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バンドンで雨季はじまる【2024年9月】
去年の記録を見ると、雨季のスタートについて10月下旬にNoteの記事を上げています。
わたしの記憶では去年の9月はまだ雨はまったく降らず、乾燥して干からびていたはずなのに、今年は9月の2週目くらいから立て続けに雨が降っています。
わたしはクラスメイトに雨季が早すぎやしないかと聞いてみました。
すると、普通だ。Berがつく月は雨季なんだとのことでした。
SeptemberもBerがつく月だから雨季なんですね。
Berはブルと発音しますので、みんな「ブルブル」と言いながら寒くて震えるフリをし、Ber=ふるえる=寒い=雨季なんだと解説してくれました。
わたしは「去年は9月はまったく雨が降らず、10月の最後の方でようやく降り始めたじゃないか」と確認したところ、驚くべきことに誰一人として去年雨季がいつ始まったか覚えている人間がいませんでした。
そうだったかな?よく覚えていないな、といった反応です。
さすがインドネシア。
雨季や乾期がいつから始まるかなど、誰一人気にしていません。雨が降れば雨季、ただそれだけのこと。とても大らかです。
雨が降ると遅刻する、休む現象は相変わらず
そして、毎年恒例の雨が降ると遅刻し休む現象は、今年も健在でした。
最初にジャカルタに駐在したとき、雨だから休むと連絡があって驚いたことをまだよく覚えています。
カメハメハ大王の歌「風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みだ」は本当の話だったんだととても驚きました。当時書いていたジャカルタレポートにも、この時の話を書いたと思います。
これは怠けているのとは違います。
道が洪水になってふさがり通れなくなるのです。
そのためう回路を探し渋滞したり、あきらめて家に戻ることになります。
グラブやゴジェックも雨だとまったく捕まらなくなります。
バイクの運転手は雨が降ると雨宿りして運転しなくなりますので、めっきり数が減ります。
車の数は限られるのにバイクをやめて車にする人が増えるため、車もつかまりません。
日本だと雨の日はタクシーの運転手は稼ぎ時だと頑張りますが、インドネシア人は頑張ったりしません。いつもと同じか、雨だから休もうとなってしまいます。
わたしなら1.5~2倍の割増料金にして、バイクを走らせますけどね。
わたしはいつも通り授業の20分前には到着していましたので、先生からどうやって来たのか?と聞かれました。
わたしは歩いて学校に行きました。1.2キロくらいなので、問題なく歩ける距離です。
雨でグラブが捕まらないのは分かっていたので、最初から歩いて学校にいくつもりで準備しました。日本人クオリティーを発揮したというわけです。
もう何度も同じ経験をしているのに、対策を取らず同じ過ちを繰り返すことはしません。
インドネシア人はこういうことはしません。遅刻しないように早めに出ようとか、夜のうちに近くの友達の家に泊めてもらって朝いけるようにしようとか、そういう対策を取ればいいのに何もしないのです。
だって雨なんだから仕方ないじゃないかという訳ですね。
周りも許します。
先生も許します。遅れてきた生徒も、最初から出席したことにしてあげていました。
毎年同じ失敗を繰り返しているのに何も変えないというのは、日本人からすると考えられない怠慢ぶりなんですが、これがインドネシアです。
よくある誤解、東南アジアの雨は夕立のように夕方決まった時間に集中的に降る
わたしも誤解していました。
バンドンの雨は日本の梅雨のように、しとしと一日中降るときがあります。
そういうときは本当に面倒くさいです。
ちょっと待てば雨が上がりそうだとなれば待てばいいので気楽です。
そうじゃないと、雨のなか歩いて帰るしかないときもありました。
小雨でしたが、最大4キロずぶぬれで歩いたことがあります。
雨季は嫌いですが、フルーツの季節でもありますので、フルーツを楽しみたいと思います。
9月のマンゴーからスタートです。
明日の土曜日から3連休でボゴールにいます。
早速雨が降り続いていて、明日の温泉巡りがとても心配な状況です。