#6 スローガン「この国を、前へ。」に込めた想い
「この国を、前へ。」の意味
拝啓、皆様。ヒショっちです。
前回、黒崎の社会人時代についてじっくりインタビューをしました。
前回記事>>「多くの苦難を乗り越えてきた商社マン時代で培った力」
今回は、国政チャレンジに向けて、黒崎が掲げたスローガン「この国を、前へ。」について聞いていきたいと思います。
◾️「港区を前へ」→→→「この国を、前へ。」
黒崎が港区議に立候補したときのスローガンは「港区を前へ」。
「前へ」という言葉には、黒崎の政治家としての信念が込められている…ワタシは常々そのように聞いてきました。
一体、どんな想いを込め、この「前へ」というスローガンを掲げているのでしょうか。
「私が『前へ』という言葉に出会ったのは、明治大学ラグビー部に入部した時。『前へ』は明治大学ラグビー部に伝わる、部の精神を表すスローガンです。93歳で亡くなるまで67年間にわたって明治大学ラグビー部監督を務められた北島忠治先生が作られた言葉です。
『前へ』の精神を一言で表現すると、『1度目標を決めたならば、その目標に向かって、跳ね返されても真っ直ぐに立ち向かっていく姿勢』です。
ラグビーも勝負事ですから、勝つことは大切です。しかし、勝つことよりもさらに大切なのは、人間としてのあり方であり、成長である。そのような意味も込められています。
戦う相手によって態度を変えるのではなく、まず自分自身の中に不動の姿勢を持つことが重要であるということです。
もともとはラグビー部のスローガンだったのですが、その後、明治大学自体の精神を表すスローガンになりました。
最近では、明治大学の男子用トイレの小便器の所に『もう一歩前へ! 明治大学』という張り紙が貼ってあるんですよ(笑)」
確かに、小便時にはしっかり前に出ないと公衆衛生上とんでもないことになってしまうわけなので、トイレでも大切なスローガンであります。
と、まあ、お笑いエピソードはさておき…。
「前へ」の精神は、大学卒業後の黒崎さんの支柱となっていきました。
◾️精神論だけでなく方法論でもある「前へ」
「大きな目標を持って、それに向かって真っ直ぐに邁進していく精神は、社会人の間も、政治の世界に飛び込んでからも、私が一番大切に思っているものです。
『前へ』という言葉の中には、どのような困難があっても、目標に向かって立ち向かう、勇気と使命感が込められています。
何かを成し遂げるために勇気と使命感が大切なのは、スポーツにおいても、仕事においても、政治においても同じです。
口だけ偉そうなことを言っていても、人はついてきません。
まず自分自身が体を張って体現していく。
すると、現状を変えていく突破力が生まれる。そういった意思と決意が込められた言葉でもあります」
黒崎の生き方、政治活動の中心的な精神を表す言葉に「前へ」があることがわかりました。
しかし、現実では、精神論だけでは前へは進めません。
そのあたりは、どのように考えているのでしょうか。
「『前へ』は、精神論であるだけでなく、最短距離で目標に到達するという方法論でもあるのです。
『前へ』進むということは、つまり迂回することなく、真っ直ぐに目標に向かうこと。目標に最短距離で至る道…つまり王道です。
そして、その真っ直ぐな道を進むためには、進むために必要な力量を持たなければなりません。
自分自身を見つめて、現実を見つめて、どうやったら最短距離で立ち向かえるか具体的に考える必要があります。
戦略を立て、その道筋を切り開くために必要な、能力、技術、そして共に手を携える仲間…これらを手にすること。そのためにはどうすべきなのか。
『前へ』という言葉の中には、そういった方法論も込められているのです」
国民の方々の生活を豊かに安全にする「この国を、前へ。」
◾️「前へ」と「つなぐ力」はスクラムトライに象徴される!!
