インドネシアに入国する 2023年8月15日 【準備から実際の入国まで】
2023年8月15日にジャカルタのスカルノハッタ国際空港に降り立ちました。
最後にインドネシアに来たのは2015年2月8日の記録がありますので、8年半ぶりです。
空港の様子は以前と全く変わり、昔の面影を一生懸命探しましたが、一つたりとも見つけられませんでした。
1.入国準備
インドネシアに行くのは久しぶりですので、必要書類を調べました。
在インドネシア日本国大使館のページがよいです。
ワクチン接種証明は不要になっています。
また、VISAも取得済みですので、Visa on Arrivalの手続きも不要。
税関申告書の電子登録と携帯電話等の機種登録(IMEI)が必要です。
入国の2日前からできるようになります。
私は8月15日入国なので、8月13日に手続きを行いました。
2.税関申告書(e-CD)とIMEI
昔は飛行機の中で細長い紙が配られ、そこにボールペンで記入して最後荷物検査して出国するときに渡す流れでしたが、今は事前にオンラインで申請し、QRコードを税関職員に見せるやり方に代わっているようです。
日本大使館のサイトにリンクがはってあるので、そこから飛びます。
また、記入の仕方も書いてありますので参考になります。
e-CDはフォーマットに打ち込んでいくと完成するようになっています。
書き方はそんなに迷わないと思いますし、いろいろ情報がありますので、ここでは書きません。
問題はIMEIです。
90日以上滞在する人は、IMEI登録をしておかないと使えなくなると書いてあります。
私はスマホは現地で買うつもりでないのですが、iPadとNote PCを持ち込むつもりでした。
使えないと困ると思いIMEI登録をしようとまずはiPadの登録から始めましたが、苦戦しました。
「あなたのIMEIはnot validです」という表示が出るのです。
IMEIを2つ入れていないからか(最近の機種は2種類あるようです)、数字の0ではなく英語のOの間違いかとかいろいろ原因を探りましたが、なんのことはない、SIMカードを入れるタイプではないからでした。
私のiPadはWiFiだけで通信するタイプにしたので、SIMなしです。
考えてみれば、SIMが使えなくなるとやたらに書いてあったので、最初からSIMがなければ使えなくても何も困らないんです。
IMEI登録をせずそのままCompleteにしました。
QRコードをもらえます。
これは最後税関で見せるのでプリントアウトしておきます。
3.日本出国
海外に行くのは2018年にオーストラリアとニュージーランドに出張して以来。
だいぶ自動化が進んだ印象。
旅行者が少ないからなのか、自動化が進んだからなのか、比較ができないのでよく分からないが、待ったり列に並ぶことなく手続が終わった。
4.インドネシア入国手続き
入国審査の場所までかなり歩かされます。昔の4、5倍広くなったようです。
ところどころ歩く歩道が止まっているところに、インドネシアらしいいい加減さが垣間見え、微笑ましいです。
入国審査の列はタイプ別にならぶ場所が異なります。
向かって右側はe-VOA (visa on arrival)の人が並んでおり、一番人数が多かったです。その左側にForeignerの列があり、たくさん並んでいます。
向かって左はKITAS保持者の列で、人数も少なく、進みも早い。一番ひだりに航空会社のクルー用とか、外交官用の列があります。
私は最初Foreignersのちょうど真ん中くらいの列に並んでいましたが、進みが遅く、挙げ句の果てに係の人が審査中の外国人を連れてどこかに行ってしまったので見切りをつけ、Foreignersの一番左端の列に並びました。
正解でした。
基本、KITAS保持者の列は暇なので、空くと「ちょっとお前来い」と言って、左端の列に並んでいる人を空いているところに連れて行ってくれます。なので、どんどん列が短くなるんです。
私の番が来て、大学から送られてきたVISAの書類3枚を渡しました。
すると、「何大学に行くの?」と聞いてきました。それ紙に書いてあるんだけどな、とおもいつつ、「ITB(イーテーベー)pak*(
パッ) 」と答えると、ナイスな大学だと言ってきました。また、何を勉強するのかと聞いてきたので、「MBA(エムベーアー)pak(パッ)」と答えるとまたナイスだと言ってきました。別れ際にもまたナイスと言われ、もしかしてこの人はバンドン工科大学出身なのかもしれないと思い、聞いてあげればよかったと後悔しました。
*bapakの短い系で、sirをつけるような感じで使う。ちなみに相手が女性であればbu(ブ)Ibuの短い系をつける。
パスポートには小さい白いシールが貼られています。
このシールには小さい字で2023年8月15日取得、2023年9月13日まで有効と印字してあります。
5.税関
eCDで事前にWeb登録してプリントアウトしたQRコードを見せます。
ピッとかざして終わりです。
え?X線の装置を通すとか、昔よくやっていたのはやらないのかと思い、これで終わりですか?と聞いたら、そう終わりと言ってきました。
拍子抜けでした。
昔の話で恐縮ですが、酒を基準より多く持ち込んだ入国者のスーツケースには白いチョークで印がつけられており、それを目印に「おまえちょっとそのスーツケースここに流せ」と言われ、X線装置を通して、その後開けさせられて没収される(あるいはお目溢しを願う)パターンでした。
日本人の間では当時チョークの跡があれば手で拭いて消せと言われていました。
6.昔の査証
ついでにインドネシアと関係ないですが、最初にシリコンバレーに駐在した時のE2ビザ
Duke Universityに留学した時のF1ビザ