古民家合宿2022
夏合宿は、僕たちの実践する学習プロジェクトのなかで、最も学習効果の高いものだと考えています。
古民家を借りようと思ったのも、このプロジェクトを継続するためというのが当初の目的でした。
しかし、あまりに教師も全精力をかけるがために、夏にしか開催できないプロジェクトです。(以前は春や冬休みにやっていましたが、なかなか万全な体制で臨めないために夏に限定しています)
合宿をおこなうのはさまざまな狙いがあります。今回は、告知のみならず、合宿自体がどういう狙いで行なわれているのか、またそれによって子供がどう成長することを目指しているのかも、お話していきます。
合宿の狙い⑴「授業を受けるのではなく勉強のやり方を教える」
ふつう大手進学塾の主催する夏合宿といえば、各教科の解説授業を数時間受け、自習する。山中のホテルとはいえ、基本的に清潔に管理された施設内で学習に勤しむ。一方で、僕たちの合宿は、何をやりたいかも自分で考えプランニングする。
基本的には問題演習中心だが、わからないことがあったらオンラインで動画授業を閲覧することも可能だ。
学校や塾ではカリキュラムが決められ、その通りにしか進められない。
もう少し子供本位の順番で、あるいは子供のレベルに合った難易度でファシリテートすることができるはずだ。
合宿では、子供が何をしたいかを決めるところからはじめる。そしてそこから問題演習するのか、動画授業を受けるのか、質疑応答してほしいのか、対話しながらプランニングしていく。
僕としては、本当だったら学校もこうあるべきだというカリキュラムを合宿で体現したいという気持ちがある。
合宿の狙い⑵「自分で学ぼうとする」
子供に自習を促すと、そのまま放任していると思われがちであるが、そうではない。
僕たちは、毎日10時間、子供の勉強する姿勢や雰囲気を観察し、課題に気づいたら、その場でアドバイスして軌道修正させるか、そうでなければ別途対話の機会を設ける。
自習していると自分ではできていると思っていても、案外間違えているということも多々ある。そのようなことをできるだけ避けるために、対話し、効率のいい学習方法を見出し、合宿後に自力で勉強し続けられる基礎を身につけることが合宿最大の目的のひとつだ。
合宿の狙い⑶「感性と知性両方を鍛える」
自然環境のなか静寂のもと集中することは都市生活する子供たちにとって得難い体験となる。川で遊び、火に当たる。それ自体が彼らに貴重な非日常体験だろう。
合宿というと、新たな知識を十分にインプットすると考えられがちだが、生徒をホテルに缶詰にして勉強するというだけでは、彼らの感性は育たない。
勉強するときにも意外と感性が育っているかどうかがカギを握る。
自分のミスに気付くことができるか、言葉に敏感に反応できるか、そうしたことは本人の観察眼が育っていなければいけない。
だから、僕たちは自然体験を、彼らの日常にある学校の宿題や受験勉強にこそ生かしつつ、感性と知性両方を鍛えることを目指している。
自然のなかで、感受性が高まった状態で、勉強に対しても十分に観察しようとすれば、いつも以上に頭に知識が浸透するにちがいない。
感性を高め、知性を育むという相乗効果をもたらすために、里山の古民家で合宿をおこなっている。
1日のタイムスケジュール
タイムスケジュールは以下のような感じだ。
4:30 起床
5:00 学習開始
8:00 朝食
※参加メンバーの様子次第で早めることもあります。
8:30 学習再開
12:00 昼食
12:30 川遊び
15:00 学習再開
17:00 焚き火・夕食
18:30 音楽セッション・シャワー
20:00 就寝準備
20:30 就寝
動画でまとめてみたのでご参考までに。
募集生徒
対象:中学受験生・中高生
定員:10名
募集期間
10日間コース 8月5〜14日
5日間コース(前半・後半) 8月5〜9日/8月10~14日
夏合宿の料金など詳細は以下のpdfファイルに記載しています。
ご興味ある方は、以下までご連絡ください。
https://note.com/maedadaisuke/message
無料説明会
7月3日(日)20時半より古民家勉強合宿・ガールズキャンプの説明会をzoomで開催いたします。
参加される方だけでなく参加しようか迷っている方も是非ご参加ください。
説明会にご出席される場合は以下よりご連絡いただくか、前田に直接ご連絡ください。
https://note.com/maedadaisuke/message
○説明会タイムスケジュール
・合宿概要、古民家の紹介(10分)
・質疑応答(25分)
・まとめ(5分)
○質問について
質問を先に準備しておいてくれるとスムーズです。
当日チャットで送っていただけるとお答えしやすいです。
○当日必要なこと
お子さんと一緒にご参加されたほうがいいと思います。
また、お子さんだけ参加して、録画しておいて後で親御さんが確認するという手もありです。(もちろんその逆もあり)
レコーディングしたい場合はその旨当日お伝えください。