前回、黒崎さんのもう1つのテーマである「つなぐ力」について話を聞きました。「前へ」と「つなぐ力」はどのように繋がっていくのでしょうか。
「明治大学ラグビー部において、『前へ』の精神を最も体現した戦法は、スクラムトライだとされていました。ゴールライン数メートル前でガッツリとスクラムを組み、真っ直ぐに押し切ってトライを取るというものです。
私の中で目標へと進むイメージは、いまでもそのスクラムトライの姿です。信頼し合える仲間とガッツリと力を『つなぎ』合わせ、『前へ』進んでいく姿です」
1人でボールをキープしている場合、前に大きな障壁が立ち塞がった場合には、避けて通らなくてはならない場合もあるでしょう。しかし、何人もの力を「つなぎ」合わせた状態ならばどうでしょうか。
これなら、真正面から障害に立ち向かうことができそうです。
「そう、最短距離で目標へと進むことができるんです。
政治活動においても大切なのはネットワーク。
ラグビーも政治も1人ではできません。ラグビーから生まれた『One for all All for one』という言葉は、まさに『みんなの力をつないで目標に立ち向かっていく』ことを表しています。
日頃の活動によって培った信頼関係をもとに目標に立ち向かっていく…『前へ』の精神は、みんなの力を結集して目標に向かう姿勢である。私はそう思っています」
◾️「現場」を知る。そして、「前へ」
実際の政治の中で「前へ」の精神を体現していくには、一体、何から始めるべきなのか。黒崎はどのように考えているのでしょうか。
「私は、第一にすべきことは、『現場』を知るということだと考えています。
国の中で、個人個人が生きている現場です。生活における経済的な問題、子育ての問題、生活の安全の問題、街作りの問題、などなど。全ての問題は、人々が生きている現場にあります。
人々の暮らす現場にはいったいどのような問題があるのか。問題を解決するためには何が必要なのか。
何が足りないのか。法律なのか。制度なのか。
問題の中心点はどこにあるのか。
現場を見ることによって、全て、浮かび上がってきます」
つまり、問題を抱えた人たちにとって、解決の方向である『前』がどちらにあり、その方向にどんな障壁があるのかを見極めなければならない。
そのためには現場に足を運び、そして、対話し、問題をじっくりと見つめる必要があるということ――。
「政治家は、現場の問題や課題を解決するための存在です。逆に言えば、現場を見ることなく作られた法律があったり、制度に則って解決しようとしてできなかったり、そのようにして放置された問題が山ほどあるということです。
皆さんが生活する現場を見て、どの方向に『前』があるのかを感じとり、問題と課題を浮き彫りにして、そして解決への調整をする。それが『前へ』の精神を具現化することです」
区議時代には、「まちづくりで課題を解決」もテーマでした。
「この国を、前へ。」という言葉の中には、国民が生きるそれぞれの地域の活性化というテーマが含まれていると考えてよいのでしょうか。
「はい。区議時代に体感したことに、地方が決められることは2割しかないというのがあります。地方自治法がありますが、さらにその上の国によって定められている部分が大きいのですよね。
『まちづくりで課題を解決』をより実現するためには、もっと大きな立場での政治活動が必要だという実感が国政に踏み出す第一歩の後押しとなりました。
『この国を、前へ。』という言葉は、地域に根ざした国民の方々の生活を豊かに安全にするために、自分自身が政治家としてどうあるべきかを今一度原点に立ち戻らせてくれます。
同時に、実行力をもって行動していこうという決意も漲ります」
「前へ」という言葉を、何度も反芻し、そして自らの中で熟成させてきたからこそ、スローガンとなっていったのですね。
この言葉に共感してくれるみなさんと繋がりたい!! そして一緒に日本をより良くしていきたい!! そのように、ヒショっちも強く願っています。
2回に渡って、ヒショっちが執筆しました!
次回はだいふく君が担当します。お楽しみに!!
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黒崎祐一自伝>>> つなぐ力「この国を、前へ。」進めるために
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