮が入り混じったような感情と持ちながら、日々事業推進に勤しんでいます。
IVS(Startup)の話
ここはIVSという点もそうですが、自分にとっての"スタートアップ"という対象との向き合い方という観点で少し考えを纏めてみたいと思います。
自分にとってIVSは2020年のフルオンライン開催を初参戦として、なんだかんだで4回目(2年)くらいの付き合いとなってきました。
元々の興味関心は、世の中のスタートアップをもっと幅広く知ってみたいという単純たる好奇心によるものでしたが、会を重ねていく中で「スタートアップはどのように成長するのか?」という、スタートアップの生態系に興味が移ってきたと感じています。
ここからは自分の整理を促進するためにもQ&A形式で振り返ります。
Q,そもそも、なぜ自分はスタートアップにこだわるのか?
Q, 自分はスタートアップに対して、何をやるのか?
(、、、自分の思考メモということで読みやすさ度外視で書いていますが、改めて読み直してみると、2022年はファンズという単位でもそうですし、根本的にはスタートアップという主語に対し、真っ向から向き合った1年だったなとも思います。
これだけあれこれ好き勝手に話すからには、自分もスタートアップたる本質的な価値を見失わないよう、ここで纏めた取り組みを進めていこうと心に留めておきます。)
2023年のテーマ
さて、最後に恒例ですが2023年のテーマを決めたいと思います。
来年のテーマは、、、
『Start up』にします!(パチパチパチ)
この言葉には2つの意味を込めてみました。
1. 8年目にして初の英語登場
高校では、好きな数学科目を削り、わざわざ国際科に言ったにも関わらず、この7年間のテーマにおいて1度も英語を入れなかったことを恥ずべき、という主張は甘んじて受け入れたいと思います()
という冗談はさておき、2022年から少しずつ始めていましたが、本格的にグローバルに進出していきたいと考えています。なおこれはファンズの事業の話ではなく、一個人である自分のグローバル化という意味です。
実は大変お恥ずかしい話であり、周りから一番驚かれる事実なんですが、実は高校2年(当時17歳)の修学旅行で台湾に行った以降、1度も海外にいっておらず、現状ではパスポートすら持っていないという惨状です。とても反省しています。
最近ではビジネスコミュニケーションで英語を使うケースが増えてきており、海外の先行事例分析やビジネスリサーチを行う際にも英語がベースとなるのでここに拍車をかけて、海外に打って出ようと思っています(※皆さんにとってはオチャノコサイサイだと思いますが、10年ブランクあるとそれなりにハードルあるんですよねw)
超理想プランは、仕事に支障がきたない範囲において、毎月どこかしらの海外に訪問して経験値と言語力を高めるような時間の使い方ができればと考えています。なお、少なくとも四半期に1度はいけるようにしたいと思います! 基本的には自力を高めたいのでソロトリップを想定していますが、最初らへんはお作法なさすぎて詰むリスク高いので、誘ってくれると大変うれしいです!!!
2. 本格的にStart upの発展に向き合う
2022年では良くも悪くも、自分にとってスタートアップに対する考え方や、興味関心のアングルが変わってきました。これは2022年に設定したテーマである切り拓くを愚直に進めた結果、新たに見えた景色なのかなとも振り返っています。
これまでの切り拓いてきた機会を最大限生かし、2023年は以下の4つのスタートアップに対する立場から振り返りで書いたような取り組みの検討、準備を進めていきたいと考えています。
ファンズという1スタートアップの当事者としての立場
Pre Post IPO企業へ成長資金を提供するファンズとしての立場
IVSを通じて、マクロにスタートアップの発展を考える立場
自らが新たに事業を立ち上げ(Start upする)責任を持つ立場
既に年末にかけて、一部の方々に対しては新たな事業構想等をご相談させていただいております。年明けから本格的に進めていきたいと考えておりますので、若輩者ですがお話させていただけますと幸いです。
最後に
ということで、テーマ変遷は以下のようになりました。
改めて、2022年に関わってくださった皆様、大変お世話になりました。2022年も皆様のおかげで、着実に前へ進めることができたと実感しております2023年も引き続き何卒よろしくお願いいたします!
前川寛洋
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