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バンドン工科大学のMBAに留学すると生活費はどれくらいかかる?

2023年8月にバンドンに来て、約9か月になります。
定期的に1週間の支出を記録してみて、学費や家賃といったまとまった費用も見えてきたので、このあたりで出しておこうと思います。
インドネシアはインフレ率が高いので、1年で5~10%は上がっていくはずです。この数字は2024年時点のものとご理解ください。
またバンドンは物価が安いので、ジャカルタは生活費はこの1.2倍かかると思います。

わたしの計算では年間180万円かかります。

1.週の支出例

月曜から日曜まで、何にいくらお金を使ったのか記録をつけるようにしています。
毎週は記録しないので、全部で10週くらいはつけました。
それをまとめてこんな感じだろうとイメージにしたのが下の表です。

数字をゼロ2個取る(100で割ると大体円と同じ)

わたしは毎週はじめに100万ルピア(1万円)を引き出し、1週間でだいたいその金額がなくなるイメージで暮らしています。
自分にお小遣いを渡している感じです。

土日は自炊、朝はコーンフレークの日が何日かあります。

2.月換算した場合の上記1を除く費用

上の毎週のお小遣いとは別に、大きな支出があります。
例えば寮の家賃を半年に1回払うとか、セメスターごとに学費を振り込むとかです。それ以外にも不定期に発生する費用をざっくりと月割りにするとどうなるかをイメージしたのが下の表です。

ざっくりと月割りで600万ルピア(6万円)です。
週1万円の小遣いと合わせ、毎月1000万ルピア(10万円)の費用がかかっていることになります。
家賃と学費で500万ルピア(5万円)で固定ですから、動かせるのは残りの500万ルピアです。

わたしが授業でやったジャディナンゴールキャンパスのアンケート結果では、月のお小遣いは200万円ルピア以下に抑えている学生が半分だったので、インドネシア人学生であれば、月700万ルピア(7万円)でやりくりしている可能性はあります。

3.特別な支出(旅行代金)

わたしの場合、しょっちゅう旅行に出かけていますので、この支出がかかります。
全員こんなお金を使い方をするわけではないので分けました。

年間6700万ルピア(67万円)はかかります。
旅に出ると、そこまでの飛行機代や交通費を入れ、1日あたり平均8000円かかるというのが、これまでの旅に出た結果わかっています。

夏の長期休暇にまた40日くらい出かけると、さらに3200万ルピア(32万円)追加となります。

4.まとめ

以上の結果、以下3通りのシミュレーションとなります。
(1)インドネシア人の貧乏学生なみの生活
   700万ルピア×12か月で、8400万ルピア(84万円)
(2)無駄使いはあまりしない外国人留学生
   1000万ルピア×12か月で、1億2000万ルピア(120万円)
(3)趣味にがんがん金を使う留学生
   (2)に加え6720万~9920万ルピア(67~92万円)かかり、1億8720万ルピア(187~219万円)

ちなみに、この金額がどれほどのものか、インドネシア人の収入と比べてみます。
最低賃金はバンドンで420万ルピア/月ですから、年収は5000万ルピア(50万円)ということです。

MBAの学費が2年で8500万ルピアですし、貧乏学生でも年間7000万ルピアかかりますので、年収5000万ルピアでは無理ということです。
多くの大学生が奨学金をもらっていて、親が裕福な場合も多いというのがこういうところからも分かります。

以上





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