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タイ旅行 〜アユタヤのツアーに参加する

バンコクの北80キロにある歴史の街、アユタヤに行きました。
1995年以来、2回目の訪問になります。

アユタヤといえば、海外で活躍した日本人のパイオニア的存在の山田長政が有名ですね。

彼が活躍した時代は、日本の戦国時代が終わり、負け組の大名やら家来の武士やらが、海外に活躍の場を求め出て行った時代です。

列強諸国の傭兵として雇われたり、山田長政のように、諸国の王国に雇われたりしました。
アユタヤを始め東南アジアのあちこちに日本人街があったくらいです。鎖国により日本人の渡航が途絶え、街は衰退して行きました。

ツアーは朝6:45にホテルを出発し12:00前に戻ってくる半日コースで、アユタヤまで1時間15分くらいで着きます。

1.ワット・ロカヤスタ

最初に行くのは涅槃仏のある場所。
バンコクのワットポーと異なり、屋外に野晒しにされています。
ただ、最近色を塗り直したそうで、クリーム色に塗られており、ちょっとイマイチだったかもしれない。
でも、金ピカの仏像に比べればマシです。

足裏

2.象に乗る

最初の場所からほど近い場所に象に乗れる場所があり、みんなで乗りました。
2人ずつ乗ります。

実は人生で初めて象に乗りました。
お金を払ってまで乗りたいとは思わず、これまで多くの機会をパスしてきましたが、今回乗ってみて良い経験になりました。

ゾウの肩の肌は意外と柔らかいとか、実は毛深いのは頭頂部だけだとか、結構揺れる、しかも個体差が結構あるとか発見がありました。

3.ワット・マハタート

この寺は木の根に仏像の頭が絡め取られてシュールな構図になっている場所です。

30年前にも来てかなり気に入った記憶があります。
当時と何も変わっていないことに驚きました。

細かいところで言えば、歩く場所がレンガで綺麗に整備されたとか、ライトアップの装置がついたくらいで、他は昔の素朴なままなのです。
バンコクのワットポーやワットプラケオの変わりぶりと比べると、何も変わっていないに等しいです。
素晴らしい。

昔は木の根や石がゴロゴロした場所を彷徨い歩き、人が集まっている場所を何気なく覗くと木の根に仏像の頭が絡め取られていたのを見つけたという感じでした。

この塔の様式はカンボジア様式で、アンコールワットと同じ形です。トウモロコシみたいな形をしています。

4.ワット・プラシーサンペット

ここは昔の王宮跡で、今の王宮と同じく寺と王宮が一体になっていた場所です。
ここも好きな場所だった記憶があります。
当時は階段を登って塔の中に入ってみることが自由にできましたが、今はできなくなりました。

塔の中は鳥のフンの匂いが充満していて、コウモリが中にたくさん住み着いているようでした。

柱は木ではなくレンガを積み上げている
地震にはかなり弱いはずだ

3つの仏塔が並んでいる姿は壮観です。わたしはスケッチした記憶があります。
この塔はスリランカ様式で、円錐形をしています。

アユタヤは日本で言えば室町時代から江戸時代にかけ400年間栄えた王朝で、当時としては東南アジア最大の貿易都市でした。
1700年代に長年争ってきたビルマとの戦争に敗れ、徹底的に破壊し尽くされてしまい、もしそのまま現存していたら世界有数の遺産になっていたと思うと残念です。

タイはアジアの中で日本と並び唯一欧米の植民地にならなかった国に位置づけられていますが、国の独立は一度失っています。そういう意味では日本も第二次大戦の敗戦により米国を中心とした連合国軍の支配下に入ったので、独立は失っています。

戦争に負け屈辱にまみれた時に国民性が出るもので、タイ人は恨みがましいことをビルマに対して言ったり、屈辱の記念に何かを残すという発想はありません。あくまでも平和のための遺跡という位置付けなのです。

日本人やインドネシア人に近い発想と思います。

アユタヤ名物のお菓子

薄い緑色をしたクレープに、綿菓子のような繊維状に固まった砂糖を挟んで
食べるお菓子が名物のようで、ガイドさんが買ってくれました。

アユタヤが有名なお菓子で、特に美味しい店だというお店に立ち寄りました。
ロティサイマイというらしいです。

クレープに綿菓子を乗せ巻いて食べる
この店が美味しいらしい

以上になります。

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