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温泉の資格のオススメは? 温泉資格マニアおじさんの体験談

何事も熱中しやすい性格で、見境なく温泉に関係する資格をとってきました。時間とお金をかける価値があるか人それぞれですが、私個人としては満足しています。
温泉資格のまとめ記事はたくさんありますし、こんな資格を取ったよーという記事もたくさんあるのですが、資格同士を比べたり、こんな風に取ると良いという話がなかったりするんです。
無いなら自分でまとめようと思ったのがきっかけです。
かなりの長文ですが悪しからず。


1. 温泉ソムリエ

新潟県の赤倉温泉で始まった資格が、主催者の遠間家元のバイタリティーとマーケティングセンスにより、全国版となり最も知名度の高い温泉資格となりました。
温泉ソムリエの成功が、他の資格を誘発し盛り上げていったと私は思います。

良いところ:
なんと言っても知名度。温泉の資格を持っているんですよと言うと、温泉ソムリエですか?とほぼ100%の人が返してきます。
テキストの充実度。カバー範囲/量共に圧倒的です。
温泉の成分分析に関しては、温泉ソムリエが一番しっかりやります。
家元は話が本当にうまい。他の講座でもよく講師になられているのですが、なにを話させてもうまいという印象しかありません。

いまいちなところ:
半日の講習で2万円台後半はお高め。

温泉ソムリエを取ろうかなと考えている方にオススメの取り方があります。他の資格と共同開催されている温泉ソムリエ講座を受けて下さい
なぜか、それは一度の受講で温泉ソムリエマスターになってしまうからなんですねー。ただの温泉ソムリエじゃなくマスターですよ!
オススメな組み合わせは、温泉観光実践士養成講座か温泉健康指導士とのセットです。
私はよく分からず2回も温泉ソムリエ講座を受け(一つはセットで受けたもの)、同じテキストが2冊あります。皆さまご注意あれ。

2. 温泉観光士

日本温泉地域学会が主催する資格。
知名度は温泉ソムリエに劣りますが、講義内容が素晴らしい。
温泉にまつわる各ジャンルのトップが全員集合したかのような一流の講師陣が、大学の授業のようなちょっと専門的な話をしてくれます。
これだけ内容の濃い講義を朝から夕方まで2日間にわたり聞けるのに、たったの1万円なので完全に持ち出しでしょう。講師陣も無償でやっている可能性ありです。

良いところ: 
繰り返しですが、講義の内容は全ての温泉資格の中でカバー範囲の広さ、専門性でトップと思います。
2日間で1万円という安さ。
以前は草津、別府、熱海といった観光地で開催するのが常だったため、交通費とホテル代を考えるとハードルが高かったんですが、今(2022年)は杏林大学の吉祥寺キャンパスで開催してくれるため、ハードルが下がりました。

いまいちなところ:
あえて言えば、テキストがそこまでしっかりしておらず、講義ごとに講師がレジュメを配る方式をとることもしばしば。ただ、この価格から言ってちゃんとしたテキストがあったらおかしいとは思います。
安易に資格をとりたいだけの人にとっては2日間みっちり講義を受けたり、最後にテスト(40問だった記憶)を受けるのは苦痛かもしれません。

3. 温泉観光実践士

温泉観光実践士協会が主催する資格。
全国の温泉地と東京or横浜開催をほぼ交互に行っています。
ここの特徴は温泉観光士が学術寄りなのに対し、実地の経験や取り組みをもとにした講義を混ぜてくるところです。開催地の観光関連の人を呼んできますし、講師も教授だけでなくライターや会社員もいます。
そのため、毎回新しい講師が登場し講義内容が変わるという特徴を持っています。リピート前提なんです。
料金は2日間で11,000円とお得です。

それと否定ではなく、商売っ気を感じます。温泉観光士と真逆です。
固定ファンを掴みネットワーク化するのが上手だなと思いました。
例えば、温泉観光実践士講座を3回以上受講すると温泉観光管理士に昇格し、5回以上受けると温泉観光診断士、7回以上で温泉観光管理診断士、10回以上で温泉観光永世診断士、15回以上で温泉観光カリスマ、30回以上で温泉観光永世カリスマと昇格していくシステムです。
他の工夫としては、初日の夜に懇親会を開催するところですかね。私も一度参加しましたが、年に一度同窓会的に集う仲間内の会という感じがしました。
逆に言えば、コアな温泉ファンは数に限りがあり、いかにその人たちを巻き込みながら盛り上げマネタイズするかが現状の温泉業界では大事なのだろうと思います。
私は地方開催の講座に泊りがけで参加し、どっぷりと輪に浸かりたいとおもっています。

