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「これさえやれば売れる」という法則は本当にあるのか?
「これさえやれば大丈夫!」
インターネットでよく見るマーケティング関連のセミナーや講座のキャッチコピーです。そして、この手のものは賛否が真っ二つに分かれます。
一方は、「確かに、その通り!」とか「言われた通りやったらできた!」といった推奨コメント。もう一方は、「そうかもしれないけど、現実的にはムリ」とか「書いてある通りにやったのにできなかった、詐欺だ!」といったネガティブコメントです。
なぜ、同じことを実践したはずなのに、成功する人と失敗する人がいるのでしょうか?
そこで今回は、商品・サービスが必ず売れる!みたいな法則は本当にあるのかを検証してみたいと思います。
「これさえやれば売れる」という法則は存在する!
結論から申し上げると、「これさえやれば売れる」という法則はあります。そして、その法則は誰でも実践することが可能です。
では一体、何をすればあなたの商品・サービスが確実に売れるのでしょうか?それは、あなたの商品・サービスを欲しがっている人に売ることです。
そもそも、人は欲しくないものを売られても買おうとはしません。紅茶を飲まない人に「英国王室御用達のティーパックセットを買いませんか」と言っても買う気にはならないですよね。
もちろん、お付き合いというか義理で買う人はいるかもしれませんが、それに依存していたら商売は成り立ちません。ですから、大前提としてあなたの商品・サービスを求めている人に売るということにフォーカスする必要があります。
あなたの商品・サービスを求める人はどこにいるのか?
あなたの商品・サービスを欲しがる人は、リサーチをすることで見つかります。ただ、リサーチと言ってもどんなリサーチをすれば良いかわからないという人もいらっしゃるかもしれません。
そこで、僕がよく行うリサーチの1つをご紹介します。
はじめに、人が買う理由をカテゴリー別に分けてみましょう。
A:必要性
最初にご紹介するのは、必要性です。
人は生活のために必要だから!という理由で買うものがあります。いわゆるインフラ(衣・食・住)と呼ばれるものです。
ただし、ここでよく勘違いしてしまうのが、自分はTシャツを売っていて服は誰もが必要としているのに売れない!という考えです。確かに、Tシャツは生活に必要な衣(下着)に含まれますが、必要性で買う人は最低限の機能があって一番安いものを買います。
つまり、この場合のTシャツは、そのTシャツを売っているお店が他にないか、販売エリアで最も安い価格であることが売れる条件なのです。だから、この場合のTシャツが、デザインに凝ったものや特別な機能があるというなら、それはターゲットが異なる(必要にかられて買う人ではない)のです。
B:収集意欲
続いてご紹介するのは、収集意欲です。
収集とはコレクションを意味します。アイドルグッズ・ゲーム・フィギュア・本・カメラ・・・と数え上げれば切りがないですが、興味のあるものを集める人、すなわちマニアです。
マニアは興味のないものには全くお金をつかわないのに対して、興味のあるものにはとことんお金をつかいます。ですから、先ほどお伝えしたTシャツの例で言えば、アイドルグループの追っかけにアイドルグループの写真やロゴの入ったTシャツを売れば売れると言えます。
C:承認欲求
人が、ないと困るもの・集めることへの欲求に続いて欲しがるのが、承認欲求を満たすものです。これは「誰かに認められたい」とか「何か新しいことがしたい」という概念です。
ブランドもの・持ち家・エステ・ホテルのレストラン・最新のデバイス・・・など、これらは持つこと・利用することで周囲の人から「いいな」と思われたい願望が根底にあります。
例えば、あなたはエステティシャンだとします。そして、あなたの友人が若さを保ちたいと願っていてそれなりの収入があるなら、その友人はあなたのターゲットとなるのです。
D:投資
人が買う最後の理由は投資です。投資をする人には2つの気持ちがあると僕は思っています。
1つは何かしらのリターンを得たいという気持ち、もう1つは貢献したい気持ちです。ですが、いずれの場合も人生における欲求の多くが満たされていて、その余裕からする行動が投資と言えます。
アパート経営・仮想通貨・株・スポーツジム・習い事・・・など、基本的には金額の高かったり、毎月課金されたりするものがほとんどなので、収入の多い人がターゲットになります。
誰に何を売るのか?が明確なら必ず売れる!
このように、人が買う理由は大まかに4つのカテゴリーに分けることができます。そう考えれば、あなたの商品・サービスはどのカテゴリーに分類されるのかがハッキリすると思います。カテゴリーがハッキリすれば、誰に売れば良いのかターゲットが明確になりますよね。
僕の電子書籍はノウハウをお伝えしているものがほとんどですが、マーケティングやコピーライティングなど、ビジネススキルの占める割合が高いと言えます。そのため、僕の電子書籍のカテゴリーはビジネスインフラ(知識)なので、ターゲットはこれから起業・副業する人やビジネスを始めたけど思うようにいかないという人です。
つまり、ご紹介した4つのカテゴリーの中ではAの必要性に入ります。必要性は、最低限これだけやれば大丈夫!という機能重視ですから、低価格での提供が可能というわけです。
一方で、僕は7つの集客術というコンセプトでWEB集客のコンサルティングをしていますが、こちらは起業・副業でそこそこ上手くいっているけど次のステージへ上がりたい!という人が対象です。これは、4つのカテゴリーでDの投資に入りますから、それなりの金額をいただいています。
いかがでしょうか。
まとめると、これさえやれば売れる!という法則は、誰に何を売っているのかを明確にして、そのターゲットとターゲットの知人・友人に宣伝することと言えます。
これは僕の推測ですが、冒頭でお伝えした成功法則を詐欺呼ばわれする人は、ご紹介したリサーチが足りない気がします。僕だって、すべてのコンテンツが売れているわけではありません。
これまでに何ども失敗してきました。でも、専門家ってそういうものだと思うんですね。エジソンだってアインシュタインだって、実験を重ねた結果、後世に受け継がれる発明や理論を確立したのですから。
あなたも商品・サービスが売れない!と嘆く前に、市場でのポジションを見直してターゲットリサーチをやり直してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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![前田こうじ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/6284805/profile_fd432122bcce50bf7436c9420205bfe8.jpg?width=600&crop=1:1,smart)