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アメリカ横断引越し日記 4日目 Amarillo TXからGallup NM

2010年8月23日月曜日 晴れ

今日はよく寝たと思ったが、やっぱり7:00におきてしまった。10:30に寝たので約8時間睡眠だ。

朝アマ―リロのPenskeの事務所に行ってみると、そこの人は何もできないというので、ホテルに戻り、電話。なかなかつながらない。

ようやくつながり40分後にエンジンをチェックに来るとのこと。
これはもう1泊することになるかもしれない。それか、午後遅く出発して、夜にFlagstaffの近くまで行っておくという手もある。

今はとにかく休むことだろう。
なぜか広い屋内プールがあるので運動に泳ぐのも良い。

結局250マイルくらい離れたNew Mexico州(注1)のAlbuquerqueにあるPenskeまで行くように言われ、調子の悪いエンジンのまま峠越え(注2)となった。
途中でエンストする可能性もあったので、携帯に30ドルプリペイドを入れておいた。どうなることやら。

New Mexico州に入ると、景色がいっぺんする。
Texasは見渡す限り草原がつづく感じだが、New Mexicoは潅木が草原に生えており、土の色も赤茶けている。
さらに土地の隆起がたくさんあり、日本の景色では香川の屋島のような段丘(注3)がそこらじゅうにある感じ。

本当にすばらしい景色。

カーラジオの音楽もメキシカンが増えてくる(注4)。

ようやくAlbuquerqueについたのは、Penske閉店の30分前(夕方5時)であった。
間に合わなかったらこの町のホテルに泊まって、明日の朝一でPenskeに来るはめになった。危ないところ。

結局、トラックは直らず、別のトラックと交換となった。荷物の入れ替えはやってもらった(注5)。

すべてが完了したのは20時で、ほぼ暗くなっていたが、Gallupまでは行こうと思っていたので、120マイルほど夜の高速を進み、22時にチェックインした。

トラックの調子はすこぶるよく、今までの苦労はなんだったのかという感じ。何はともあれよかった。明日あさってはゆっくり過ごすこととする。


メイン画像はアルバカーキ近郊の景色の良いところと思うが不明。記憶ではこんな感じの景色だったため借用(トリップアドバイザー提供)

(注1)ニューメキシコ州。州都はサンタフェ。私の世代では宮沢りえの写真集で有名ですね。貴乃花と宮沢りえが婚約を発表した頃です。

(注2)アルバカーキの標高は1800メートルなので、I-40を西に向かうと登坂が続きます。
さらに西に進んだフラッグスタッフは標高2100メートルで、コロラドと並び陸上選手が高地トレーニングする場所です。

(注3)正確にはメサあるいはピュートと呼ばれる台地状の地形。

(注4)ニューメキシコ州のヒスパニック・ラテン系の比率は全米1位の46.3%。白人は少数派という州です。

(注5)トラックのチェックの間、また荷物の入れ替えをやってもらっている間、3時間ほどPenskeの現場に立っているプレハブ小屋にいました。
現場作業員の休憩所といった風で、入れ替わり立ち代わり男たちが入ってコーラやコーヒーを飲みながら話をしてはまた仕事に戻っていきます。

折り畳みの長机にパイプ椅子で、日本の工場や建設現場にある休憩所とそっくり。
灰皿がないくらいです。タバコは当時から屋外で吸うルールになっていました。

2001年にシリコンバレーにいた頃にはすでに屋内タバコ禁止になってましたね。日本はどれだけ遅れていたのかという話ですね。

【コラム雑感】
安いモーテルと高いモーテルは何が違うの?

はっきり違いが出るところと違いが出ないところがあります。

1.安いモーテルによくあるパターン
①うるさい立地:線路沿いや高速道路沿いにあり、轟音がひびくときがある
②基本的に建物と部屋の内装、設備が古い:特に水周り、クーラー古い、じゅうたんが古い、古い部屋のにおいがする。
③設備が足りない:冷蔵庫なし、電子レンジなし、お湯を沸かす器具なし、コーヒーメーカーのみ
④アメニティーが貧弱:石鹸がいまいち、はぶらし髭剃りはない、バスタオルの生地の厚さ。安いところはペラペラ。
私はよく服を洗ってよく絞ったあと更にバスタオルと重ね合わせて絞る(乾きやすいので)のですが、強く絞るとピリッと音がして破けかける感じ。
⑤シーツに糊が利いていない:もしかして洗っていないのか?ときどき砂がある。
⑥家具とマットレスの質:ベッドのスプリングが効かなくなっていたり(真ん中が窪んでいて身体がすっぽりハマる感じ)、イスが壊れていたり、角の布がすり減っていたりする。
⑦ 朝食:ついてないか、あってもいまいち。
朝食のレベルはホットミールがあるかの差。よくあるのがワッフルを自分で焼く装置。これがあるとテンションが上がる。
本当に良いホテルだと、卵とベーコンの調理方法を聞いてくるパターン。給仕してくれる。
モーテルだとそれはない。

2.価格と関係なさそう(価格に関係なくある)
①部屋の広さ:安くても広いときが多々ある
②Wifi接続可:必ずついている
③氷、自販機、コインランドリー:モーテルの共有設備としてある
④コーヒーメーカー:おいしくないのと使い方がよくわからないのでで飲まないが、どんなぼろいモーテルでもある。
⑤テレビのチャンネル数:アメリカは地上波はなく基本ケーブルテレビで、料金によってチャンネル数が違う。どの安モーテルもフルコースのチャンネル数だった記憶がある。
⑥虫フリー:アジアの安ホテルとは違い、どんなに安いボロボロのモーテルでも蚊、ノミ、ダニになやまされることはない
⑦駐車場:どんなモーテルでも広い駐車場がある。田舎だと舗装されていない砂利の駐車場もあるが、価格とリンクしていない印象。
⑧モーテルの受付はインド人が多い。これは高めのモーテルでも同じ。なぜインド人が多いのかは不明。
他にインド人が多いイメージの職業としては、タクシードライバーとコンビニの店員。
ちなみにアメリカのコンビニの多くはガソリンスタンドに併設されてます。

今はだいぶ変わっているかもしれない。

大陸横断日記 所感2より一部引用

To be continued.


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