良いところ:
2日で11,000円とお得。
地域観光に従事する最前線の方々の旬な生の情報を得られる。皆さん困難な障害を突破しようと創意工夫がすごいので、かなり勉強になります。地方再生とか地域再生にご興味のある方にはぜひ受けてほしいですね
あとは、懇親会でいろいろな温泉ファンと繋がれる。一度で覚えてもらえるかは分かりませんが、あなたに多少の図々しさと熱意があれば温泉業界のトップランナー達ともお近づきになれます。

いまいちなところ: 
逆説的ですが、また当たり前ですが、学術的ではありません。論文チックな情報や大学の講義のような内容ではありません。いやむしろそっちの方がいいだろという声多数かもしれませんね。
テキストもほぼありません。レジュメを配る感じです。配らないで投影だけのことも。でも、最新の旬の話が中心なので、テキスト形式に合わないこともまた事実です。
あと、地方開催に参加すると、交通費と宿泊費がかかるため、それなりの負担です。

4. 温泉観光アドバイザー

日本生活支援協会という資格試験を手広く展開している団体が行う資格です。
ここは他にも手芸、料理、ペット、健康、美容、住まい、植物に至るまで、ありとあらゆる趣味の世界を資格化するというありそうでなかったビジネスモデルを作ったようです。
ネット情報だけの判断ですが、温泉に全く思い入れがない団体のように私には見受けられましたので、他の温泉資格と同列に並べるのはどうかと思いましたが、資格は資格ですので記載します。

ちなみに私はこの資格も保有しています。

良いところ:
資格一つと考えれば安い。1万円。ただし何万円もする通信講座を取らなければの話(私は通信講座は受けていませんので質についてはコメントできません)
簡単、短時間でとれる。講義形式ではないので、元の知識があれば全く時間をかけずにでテストを受けて合格できる。

いまいちなところ:
この内容で1万円はないかなぁ。しかも合格証をもらうには追加料金を払わないといけません。ちなみに他の温泉資格で認定証や合格証の発行料を取るところは聞いたことがありません。
事務局にテキストはないのか問い合わせたところテキストは無いとの回答でした。過去問もありません指定の通信講座を受けてくださいと何万円もかかる講座に誘導してきます。
在宅試験なのでカンニングし放題。なんの知識もない人が、いきなり受けて、ネットで検索しながら答えて合格できる試験に価値があるのだろうか。

本気で温泉業界を盛り上げようと努力している人たちを見てきているので、人の開拓してきたマーケットに安易にタダ乗りするような行為には腹立たしさを感じます。
あくまでも個人的な見解ですので、受けたい人を止めるつもりはありません。私も持っていますし。

5. 温泉健康指導士

ここからはヘルスケア寄りの資格が続きますよー。
温泉健康指導士は日本健康開発財団の傘下にある温泉医科学研究所がやっている資格です。他に後で出てくる温泉入浴指導員や温泉利用指導者もここがやっています。

入浴方法でよくテレビに出てくる早坂教授(医学博士)が入浴方法について詳しく教えてくれます。なぜ教授が温泉医学を志すに至ったのかという興味深い話からスタートします。まさに、「人のゆく 裏に道あり 花の山」ですね。
私はこの資格を取る1ヶ月前に温泉入浴指導員の資格を取ったのですが、はっきり言ってしまうと、温泉健康指導士と内容がかなりかぶっており、かつ内容は入浴指導員の方が濃く高度です(あくまでも私が受けたときの印象)。
この資格を取りたい方は、温泉ソムリエとの共同講座を取ることをオススメします。別々に取るよりもかなり安く済みますし、温泉ソムリエのところに書きましたが、いきなりソムリエマスターになります

