【グルメ情報】バンドンのおしゃれな和風ステーキ屋
バンドンでおいしいステーキ屋はどこかという話をしているなかで、グルメなクラスメイトから教えてもらったお店です。
まだオープンして1年経っていません。
RUI 琉偉といいます。
写真で見たハンバーグがとてもおいしそうだったので、早速行ってみることにしました。
まず外見は完全に「和」です。
ジャカルタにありそうな高級鉄板焼きのお店みたいに見えます。
多分意味を知らずに使ってると思いますが、足利氏の家紋、二つ引き両を使ってます。
中のデザインはとても良いです。
おそらく炉端焼きにインスピレーションを受けたんじゃないかなと思います。
炉端スペースとテーブルスペースがあり、炉端スペースでは目の前でコックが肉を焼く様子を見ることができます。
肉を焼く音、煙、香りが食欲をそそります。すばらしいですね。
「和」をイメージしているのですが、ところどころ残念なところはあり、日本人がオーナーではないから仕方ないですけど、どうかな?と思います。
日本語が結構まちがえているんです。
唐辛子➔戸嵐、七味➔七海、しちみ➔ななみ
メニュー
ステーキが中心で、肉の部位を指定できます。
これは素晴らしいですね。ザブトン、イチボ、ミスジとかあります。
牛肉は和牛ではなく、オージービーフですが、等級がついた肉ですし、写真を見る限り霜降りです。
それにわたしが狙っているハンバーグもよさそうです。わたしは粗びき肉のハンバーグが好きなのですが、粗びきに見えます。
その他の一品料理もありました。
わたしはインドネシアではほぼ見ない、鶏南蛮を頼みました。
大学の近くに最近できた日本食屋台で、新作メニューとして鶏南蛮を考えているという話を聞いていたので、影響されてしまいました。
お料理
わたしはハンバーグにし、みそ汁と温泉卵のセットを付けました。
それに鶏南蛮。
ハンバーグは完全に中まで火が入っていない状態で持ってきて、目の前の炉端コーナーで、炭を使って好きな焼き具合に自分で仕上げるというコンセプトです。
コンセプトは最高なんですが、炭と網の距離が遠すぎて、火は入りません。真ん中が赤い状態で食べました。
これは改善した方が良いです。
炭はちょっと細かい文句で申し訳ありませんが、おがくず炭(オガ炭)ですね。
客の前に出すなら、普通の炭が良いと思います。
ただ、もしかすると、インドネシアではこっちのほうが高級な感じを出せるのかもしれません。
サテ屋の炭は普通の炭なんです。
ハンバーグの味は生焼け以外はまったく文句なし。
バンドンに来てはじめておいしいハンバーグを食べました。
ハンバーグは2つあるので、1つはおろしポン酢で、2つ目は卵ハンバーグにしました。
みそ汁はぬるい以外文句なし。
出汁が効いて具だくさんで美味しいです。
この温泉卵は温泉卵じゃありません。
たぶん作り方を知らないですね。
たまごは白身と黄身で固まる温度が異なり、黄身の方がより低温で固まります。なので、80度くらいの温泉に入れておくと、白身が固まり切らない状態で黄身は結構固まるという現象が起き、それを食べるのが温泉卵です。
おそらく沸騰したお湯で2,3分茹でているだけでしょう。
これは楽しみにしていたので、残念でした。
鶏南蛮はタルタルソース以外は文句なし。
久しぶりにちゃんとしたから揚げを食べました。
インドネシアで食べるから揚げは、インドネシア人の好みを反映し衣が固いのです。
インドネシア人にとっての唐揚げはアヤム・ゴレンですから、彼らの好みは明確にあって、日本の唐揚げはおいしいと感じないのでしょう。
ここは日本の唐揚げ粉を使っているのか?という味でした。
タルタルソースは具材は素晴らしかったですが、なぜか辛いのです。
一味唐辛子の粉をたくさん振りかけちゃってますね。
インドネシア人の味覚には合っていると思います。ただ、それをしちゃうと鶏南蛮からは離れます。
すいません。辛口評価になってしまいました。
日本人ですからね。和食といって出している店に対しては、そこは違うよとはっきり指摘してあげるのが良いと考えています。
分かった上で、インドネシア人の味覚に合わせてアレンジしているのであれば全く問題ないですし、こちらが文句を言うような話ではありません。
価格は高級店にしてはお手頃です。
ハンバーグ定食+チキン南蛮で税・サービス料込み2000円でした。
日本酒を飲むとそれだけで2000円行くので4000円コースになるところでした。
バンドンのお店選びに困ったときにぜひご参考にしていただければ幸いです。
インドネシア人を連れていくと喜ぶと思います。