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【受験生必見!】大学受験の漢字の得点アップ方法

大学受験において漢字の習得は、志望校合格に向けて地味ながら重要な役割を果たします。
共通テストでも50点の評論文のうち10点分が、漢字問題のため1/5が漢字と決して看過できる配点ではありません。
逆に漢字を安定した得点源とできれば、ご自身の武器になることは間違いありません。
さぁ、この記事を読んで漢字問題に強くなってみましょう。

STEP1:志望校の漢字問題の出題傾向を確認しましょう!

まず、受験する大学や試験において漢字が出題されるのかを確認することが大事です。
高校1年生や高校2年生のうちは、そうしたことを気にせず、満遍なく勉強することがその後の「学力の総合力」につながるので、高校3年生であれば、こうした出題傾向をしっかりと確認しておくことが大事です。
確認してなかったけど、実際受験会場に行って問題を見てみたら、漢字問題があったなどということがないように注意が必要です。逆もまた然りです。

ひとまず以下3パターンにわけて考えてみましょう。

パターン1:漢字の問題が出やすい大学

志望大学の過去問を分析した結果、漢字の問題が頻出し、配点も高いと分かった場合、漢字学習は優先事項になります。
競争率が高い大学では、たった一つの漢字が合否を左右することもあり得ます。
漢字一つでの失敗は、後悔につながるため、しっかりと対策を立てましょう。
しかし、漢字学習だけを限定的にやるよりは、例えば、過去問を解いていて出てきた漢字問題でわからなかった問題をまとめておくなど、効率よく勉強することが大事です。
また、私のおすすめの勉強法ですが、その漢字の「意味・訓読み」や「熟語例」などを漢和辞典を用いて押さえておくことも大事です。漢字の語彙力の向上は、漢文での得点力アップに直結します。一つの動きで2度美味しい、そんな効率的な勉強を心がけてください。

パターン2:漢字問題がほとんど出ない大学

漢字問題がほとんど出ないか、配点が低いと判断される場合は、漢字学習に時間を割くよりも、より得点が見込める分野に集中することが賢明です。
ですが、共通テストなどで用いる場合があるので、その際はパターン3をご覧ください。

パターン3:共通テストで漢字力が必要

共通テストでは、国語200点中10点が漢字問題に割り当てられています。
80%から90%以上の得点を目指す場合は、この10点を軽視できません。
しかし、志望校の関係で、70%以下の得点で十分という場合は、漢字よりも読解や古文・漢文に焦点を当てることが推奨されます。
漢字問題を重点的に改善したい場合は、漢字過去問題の記事をご覧ください。

STEP2:文系・理系別の漢字学習

理系学生の場合

理系の私立大学受験生や国公立大学受験生は、国語の配点が比較的低い傾向にあります。
特に理系の場合、二次試験で国語が出題されることは少なく、共通テストにおける10点を稼ぐための漢字学習が主となります。
80%以上の得点を必要としない場合は、漢字学習よりも他の分野の学習が推奨されます。

文系学生の場合

漢字問題が直接出題されなくても、文系の学生には漢字学習が推奨されます。
日本史などの科目では、漢字を書けなければ解答に困るでしょう。
また、漢字学習は語彙力を増やし、現代文読解力の向上にも寄与します。そのため、文系学生は漢字問題が出題されなくても、ある程度の漢字学習が有益です。

STEP3:具体的な学習方法の実践

漢和辞典を用いた学習

上記の通り、おすすめの学習方法です。
過去問などで目にした漢字の「意味・訓読み」、「熟語例」などを漢和辞典を用いて押さえておきましょう。
漢字問題の漢字はもちろんのこと、文中で目にした漢字で「意味や訓読み」を聞かれたら答えに窮してしまうようなものも対象にしてください。
漢字の語彙力の向上は、漢文での得点力アップにも直結します。一石二鳥で国語全体の得点アップにつなげてください。
暗記より理解で覚えるため、長期的な知識としても定着しやすいです。
作業は大変ですが、結果的には効率的な勉強と言えると思います。

自分だけの参考書の作成

これは漢字だけではないけど、大学受験突破のポイントは「わからない問題をわかるようにする」ただそれだけです。
特に大学受験は、使用される参考書やテキスト、教科書などをそれぞれの教科・分野ごとに完璧にすれば、どの大学も基本的には合格できます。
なので、全体の必要知識に対して、どれだけ完成度を高められたかが大事です。
自分の苦手をしっかりと克服することが肝心なので、漢字についても「自分だけの参考書(=自分が間違えた問題集)」を作って、それを完璧にすることが大事です。
不安を明確化して潰していくことは、受験当日の自信にもつながるのでハイパフォーマンスが期待できるようになるでしょう。

実生活の中での使用

これは語彙力の向上になりますが、まず課されている問題の漢字がどの意味かわからないと同音異義語などの場合、勘違いしたまま回答してしまい、結果的にミスになってしまいます。
前後の文脈から該当箇所がどういう意味で用いられているのかわかるためには当然単体としての漢字力だけではなく、語彙力が必要です。
同級生や家族と話す際に積極的にその言葉を使ってみることで、自然と多種多様な言葉定着し、語彙力アップ、漢字力アップにつながるでしょう。

結論

受験生は自分が志望する大学の漢字に対する重要性を理解し、その上で最も効果的な学習計画を立てるべきです。
漢字学習は、ただの記憶作業に留まらず、言葉に対する理解を深め、読解力を鍛えるための重要なプロセスです。
本記事が受験生の皆さんの合格への道標となれば幸いです。

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