良いところ:
温泉医科学研究所の資格の中では安い方。それでも1日で16,500円です。
温泉というより、日々の入浴方法の改善につながるので、メリット大。
いろいろなデータ、例えば風呂で死ぬ人は交通事故で死ぬ人より多いとか、実際にはもっと死んでるかもとか(検死の時に溺死にせず病死にしがち)、浴槽に出入りする時転ぶのが一番事故率が高いとかうんちく話には事欠かない。あまり人に言う機会は無いんですけどね。みんなそこに興味ないので。

いまいちなところ:
やっぱり高いかなぁ。
温泉入浴指導員と中身が被ってる。

6. 温泉入浴指導員

日本健康開発財団、温泉医科学研究所がやっている資格です。
この資格は温泉資格の中ではこの資格の上位にあたる温泉利用指導者を除き、一番格が高いと言われています。
なぜか、それは厚生労働省が認可している資格だからなんです。国家資格ではありませんが、それに準ずるというイメージです。
具体的には、厚生労働大臣認定温泉利用プログラム型健康増進施設の認定要件として温泉入浴指導員の配置が義務付けられています
だから何?という感覚ですよね、ほとんどの人にとっては。
これは私も講習を受けて初めて知ったのですが、日本って温泉旅行の費用を健康保険適用できるんですよ。医師が温泉治療の必要ありと診断した場合だけですけどね。
でもって、健康保険適用になる施設が、さっき言った温泉利用プログラム型健康増進施設なんです。

私が受けた資格で一番みっちりやったのはこの資格です。
2日間にわたり12時間の座学と実習を受けます。さらには救命講習*も受け認定証がもらえます。参加者は10名ちょっとと少数なので、かなり集中します。講習内容は厚労省のお墨付きを得ている本物です。
*心肺蘇生法やAED使用方法を学ぶ
初日に健康学2時間、温熱生理学2時間、温泉医学3時間の座学、
2日目に”お魚のいるお風呂屋さん”としても有名な蒲田の黒湯の名湯「改正湯」を貸し切って入浴プログラムの指導実習と救命講習ですよ。まさに温泉マニアのつぼを突いてますよね。

http://www.kaiseiyokujou.com/

受けに来ている人はもう歴戦のつわもの達でした。温泉マニアの中でも上澄みが集まっていると思います。2日間で4万円近くもする講座をわざわざ受けに来るくらいの人たちです。遠くから泊りがけで来ている人もいました。
また、温泉マニアではないんですが、と遠慮気味に参加している看護系、介護系の方々も違う方面のプロなのですごかったですね。救命講習のとき看護師のキレッキレの動きにはほれぼれしました。

良いところ:
厚労省のお墨付きの資格はこれだけです。
中身の濃さ。実習と入浴に関するすべてを専門的なレベルまで掘り下げ、かつ少人数で集中して受ける講座。
持っている人があまりいない。奇特な温泉好きしか取らないような気がします。
受講後、貸し切りの改正湯に入れます。しかも私の時は、改正湯の水風呂の黒湯が、加水なし純度100%の温泉入浴指導員向け特別バージョンで仕上げられていました。透明度は指の第一関節まででしたね。

いまいちなところ:
受講料が38.500円と高い。

7. 温泉利用指導者

温泉入浴指導員の上位資格で、かなり厳しい受験資格要件があります。私は残念ながら受験資格はありません。私は学歴やキャリアが人に劣っていると感じることは余りなかった(自分で言うか?!)ですが、温泉+健康の世界にはこの分野のエリートがおり、一番下です。
この資格はまさにこの分野の最高峰であり、また日本の温泉資格の最高峰といえるでしょう。

■受講資格(下記いずれかに該当する者)
(1)保健師又は管理栄養士の資格を有する者
(2)4年制体育系大学(教育学部の体育系学科を含む。)及び医学部保健学科卒業者(卒業見込者を含む。以下同じ)
(3)看護師、理学療法士、作業療法士又は臨床検査技師の資格を有する者であって、4年制大学卒業者又は1年以上温泉利用指導に従事した経験のあるもの
(4)栄養士、准看護師、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師又は柔道整復師の資格を有する者であって、4年制大学卒業者又は2年以上温泉利用指導に従事した経験のあるもの
(5)体育系短期大学又は体育系専修学校(2年制以上)卒業者であって2年以上温泉利用指導に従事した経験のあるもの
(6)(2)に掲げる大学以外の大学(4年制)又は体育系専修学校(1年制)の卒業者であって3年以上温泉利用指導に従事した経験のあるもの
(7)5年以上温泉利用指導に従事した経験のある者
(8)健康運動指導士の資格を有する者
(9)(1)から(8)までと同等以上の能力を有すると厚生労働省健康局長が認める者

