バンドン観光その一 バンドン動物園
バンドン工科大学の真横に緑豊かな森があり、地図で見ると動物園のようなので、授業のない土曜日に行ってみることにしました。
入口は立派なゲートになっており、チケット売場もちゃんとしています。
価格は大人1人62,000ルピア(600円)とインドネシアにしてはお高いですが、週末とあって結構たくさんの人が来ています。2000ルピアは何かの寄付みたいです。
入る時に腕に紙を巻きます。紙についているQRコードをゲートにかざして入場です。
森の中の動物園は本当にいいですね。
わたしは東京の多摩地区育ちですので、動物園といえば上野動物園ではなく多摩動物園です。
敷地の広さは多摩動物園より小さいものの、緑豊かで広々したところは似ています。
行く前にネットで情報収集したのですが、メンテナンスがなっていないとか、動物を虐待しているとか英語のコメントがあり心配していました。
行ってみたら全くそんなことはなかったです。
暑いのでぐったりしている動物が多かったですが、広々した場所でゆったりと落ち着いて暮らしている様子です。
わたしの一番好きな動物はサイで、いつも見るのを楽しみにしているのですが、この動物園にはいませんでした。絶滅危惧種のスマトラサイ、スマトラタイガーはインドネシアの動物園なのでマストだと思いますね。
ベンガルトラは何頭かいました。あとライオン、キリン、シマウマ、サバンナにいそうな大型、中型のツノの生えた草食動物といった定番動物もいます。
ゾウは2頭おり、背中に乗るアトラクションに使われていました。
小さめだったのでアフリカゾウではないと思います。スマトラゾウかは不明。
あとラクダもいて乗れます。
インドネシアの動物としては、オランウータン、黒い猿、カワウソ(アジア一帯に生息している)、黒くて尻尾の長いビーバーみたいな動物(木に登るし泳ぐ)、鹿、牛、鳥類、ヘビ、トカゲ、カメがいました。鹿と牛にはエサ(ニンジン、インゲンみたいの)をあげられます。鹿せんべいみたいで楽しそう。
説明が下手ですいません。インドネシア語の解説がほぼ分かりませんでした。
何を食べてるか1/3くらいわかっただけです。肉食と思ったらフルーツ食べんのねとかくらいです。
敷地内にある舞台では動物を使ったEdutainmentと称して、ショーがあります。午前10:30からと聞いていましたが、音楽や司会者の声は大音量で流れるものの一向にショーは始まらず、人が集まるのを待っているのかなと思いました。
ショーは全てインドネシア語なのであまりよくわからなかったです。横のインドネシア人たちが大ウケしていたので、面白いのだろうとおもいます。
鳥(大きなインコ)を使った芸が多かったです。
犬の芸もあり、犬を忌み嫌うイスラム教徒が多いはずなのに、全く抵抗ない感じで楽しんでいました。
ショーが終わって出口に向かう途中で日本猿を見ました。
勝手に仲間意識を持ち、お互い慣れない国で大変だよなと心の中で語りかけながら見上げていました。
ちょっと値段は高いけど、なんとなくまた来るんだろうなと思いました。
最後に、バンドン動物園のマーケティング担当が、MBAの授業にゲストとして来て話した記事が載っていましたので付けておきます。
オランダ植民地時代にスタートし、日本の軍政時代は低迷、独立後にあるインドネシア人(園内にブロンズ像立ってます)が多大な貢献をして発展させたという歴史が書かれています。
コロナで隔離されたときは収入減でコストカットが大変だったとか。