それは違う！気に入らない！と思ったら「言い訳」じゃなく「反論」をしよう！

これからお話しすることは、あなたにとって不快なことかもしれません。なぜなら、ただの屁理屈に聞こえるかもしれないからです。なので、感情的な方はお読みにならないことをオススメします。記事を公開しておきながらおかしな話ですが、その辺りはご配慮いただけると幸いです。

それでは本題に入りたいと思います。

突然ですが、あなたは言い訳と反論の違いをご存知でしょうか？世の中では起こった出来事について責任を求められることがありますが、そのときに「これこれこういう理由だからこうなった」みたく言う人は多いと思います。ですが、起こってしまったことの理由を述べた時点で、それはすべて言い訳になってしまうのです。

僕も以前、こんなことがありました。ある男性と待ち合わせをしていたのですが、彼は時間にとてもうるさい人で１分でも遅れるとすぐにキレる性格でした。それがわかっていたのに、僕は運悪く乗った電車が人身事故を起こし、彼との待ち合わせに30分遅れてしまったのです。

当然、彼は大激怒し、僕は平謝りでした。

ただ、こうした場合、遅刻をした側には一般的に３つの選択肢があります。例えば、待ち合わせに遅れてしまい「どうして、あなたはいつも遅刻するの？」と怒り気味に言われたとして、そのときに返す言葉が次のA・B・Cのどれかです。

A「ごめんなさい、次からもっと早めに出て遅れないように気をつけます」と事実を認めて謝罪する。

B「だって仕方ないじゃん、電車が遅れたんだから！」と言い訳する。

C「何言ってるんですか？ちょうど約束の時間ですよ」と反論する。

常識的に、遅刻の場合はAの謝罪しかないと思います。でも、Bの言い訳をする人って意外と多いのではないでしょうか。

もちろん、電車の遅れで遅刻を責める人は少ないでしょう。でも、中にはそういう不可抗力も意識して早めに行動するのが常識だと思っている人もいるのが現実です。

もしかするとあなたは、Bは正当な理由なんだから言い訳にはならないのでは？と感じたかもしれません。しかし、待ち合わせに遅れた理由を述べた時点で、それは寝坊だろうが電車の遅れだろうが遅刻の事実は変わらないので言い訳なんですね。

いやいや、それはおかしい！と思う人もいるでしょう。でも、それがおかしいということは、極端な話ですが、人を殺した理由を正当化することと同じです。

それに、その待ち合わせがもし１億円の商談だったら、何が何でも遅れないように対策をとると思うんですよね。だって、電車が遅れて商談がパーになっても鉄道会社は保証なんてしてくれませんから。だから、僕なら前の日から待ち合わせ場所の近くのホテルに泊まって、寝坊しないようにモーニングコールも依頼して・・・みたく絶対に遅刻しないようにします。

こうして考えると、言い訳は自身の間違いを正当化しているだけなので、とてもみじめに感じませんか。

あなたの周りでも「だって・・・だから」とか「でも・・・だから」という人がいらっしゃいませんでしょうか。そして、その人の言い訳を聞いていると嫌気がさすことがあると思います。

ですから、いかなる場合でも言い訳するのはやめることをオススメします。

それでは、いよいよCの反論についてお伝えしていきますね。例に挙げた遅刻の話において、Cの反論は無理があると思うでしょう。確かに、遅刻をしておいて遅刻じゃないというのは、めちゃくちゃな話です。

でも、もうお気づきかもしれませんが、それが反論なのです。例えば、14時に待ち合わせしたのに、待ち合わせ相手が13時だと思っていて13時50分に着いたあなたを遅刻だと責め立てたら、あなたはおそらく反論するはずです。

つまり、言い訳は起こったことが事実であることを認めている一方、反論は事実が異なることを証明することなんですね。

そして、世の中で成功者と呼ばれる人たちは言い訳をしないと言われています。これは、事実を認めて謝罪するか、事実を証明するために反論するかのいずれかを選ぶということです。その方が潔さという点でイメージが良いですし、判断力が高く決断も早いと言えます。

いかがだったでしょうか。

今回は遅刻を例にお話しさせていただきましたが、世の中には理不尽なことが溢れかえっています。あなたも「それは違う！」とか「気に入らない」と思うことがあるでしょう。ただ、そういうときは決して言い訳することなく反論をしましょう。

言い訳はできない・やらない理由を述べるので、恥をさらしているだけです。

ダイエットを始めたけど続かないのは、スナック菓子を我慢できないから。英会話スクールに入ったけど英語が話せるようにならないのは、自宅で復習のリスニングをする時間がないから。

こうした事例があてはまる人には耳の痛い話だと思いますが、言い訳する暇があったら黙って行動するしか成功はないですよね。

ちなみに、この反論というのは実に使い勝手の良いツールで、夢や目標を叶えるときに有効活用できるのですが、それはまた別の機会に触れてみたいと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。