(一社)日本健康開発財団のWebsiteより

受講期間は8日間、開催は基本年1回。
1回の募集人員は16名まで。つまり年間16名しか誕生しないわけですよ!!これよりすごいのは私の知る限り中央競馬の調教師試験くらいですね。年間5名から8名らしいです。
受講料は今は書いていないですが、私の記憶では10数万円でした。これを自腹で受ける人が果たしているのだろうかという印象でした。

良いところ:
唯一無二、最高峰の温泉資格。
世の中に有資格者は200人くらいしかいないのではなかろうか。

いまいちなところ:
受験資格が厳しすぎる。大検みたいに受験資格ありと示せるテストとかしてくれないでしょうか。
8日間は長いし、10数万円は高い。普通の会社員はお盆や夏休みでもない時期に8日間も連続で休みは取れません(週末だけかもしれないけど)。

8. 温泉保養士(バルネオセラピスト)

福島県いわき市にある温泉保養士協会が行う資格。
以前はいわき市開催しかなく、期間も3日間だった記憶があります。中身の濃い資格として有名で、資格好き温泉マニアの中で、温泉保養士が一番タフだったという人に会ったことがあり、ちょっと腰が引け後回しにしていた資格です。

ある時ふと協会のウェブサイトを見ると、温泉保養士上級と、温泉保養プランナーの資格が追加されており、また開催地が横浜となっていたため、あとで出てくる温泉保養士上級を取りました。
バルネオセラビストはまだとっていないので、実態を分かっていません。

温泉保養士上級を受講した時に、3つの資格の関係性について説明があり、温泉保養士上級は温泉保養士の上位資格ではなく、補完関係にある資格だとのことでした。
確かに講座内容を見比べるとかぶっていないです。

申し訳ありませんが、この程度しか書けません。
本格的な良い資格であることは間違いありませんし、首都圏在住の方々には横浜開催になり取得しやすくなりましたので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

9. 温泉保養士(上級)

温泉保養士と同じ温泉保養士協会が行う資格。
私は最初同じ資格なら上級とついている方を取る方がお得だろうと浅はかな考えで受講しました。
講師の方々の熱意や野武士のような真剣かつ朴訥さに、資格の見た目や損得勘定で動くなんて自分はなんて浅はかな人間なのだろうかと恥じました。
この資格を取るまで色々な温泉資格を取って来ましたが、一番真面目で真剣な印象を持ちました。まさに道(どう)ですね。柔道とか剣道の道です。各講義を礼に始まって礼に終わる形式にしてますし、一風変わった感じがします。

私が受けた時はまだテキストが固まっておらず、元のテキストに加えプリント類を多数挟み込んだファイルを補足資料として渡され、講義を受けました。この辺も生真面目さを感じます。
座学を受け持つ先生と、実技を受け持つ先生の2名体制です。
内容はしっかりと詰まっています。

良いところ:
2日間でカバーする範囲が広く、中身も充実している。
真面目で質実剛健な雰囲気。

いまいちなところ:
生半可な気持ちで資格が欲しいから受ける雰囲気では無い。温泉ソムリエや温泉観光実践士のような軽い乗りの講座とは真逆です。また温泉観光士のように大学教授がアカデミックな感じで話すのとも違うので、好みは分かれると思います。

10. 温泉名人(温泉検定)


資格の中では一番新しいが、主催団体は昭和4年設立と非常に古い歴史を持つ日本温泉協会。ネーミングは温泉名人より温泉検定の方がよりパワーワードと個人的には思います。よく商標登録されてなかったですね。
この協会のウェブアドレスはspa.or.jpというこれまた最強のドメインです。
マニアックな温泉に関する書籍も出されています。私は故山村先生の「世界の温泉地」と「日本の温泉地」を購入しました。

温泉検定に合格すると日本温泉名人の認定証が授与されます。
受験料はテキスト代2000円を含め10,000円。
朝からみっちり講義を受け、最後テストに合格すると晴れて名人に認定されます。

9:30 受付開始、主催者挨拶、セミナー受講ガイダンス
セミナー1 温泉法学(50分)
セミナー2 温泉医学(50分)
休憩・自由昼食(60分)
セミナー3 温泉総論(50分)
セミナー4 温泉地学(50分)
セミナー5 温泉化学(50分)
セミナー6 温泉観光学(50分)
温泉検定 試験開始(60分)
18:00 試験終了・解散

第4回日本温泉名人認定試験「温泉検定」のご案内より抜粋

良いところ:
テキストが秀逸。190ページの大作で、温泉に関わる分野を幅広く網羅している。
かなり濃いが1日の講習で終わり、費用も1万円と手頃。ちょうど良いバランスに感じる。
ネーミング、主催団体からいって、温泉の資格では一番メジャーになり得ると予想している。資格試験はえてして最初簡単でだんだん難化する傾向があり、早く取っておくのに越したことはない。

いまいちなところ:
あまり思いつかないが、まだ有名ではなく知られていないところくらい。
恐らく歴史も信用もある協会なので、メジャーにしようとか有名になりたいというギラギラ感がなく、マーケティング下手なのだろうと思われる。

11.その他(その地でしか受けられない資格)

あえて取り上げなかった資格として、全国各地の温泉地で主催する温泉資格があります。

(1)スパリエ

2000年7月14日に山形県最上地方の4つの温泉地(赤倉、瀬見、草薙、肘折)が主体となり日本スパリエ協会が設立されました。独自にスパリエならびにスパリエマスター(温泉の達人)、スパリエ・インストラクター(温泉指南役)の資格を認定しています。(スパリエ協会のサイトから引用)

(2)温シェルジェ

温泉と観光の専門的な知識を兼ね備えた新しい熱海温泉郷の案内人として、NPO法人エイミックが創設。養成と資格認定を行っています。熱海で温泉観光士の講座が開かれるときに、セットで取得できます。私は熱海開催の温泉観光士講座を申し込んでいたのがコロナでキャンセルとなり取り損ねました。

(3)温泉療養指導士

長野温泉協会が主催する講習会で10日間に渡り長野県内で開催される。
カリキュラムを見るとかなり広範囲を長時間勉強するように見え、かなり歯ごたえがありそう。どういう人が受けているのだろうか。長野県の温泉施設関係者の自主的な勉強会なのかもしれない。

(4)温泉マイスター検定

平成18年2月に大分県が「温泉の魅力を世界に発信できる人材を育成する」ために大分県知事が認証する制度としてスタートしました。
その後、一時事業活動を中断していましたが、意義ある活動であり再開して欲しいとの声があり、各方面のご支持を得て平成26年3月から 特定非営利活動法人別府温泉地球博物館 が認定事業を継承、 同資格の普及および情報発信力の強化に取り組み、これまでに 約800名の認定者を輩出しています。(別府温泉地球博物館のサイトより引用)


12. その他(資格といえるかは微妙ですが。。)

(1)別府八湯温泉道:88か所のスタンプを集め名人に。私は道半ばです。

(2)九州八十八湯めぐり:八十八湯を制覇し憧れの泉人に。私は2782代泉人です

(3)珠洲温泉銭湯道:8湯で名人、11周して88湯で銘人、さらに88周で永世カリスマだそうです。私はやっていません。

(4)ひなびた温泉検定:ひなびた温泉研究所のサイトで50問中35問に正解すると研究員になれる。お金を払って研究員の名刺、カバン、タオルをもらえます。ひたすらゆるい雰囲気を出してます。私もついやってしまいました。書籍(日本百ひな泉)も買っています。

なおスタンプラリー系は除いています。野沢温泉、渋温泉、三瓶山温泉郷など。これはこれでやりがいがありますが、別分野ですからね(私のなかでは)。ましてや期間限定のものは言及さえいたしません。

他にも続々と資格が出てきていますが、私の独断で温泉資格ブームへの便乗系と判断したものはあえて触れていません。

以上お読みいただき大変ありがとうございました。また大変お疲れ様でございました。最後意地になって書いてしまいました。

温泉の楽しみ方が広がりますので、みなさまも是非、興味を持った資格から取っていただけると幸いです。


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